「まずはじめに、なにやら作者からの注意書きを預かっています」

「勿体つけずに、さっさと読めL-C05

「姉さん、私の名前はフィーアです」

「そんな事はどうでもいいんだ。 だから、さっさと読め」

「もぅ…えっとですね、この話は本来ならありえない人達が全員集合しているお話だそうです」

「まぁ平たく言うとだな、死んだはずの私がもう一度出てくるというわけだ」

「他にも、恭慈さんやラビさん、私の他の姉妹達も出てきます」

「でだ、この話は本編とは全く関係のない話だということを理解してから、先に進むといい」

「言葉使いにも違和感があるかもしれないとのことです」

「そういうわけだ。 まぁ、あの作者の作品だから許してやってほしい」

「では、本編スタートです」

 

 

 

 

 

 

 

雪降る夜の、奇跡

 

 

 

 

 

 

 

今世間はクリスマスムード真っ只中である。

そして、それはこの家も例外ではない。

「父様、リビングと玄関の飾り付けが終わりました」

「そうか、ご苦労だったな」

脚立を持って居間に入ってくるのはここの長女的な扱いであるフィーアである。

「母さん、買いだし終わったわよ」

「ありがとう、ノイン」

その後ろから現れたのは次女的扱いのノインである。

そして、この二人に答えたのがこの家の主である恭也と妻のフィリスである。

「料理の方は皆結構持ってきてくれるみたいだから、あんまり用意しなくていいのよね?」

「ええ、母様。 姉さんはああ見えても料理が上手いので味は保障できます」

「最初の頃は料理に対する冒涜を感じたけどね……」

フィリスの質問に、フィーアとノインは答える。

「恭慈さんは飲み物を持ってきてくれるそうだ。 考えると、俺たちは場所の提供だけだな」

苦笑して、恭也が言う。

「でも、皆で持ち寄って、という所がパーティーみたいじゃないですか」

それに対し、フィーアも笑いながら言う。

「お姉様の言う通りね。 そっちの方が何だか楽しいじゃない」

つられるように、ノインも笑いながら言った。

その時、ちょうどインターホンの音が響く。

「あら、誰か来たみたいね」

フィリスがそう言って、玄関へと歩いていく。

「多分、姉さん達かしら」

フィーアがそう呟くと、廊下の方からバタバタと足音が聞こえてくる。

「お姉様ぁっ!!!」

「お姉ちゃんっ!!」

そして、居間の扉が勢いよく開き、そこから現れた2人が一目散にフィーアに抱きつく。

「あぁぁぁぁぁぁ!!!! L-C06姉さんにL-C08姉さん、何お姉様に抱きついてるのよっ!!!!」

それを見た瞬間、ノインが大声でその二人を指差しながら叫ぶ。

「別にL-C09だけのお姉様じゃないでしょ」

真っ赤なロングへアーを揺らしながら答えるのはL-C06である。

「そうそう、それにL-C09はいつもお姉ちゃんといるんだからいいじゃない」

丸眼鏡をかけて、茶色のセミロングの髪をしたL-C08L-C06と同じように言う。

「ぐぬぬぬぬっ」

二人の言い分が的を射ているために強く言い返せないノイン。

「貴女達、人様の家で迷惑な事をしないの」

そして新しく5人の女性が居間に入ってくる。

「姉さんたち、いらっしゃい」

その女性達に、フィーアは笑いながら言う。

「随分と面白い状況じゃないか、L-C05

「そうですね、お姉様」

口端を吊り上げて笑いながら言うのはL-C01である。

そしてその後ろにいるのは薄紫のツインテールをした少女、L-C07である。

「あの、これが料理です」

フィリスに向かって持っている料理を差し出すのはL-C03L-C02である。

「ありがとう、早速用意するわね」

「手伝います…母上」

L-C02がフィリスにそういうと、フィリスは少し驚いた顔をして、でもすぐに笑顔になって頷く。

「私も手伝おう、母よ」

そう言って、L-C01も一緒に台所へと行く。

ここにいるL-C01達は皆恭也を父、フィリスを母と呼んでいる。

人間らしい扱いをしてくれるし、優しい。 それが、そう呼ばせるに足る理由であろう。

「親父殿、まずは招待してくれた事を感謝する」

L-C04が恭也に対して礼を言う。

「いや、そんなにかしこまるな。 皆家族のようなものだからな、いつでも来てくれて構わんぞ」

そんなL-C04を見て、恭也は苦笑しながら言う。

「むっ、そうか……ならば、そうさせてもらおう」

L-C04は頷いて、空いている場所に座る。

「もうっ、いい加減に騒ぐのは止めなさい!! L-C06! L-C08! L-C09!」

その目の前ではフィーアを巡って言い争いをしているL-C06L-C08、ノインに対して怒鳴るL-C03がいる。

L-C03姉さんの言う通りよ、皆普段は仲が良いんだから、喧嘩なんてしないの」

そして、フィーアも一緒になって3人に諭すように言う。

「だって、L-C09はいつもお姉様と一緒だけど、私達は滅多に会えないじゃない」

「そうだよ、だから今日ぐらい私達がお姉ちゃんに甘えたって良いと思うよ」

それに対し、L-C06L-C08が抗議する。

「それもそうだけど、今日みたいな日に一々喧嘩なんてしないの」

人差し指を立てて、ねっ、とL-C03が言う。

「そうね、普段構って挙げられない分、今日ぐらいは甘えてくれても構わないわよ」

フィーアは笑いながら、二人に言う。

「だからお姉様って大好きっ!」

「私もっ!!」

言って、L-C06L-C08はフィーアに抱きつく。

「あぁぁぁぁぁ!!!」

それを見たノインはまたしてもL-C06L-C08を指差しながら叫ぶ。

「ほら、ノインもおいで?」

そんなノインに、フィーアは笑いながら手招きする。

「わっ、私のほうがお姉様の事が大好きよっ!」

言って、ノインは空いているフィーアの腕の中に飛び込む。

「やれやれ」

ため息をついて、L-C03はフィーアの隣に座る。

そこで、またインターホンがなる。

「恭慈さん達だろうな」

そう言って、恭也が玄関へと歩いていく。

「フィーア、恭慈って誰?」

L-C03が隣でL-C06L-C08、ノインと遊んでいるフィーアに尋ねる。

「確か、父様の2番目の剣の先生だったと思います」

「親父殿の剣の師匠とな?」

それを聞いたL-C04がフィーアの元へとやってくる。

「ええ、母様からそう聞いたはずです」

フィーアが答えると同時に、居間の扉が開く。

「おやおや、随分と賑やかじゃないか、恭也」

声のした方を見ると、そこには優男のようで、その目は底知れない闇を孕んでいる男がいた。

そしてその後ろには銀色のショートヘアをした女が立っていた。

「しかも、皆さん女性ときたものだから、楽しそうじゃないか、恭也」

「恭慈さん……娘の姉妹達ですよ……何を考えてるんですか」

恭慈の言葉に、恭也は溜息をつきながら答える。

「お嬢様方、お初にお目にかかる、恭慈と申します。 以後、お見知りおきを」

紳士のように頭を下げ、恭慈は言う。

「恭慈の弟子であるラビ・シャルだ。 よろしくな」

言って、ラビも軽く頭を下げる。

「これはどうも、娘のフィーアです」

それに対し、フィーアも座りながらだが頭を下げる。

「噂に聞くより美人さんだね」

苦笑しながら、恭慈はフィーアに言う。

「恭慈さん、俺の目の前でフィーアを口説かないでください」

恭慈の後ろから、恭也は恭慈に向かって言う。

ちなみに、フィーアの隣にいるノインも恭慈を軽く睨んでいる。

「おやおや、別にそんなつもりはないんだけどねぇ」

悪戯に失敗したような子供のように笑って、恭慈は持ってきていたものを机の上におく。

「飲めるものは一通り持ってきたつもりだよ、ジュースからお酒までね」

恭慈の言葉の後、ラビも持っていた荷物を置く。

「後、私と師で軽く料理を作ってきた」

「ありがとうございます、恭慈さん、ラビさん」

そんな二人に、フィーアは立ち上がって礼を言う。

「いやいや、こんなパーティーにお誘いしてくださったんだ、それなりには持ってこないとね」

恭慈は笑っていい、空いている場所に座る。

その隣にラビも一緒に座る。

「お前達、運ぶのを手伝え」

そこに、両手一杯に皿を持ったL-C01がやってきてフィーアたちに言う。

その上には、皆が持ち寄った料理が乗せられている。

「判ったわ、姉さん。 ほらっ、行くわよ」

L-C03の言葉に頷き、フィーア達は料理を取りに立ち上がる。

「私達も手伝ったほうがいいかな?」

「いいえ、恭慈さん達はお客様なんですから、そのままでいいですよ」

立ち上がろうとする恭慈に、居間へとやってきたフィリスが言う。

「その通りだ、客人に手伝わせたとなれば、我らが父の顔に泥を塗るようなもの」

その後ろからやってきたL-C01も、恭慈に向かって言う。

「そうですか、ならばここはおとなしくしておきましょう」

言って、恭慈は座りなおす。

その間に、続々と料理が運ばれてくる。

「あぁ、ついでに私達の料理を入れるようなお皿をお願いできますか?」

「判りました」

恭慈の言葉に頷き、フィリスは台所へと戻っていく。

「これで一様最後ですね」

L-C03が片手にケーキの乗った皿と、恭慈に言われた大きな皿を持って入ってくる。

「そういえば、恭慈さんたちは何を作ってきたんですか?」

お皿をおいて、フィーアが尋ねる。

「私はザッハトルテさ。 オーストリアの有名なチョコ菓子だね。 後はラビが幾つか」

「はい、とりあえず、パーティーだという事で大勢で食べられるものをと、ピザなどを焼いてみました」

「本当ですかっ?」

ラビの言葉に、フィーアは驚いて声を出す。

「ああ、幸いにも大きい窯を使えたからそれなりには焼いてきたよ」

はにかむ様に、ラビは答えた。

「お姉様っ、私もいろいろ作ったんだよ!」

そんな中、L-C06がそう言いながらフィーアに抱きつく。

「私もっ、お姉ちゃん!!」

その反対側からL-C08もそう言ってフィーアに抱きつく。

「ちょっとあんた達!! やる事はまだ残ってるのよっ!!」

それを見たL-C07が二人に向かって叫ぶ。

その後ろでは言い遅れたノインがどこか複雑そうな顔をして立っているが……

「それにお前達…あれを、手伝った、というのには語弊があるとは思わんか?」

そこに、少し苛立った顔をしたL-C01がやってくる。

「なぁ、L-C02L-C03?」

そして、後ろで色々とテーブルに料理を並べたりしているL-C02L-C03に尋ねる。

その向こうではL-C06L-C08が言うな、というジェスチャーをしているが……

「そうだ…な。 あれは、むしろ邪魔していたんじゃない…か」

「ええ、L-C02姉さんの言う通りね。 お陰でまだあった筈の料理が少しは減っているからね」

尋ねられたL-C02L-C03L-C06L-C08を庇うわけもなく、思った事を言う。

そして、それを聞いてL-C01はそら見ろといったふうに二人を見る。

「家で何も、というかむしろ邪魔していた分、父と母の前でぐらい立派に働いて見せろ」

言って、L-C01はまた手伝いに戻る。

それを聞いて、シュンとなるL-C06L-C08にフィーアは優しく声をかける。

L-C01姉さんも、貴女達の事を思ってあんな事を言うのよ。 それに失敗なんて誰にでもあるわ、だから落ち込まないでね」

二人の頭を撫でながら、フィーアは言う。

「それに、L-C01姉さんだって最初の頃は貴女達とあんまり料理の腕は変わらなかったのよ」

おかしそうに、フィーアは言う。

「おいL-C05っ、余計な事は言わなくていいんだよ!」

その声が聞こえたのか、L-C01がフィーアに向かって叫ぶ。

「確かに、L-C01姉さんも最初の頃は酷かったわねぇ」

つられるようにして、L-C03も苦笑する。

「お前ら……姉を貶めて楽しいか?」

髪をかきあげて、ため息をついてL-C01が言う。

「そんな事はないわよ、ねぇL-C05?」

笑って、L-C03はフィーアに尋ねる。

「ええ、姉さんという成功例があるといっただけですよ」

尋ねられたフィーアも少し笑いながら答える。

「はぁ、もういい……」

またため息をついて、L-C01は座る。

その隣にL-C07が座り、さらに隣にL-C02が座る。

大きな丸いテーブルに皆が円になって座る。

時計回りに恭也・フィリス・フィーアが座り、恭也の対面ぐらいに恭慈とラビが座り、その隣にL-C01L-C07L-C02と座る。

で、ここで大きな問題が起きた……一部で。

「当然、ここは家族でもある私がお姉様の隣よね」

ノインが勝ち誇ったように言う。

L-C09はいつも一緒だからたまには私に譲ってよ」

少し頬をふくらませて、L-C08が言う。

「ここは姉である私が優先されるべきだと思うのだけど?」

そう言うのはL-C06である。

そして、3人はフィーアの隣を巡ってにらみ合う。

「姉さん、ここ空いてるんですけど座りますか?」

そんな中、台所からグラスを持ってきたL-C03に対して、フィーアが言う。

「えぇ、ありがとう」

言って、L-C03は何の躊躇いもなくフィーアの隣に座る。

「「「あぁぁぁぁぁぁっ!!!!」」」

それを見たL-C06L-C08、ノインの叫びが木霊する。

「五月蠅いぞ、お前ら!!」

そして、すかさずL-C01が叫ぶ。

「だって、L-C03姉さんが勝手にお姉様の隣に座るんだもん!!」

ノインの言葉にL-C06L-C08も頷く。

「あ!? そんな事で一々叫ぶな!!」

ガンを飛ばし、L-C01は言う。

そして、L-C01の足元には空の一升瓶が3本ほど転がっている……

「ねぇフィーア、あの娘はお酒を飲むといつもああなの?」

フィリスが隣のフィーアに尋ねる。

「いえ、姉さんは余りお酒を飲まないはずです……飲んでも、いつも一杯か二杯ですけど……」

「というか、いつの間に一升瓶3本も飲んだのよ……」

「私が、やっ…た」

L-C03の呟きに、L-C02が答える。

「姉さんが? どうやって飲ませたの?」

「姉上の胃に、直接中身をアポートし…た」

L-C02の答えに、L-C03とフィーアは驚く。

「宴会芸…だ」

真顔で、L-C02は言う。

「あのぅ、姉さん……L-C01姉さん以外にはやってませんよね……?」

恐る恐るといった感じで、フィーアは尋ねる。

「い…や、あいつにも…やっ…た」

L-C02が指差す方を見ると……

「うぅぅ、私なんて、私なんて……」

泣きながらお酒を煽り飲んでいるL-C07がいた。

「ちょ、L-C07! それ以上飲んだらっ!」

それを見たL-C03が慌ててL-C07を止めようとする。

「お゛ぁぁぁぁぁ」

そして、そのままL-C07はL-C03に抱きつく。

「きゃっ、ちょ、L-C07! どこ触ってるのよ!!」

聞いてるほうが赤くなるような場所を、L-C07は触っていた。

「賑やかだねぇ……」

恭也の対面で座っていた恭慈は、苦笑しながら言う。

「開始の挨拶もしてないのにこの状況とはな……さざなみ以上だ……」

ため息をついて、でもどこか楽しげに恭也は言う。

「皆が幸せに笑って過ごせる時間……そんな時間を、俺は護りたかったのかもしれない」

お茶の入ったグラスを傾けて、恭也は言う。

「そうですね。 でも、恭也はずっと護ってくれましたよ……少しは、悲しい思いもさせられましたけど」

「むぅ……」

悪戯っ子のように言うフィリスに、恭也は困ったような顔をする。

「だから、こうやって皆で笑顔で過ごせている事が、嬉しい」

笑顔で、フィリスは言う。

酒瓶を握り締めながら言い合うL-C01L-C06L-C08、ノイン。

泣きながらL-C03に抱きつくL-C07とそれを宥めるL-C02

恭慈と共に酒を酌み交わしているのはL-C04とラビである。

なにやら、内容は物騒だが……

フィリスはそんな皆を見て、溢れんばかりの笑顔を浮かべる。

恭也がいる、娘のフィーアとノインもいる。 その姉妹達も、恭也の剣の師である恭慈達もいる。

当たり前なようで、でも尊いそんな時間。

気が付けば、フィリスは涙を流していた。

「フィリス……嬉しい時は、笑えばいい……泣いていてもいい、皆フィリスの笑顔を、見たいはずだ」

そんなフィリスを抱き寄せて、恭也は言う。

「はい…恭也」

言って、フィリスは笑う。

「そういえば、フィーアはどうした?」

そこで、恭也が気づく。

先ほどまでフィリスの隣にいたフィーアがいないのである。

そして、恭也は家中の気配を探って見ると、外からフィーアの気配を感じた。

「ふぅ、準備完了です」

そこで、フィーアが居間へと戻ってくる。

「フィーア、どうかしたのか?」

「あっ、父様。 ちょっとした趣向を用意してみました」

はにかむような笑顔で言って、フィーアは居間のカーテンを開ける。

するとそこには……

「ほぅ……」

「綺麗ね……」

一面の、銀世界。

「ちょっと、でてみるか」

恭也の言葉にフィーアとフィリスが頷き、外に出る。

「一面真っ白だな……あの日を、思い出すよ」

恭也の言葉の意味に気づくフィリス。

恭也がフィリスの元に帰ってきた、あの日も……こんな、銀幕の雪世界だった。

「えいっ」

そんな事を思っていると、恭也とフィリスの背中に、雪が飛んでくる。

「えへへへへ、隙ありだよ、お父さん、お母さん?」

無邪気な笑顔を浮かべ、フィーアは言う。

それは、久しく見なかったフィーアの、子供の笑み。

ノインが来てからは姉らしく、大人らしく振舞ってきたフィーアが見せる、久しぶりの笑みだった。

「だったら、こっちだって。 えいっ」

そんなフィーアの笑みを見て、フィリスも笑いながら雪玉を作ってフィーア目掛けて投げる。

「あはははは、冷たいよお母さん!」

顔に少し当たって、フィーアはそう言ってフィリス目掛けて投げ返す。

「お姉様と母さん、楽しそうな事してるじゃない!!」

そこに、ノインがやってくる。

その後ろにはL-C06達もいた。

「そうね、このまま皆で雪合戦でもしましょうか」

フィリスがそういうと、フィリスとフィーアの元に別々に集まる。

そして、思い思い色々な人に向かって雪玉を投げる。

笑顔が、絶える事はない。

その日、高町家では笑いが絶える事はなかった。

この時間を共に共有出来た事に感謝をして、笑いあう。

「お父さん、お母さん!! メリークリスマスッ!!!!」

フィーアの笑い声が、木霊した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


あとがき

 

 

え〜、斜陽のクリスマスSSをおおくりしました。

フィーア「何とか期限に間に合わせたね」

もう駄目だ……しにそうだよ。

フィーア「とりあえず、これはifものなのよね?」

まぁ最初に言った通りね、死んだはずの恭慈とかL-C01が出てきてるし。

フィーア「ほのぼのあったかなクリスマスをめざしたみたいだけど、そうなったの?」

多分……

フィーア「次はお正月ね」

だから、ネタが思い浮かばないって。

フィーア「使えないわねぇ……」

うぅぅ、シクシク。

フィーア「では皆さんも、メリークリスマス」

メリークリスマス!!





メリークリスマス!
美姫 「って事にしといてあげるわ」
ぐぅっ!
と、とりあえず、夢の競演物語。
美姫 「もしかしたら、本当にあったかもしれないお話」
こらこら、そんなに湿っぽくならない。
こうして、賑やかなお話なんだしな。
美姫 「それもそうよね」
って、切り替え早すぎ!
美姫 「どうしろって言うのよ」
あ、あはは〜。
とりあえず、ありがとうございました〜。
美姫 「誤魔化したわね…」



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