『決闘少女リリカルなのは』





  なのは  LP:2800
  手札:3枚
  場:宝石姫ジュエリア
  魔法・罠:なし

  フェイト LP:1700
  手札:1枚(ギルフォード・ザ・ライトニング)
  場:混沌の黒魔術師 ・ 雷神官ウィルナ
  魔法・罠:伏せ1

 デュエルは続く。互いにエースモンスターを召喚しての攻防は一進一退。だが、実力の拮抗した二人だけにその均衡は危うく、何を切欠に傾くかも分からない。
「わたしのターン!」
 緊張に渇く喉に僅かに痛みを覚える中、三度目のドローフェイズにデッキへと手を伸ばすなのは。エース同士の対決なら、破壊耐性を得られる自分の宝石姫に分がある。ここは攻めるべきだ。
「手札から魔法カード《思い出の宝石箱》を発動。このカードは自分の場にモンスターが宝石姫ジュエリアのみの場合、発動することができる。自分の墓地に存在するJ(ジュエリィ)と名の付いたカードを2枚まで選択して手札に加える。その後、この効果で手札に加えた枚数だけ自分のデッキの上からカードを墓地に送る」
「そんな、サルベージとデッキ圧縮を同時になんて」
「うん、わたしもさすがにどうかと思う。まあ、この効果で墓地に送ったカードが墓地に送られた時に発動する効果は発動できないんだけど。わたしは墓地のJ・スタック・ガーネットとJS・旋風のプレアデスを手札に戻して、デッキトップから2枚を墓地に送るよ」
 これで手札は5枚。更に墓地に送ったカードのうち1枚は、除外することでバトルフェイズ中の魔法・罠の発動を封じることが出来る《ミラージュ・クリスタル》だった。
「S・双子座のポルクスを召喚して効果を発動。このカードが召喚に成功したターン、自分は通常召喚に加えて1度だけJ‐ジュエリィ‐またはS‐セイクリッド‐と名の付いたモンスター1体を召喚することが出来る。J・スタック・ガーネットを召喚。墓地の《ミラージュ・クリスタル》を除外して、バトルフェイズに入るよ」
「なら、わたしは墓地の雷神皇ボルティオスの効果を使う。このカードは相手のバトルフェイズに自分の場の光属性モンスター1体をリリースすることで墓地から特殊召喚することができる。蘇って、ボルティオス!」
 なのはの攻撃宣言の前に、フェイトの場から雷神官ウィルナが消え、再び稲妻を背負った王が姿を現す。相手ターン限定の自己再生効果。しかも、それだけではなかった。
「更にこの方法で特殊召喚に成功した時、自分のデッキから雷族モンスター1体を墓地に送ることでフィールド上のカード1枚を破壊する。デッキから《ライトニング・フェニックス》を墓地に送って、宝石姫ジュエリアを破壊。サンダー・レイジ!」
「させないよ。宝石姫ジュエリアの効果、このカードが他のカードの効果の対象になった時、自分フィールド上に存在するJ(ジュエリィ)と名の付いたモンスター1体を墓地に送ることで、その効果を無効にすることができる」
「そのためのスタック・ガーネット。しかも、これでまた、なのはの手札が1枚増える」
「そういうこと。スタック・ガーネットを墓地に送って、ボルティオスの効果を無効に。そして、スタック・ガーネットの効果で1枚ドロー」
「でも、これでジュエリアの戦闘破壊耐性を得る効果は使えなくなった」
 蘇った雷神皇の威光により降り注いだ雷は、姫に仕える宝石の魔術師の一人がその身を挺することで辛くも掻き消された。
 だが、フェイトの言うように、姫の強さは臣下に支えられてこその危ういもの。
 一人残った星の騎士が庇うように立ちはだかるも、二体の最上級魔術師の前ではあまりに無力だった。
「まだだよ。わたしは手札から即効魔法《ディメンション・マジック》を発動。ポルクスをリリースして、手札からJS・旋風のプレアデスを攻撃表示で特殊召喚。その後、混沌の黒魔術師を破壊する」
 フェイトのエースを呼び出した次元の渦が今度は彼女のエースを彼方へと追いやる。だが、なのはも魔法使い族デッキなら、寧ろ予想して然るべき展開ではあった。
 フィールドを離れた混沌の黒魔術師は自身の効果で除外される。ミラージュ・クリスタルの効果でバトルフェイズ中である今はセットカードを使えず、このままプレアデスのバウンス効果を使われればフェイトは丸裸だ。
 除外されたカードをスカートのポケットに仕舞いながら、いよいよ目前に迫った敗北のビジョンに表情を強張らせる。
「このまま決めたいところだけど、宝石姫ジュエリアのこの効果を使ったターン、わたしが特殊召喚したこのカード以外の効果モンスターの効果は無効になるんだ。だから、プレアデスのバウンス効果も使えない」
「そうなんだ」
「うん。正直、ここまでやっても削りきれないのは悔しいけど、それだけフェイトちゃんが強いってことなんだよね」
 言葉とは裏腹に、そう言って、はにかむなのはの表情は何処か嬉しそうだった。きっと、まだこのデュエルを続けていられる。
 なのはにとって、ここまで全力全開で戦い続けられたのは初めてのことだった。だから、叶うならもっと続けていたい。
 胸に熱く奔るものを感じながら、なのはは自分のターンを進める。無論、目指すは勝利の二文字のみだ。
「行くよ、まずは宝石姫ジュエリアで雷神皇ボルティオスを攻撃。ディバイン・シューター!」
 幼い姫君が掲げた右手の周囲に七色の魔力弾がそれぞれ一つずつ出現し、彼女が手を振り下ろすとそれらが蘇ったばかりの雷神皇へと殺到する。
「続いて、JS・旋風のプレアデスでダイレクトアタック!」
「まだだ。わたしは墓地の雷神皇の効果を発動。相手の直接攻撃宣言時、墓地のこのカードをゲームから除外することで、自分のデッキからレベル4以下の光属性モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚することが出来る。《カイザー・シーホース》を特殊召喚!」
 勝負を決めるはずの一撃は、間一髪現れたモンスターによって阻まれた。しかも、その攻撃力はプレアデスを上回る1700だ。
「攻撃を中止して、メインフェイズ2に移る。カードを1枚伏せて、ターンエンド」
 ミラージュ・クリスタルの妨害効果は既に失われた。そして、次のターンにはプレアデスの効果が復活する以上、セットカードを発動するならここしかないわけだけど、フェイトちゃんはどうするかな。
「なのはのエンドフェイズに発動、永続罠《闇次元の解放》。ゲームから除外されている自分の闇属性モンスター、混沌の黒魔術師を攻撃表示で特殊召喚する。そして、混沌の黒魔術師の効果で墓地の魔法カード、禁じられた聖杯を手札に」

  なのは  LP:2800
  手札:1枚
  場:宝石姫ジュエリア ・ JS・旋風のプレアデス
  魔法・罠:伏せ1

  フェイト LP:1700
  手札:2枚(ギルフォード・ザ・ライトニング/禁じられた聖杯)
  場:カイザー・シーホース 混沌の黒魔術師
  魔法・罠:闇次元の解放

 挑むように見据えるなのはに、フェイトも応えてセットカードを翻す。発動したのは、一回戦でも使用した帰還カード、闇次元の解放だった。
 更に再びプレアデスの効果を封じるべく、混沌の黒魔術師の効果で墓地の禁じられた聖杯を手札に加える。なのはの手札に妨害手段がなければ、これだけでも牽制になる。
 後は彼女がプレアデスの効果発動を躊躇っているこのターンの間に、厄介なあのカードを可能な限り無力化することができれば……。
「わたしのターン、ドロー……」
 疲れを振り払うようにデッキへと手を伸ばし、引いたカードを確かめると、フェイトはメインフェイズ1を飛ばしてすぐさまバトルフェイズへと入った。
「バトル、混沌の黒魔術師でJS・旋風のプレアデスに攻撃!」
 まずは混沌の魔力で厄介な効果を持つ星団の名を冠した騎士を次元の彼方に追いやる。フェイトのそのプレイングに、観客の間にざわめきが走った。
 彼らの多くはダブルコストモンスターであるカイザー・シーホースと混沌の黒魔術師をリリースして手札のギルフォード・ザ・ライトニングをアドヴァンス召喚するものだとばかり思っていたのだろう。
 そうすれば、ギルフォード・ザ・ライトニングの効果で全体破壊した後にダイレクトアタックで勝利できる。手札の禁じられた聖杯がなのはにプレアデスのバウンス効果を躊躇させている今が好期なのだ。
 しかし、ここで問題となるのが彼女の場に伏せられたカードの存在だった。なのははまだ、このデュエルが始まってから一度も蘇生効果のあるカードを使っていなかった。
 場に複数のモンスターを揃えなければならないシンクロデッキに於いて、墓地からの特殊召喚を行う《リビングデットの呼び声》を入れていないということはないだろう。それに、フェイトは見ていた。
 先程ミラージュ・クリスタルと一緒に墓地に落ちたダイヤモンドの大盾を構えた少女。あのカードがある限り、単騎での直接攻撃が通ることはない。
 これらの壁を突破し、フェイトが勝利をもぎ取るには、このターンだけではどうしても手が足りなかった。
「混沌の黒魔術師が戦闘で破壊したモンスターは墓地には行かずゲームから除外される。メインフェイズ2に移って、手札から禁じられた聖杯を発動。対象は混沌の黒魔術師」
「えっ、あ」
「これで混沌の黒魔術師はフィールドを離れても除外されない。わたしは、混沌の黒魔術師とカイザー・シーホースをリリースして、手札から《ギルフォード・ザ・ライトニング》をアドヴァンス召喚する」
 フィールドに稲妻が走り、大剣を携えた戦士が降り立つ。その刀身には既に雷撃のエネルギーが纏われており、何人たりとも押し留めることは叶わなかった。
「ギルフォード・ザ・ライトニングの効果。このカードがモンスター3体をリリースしてのアドヴァンス召喚に成功した時、相手の場のモンスターすべてを破壊する。ライトニング・サンダー!」
 解き放たれた雷が宝石の姫を貫き消滅させる。この時、会場にいた何人かが幼い少女の断末魔を聴いたというが、真相は定かではない。
「でも、1:1交換ならバトル前にカイザー・シーホースだけをリリースして出しておいて、バトルで相打ちにしたほうが良かったんじゃ……」
「そうすると、手札のこのカードが腐っちゃうから。《マジック・プランター》を発動。闇次元の解放を墓地に送って、2枚ドローします」
 そう言って、対象との関係が立たれて場に残り続けていた永続罠カードを墓地に送ると、フェイトは新たに2枚のカードをデッキから引き抜いて手札とする。
「なるほど。それで、いいカードは引けた?」
「まあね。わたしはカードを1枚伏せて、ターンエンド」
「じゃあ、今度はわたしの番。フェイトちゃんのエンドフェイズに永続罠《リビングデットの呼び声》を発動して、墓地の宝石姫ジュエリアを攻撃表示で特殊召喚するよ」

  なのは  LP:2800 → 1400
  手札:1枚
  場:宝石姫ジュエリア
  魔法・罠:リビングデットの呼び声

  フェイト LP:1700
  手札:1枚
  場:ギルフォード・ザ・ライトニング
  魔法・罠:伏せ1

  ・混沌の黒魔術師
  ATK:2800 → 3200

 状況は相変わらず膠着したまま、なのはの4ターン目を迎える。ライフポイントの差こそ逆転されたが、お互いにエースモンスターの一撃で吹き飛ぶ数値である以上はそのこと自体に意味はなかった。
「わたしのターン、ドロー」
 緊張に滲んだ額の汗を服の袖で拭ってから、デッキへと手を伸ばす四度目のドローフェイズ。微かに震える指先に掴んだカードを確認すれば、そこにあったのは凛々しくも優しげな笑顔を湛えた一人の少女騎士の姿だった。
「このカードは自分の墓地にJ(ジュエリィ)と名の付いたモンスターが2体以上存在している場合、自分フィールド上の宝石姫ジュエリア1体をリリースして特殊召喚することができる。姫騎士ジュエリアを攻撃表示で特殊召喚!」
 散っていった臣下の想いを胸に、無垢なる姫は今自らの意思で剣を取りて戦場に立つ。なのはが掲げたカードをディスクに差し込むと、姫の周囲を七色の燐光が囲み、その姿を成長させていった。
「宝石姫ジュエリアの上位モンスター。それが、なのはの切り札なんだ」
「行くよ、姫騎士ジュエリアでギルフォード・ザ・ライトニングに攻撃。マテリアルブレード!」
「リバースカードオープン、即効魔法《突進》。これでギルフォード・ザ・ライトニングの攻撃力をエンドフェイズまで700ポイントアップする。迎え撃って」
 金色の長髪を靡かせ、白銀の軽甲冑を身に纏った姫が七色に煌く刃を携えて駆ける。その姿態もただの少女だった頃から僅かに成長し、危うい魅力を感じさせるものへと変貌を遂げていた。
 対する雷の力を操る戦士は魔力ブースとを受けてこれを迎え撃つ。互いに力を増しての激突はまったく拮抗した3500となった。
「まだだよ。姫騎士ジュエリアが戦闘で破壊された時、このカードを特殊召喚するためにリリースし、自分の墓地に存在する宝石姫ジュエリア1体を効果を無効にして攻撃表示で特殊召喚することができる。これはバトルフェイズ中の特殊召喚だから、宝石姫ジュエリアは攻撃することができる」
 相打ち。だが、剣を、鎧を砕かれ、元の幼い姿に戻されようとも、姫は諦めず勝利へとその手を伸ばす。
「宝石姫ジュエリアでフェイトちゃんにダイレクトアタック。ショート・バレット・リバイバルシュート!」
 伸ばされたジュエリアの手の平から七色に耀く魔力が放たれ、フェイトへと向かう。この攻撃が通れば、なのはの勝ちだ。
「手札の《バトル・フェーダー》の効果を発動。相手の直接攻撃宣言時、このカードを特殊召喚してバトルフェイズを終了する」
 鐘が鳴る。何処からか重く響いた不気味な音に、宝石の姫君が躊躇うように伸ばしていた手を下ろす。それと同時に既に放たれていたはずの魔力も霧散し消えてしまった。
「決まったと思ったんだけどな。カードを1枚伏せて、ターンエンド」

  なのは  LP:1400
  手札:0枚
  場:宝石姫ジュエリア
  魔法・罠:リビングデットの呼び声・伏せ1

  フェイト LP:1700
  手札:0枚
  場:バトル・フェーダー
  魔法・罠:なし

 何とか凌いだ。だが、そう何度もというわけにもいかないだろう。
 攻撃の無力化や威嚇する咆哮といった一般的な防御カードはフェイトもデッキに入れているが、この局面でそれらを都合よく引けるとも思えない。
 縦しんば引けたとしても、これ程気迫に満ちた相手を前に守勢に回って果たして耐えられるものだろうか。
 予感があった。
 勝つにしろ負けるにしろ、おそらくこれが自分のラストターンになる。ここまで死力を尽くして戦い抜いたフェイトにとって、どちらの結果になろうとそれはきっと納得のいくものだろう。……だが。
「わたしのターン、ドロー!」
 勝ちたい。自分と同い年の強者を前に、ただその一心で自らの分身たるデッキへと手を伸ばす。そこには疲労による諦めも、一切の妥協すらもなく、少女は、幼い決闘者はただただ勝利への渇望を満たさんとする。
「手札から《命削りの宝札》を発動。手札が5枚になるまでデッキからカードを引く。5ターン後にわたしはすべての手札を捨てないといけないけど、ここまで来たらもうそんなの関係ないから」
 このターンで終わりにする。決意も露にそう言うと、引いたカードを1枚1枚丁寧に確かめながら手札へと加えていくフェイト。
 なのはの場には攻撃力2800の最上級モンスターと伏せカードが1枚。更にこちらの直接攻撃宣言時に墓地から特殊召喚可能な守備力2400の盾まである。
 長らく続いた膠着状態を打破し、フェイトが勝利を収めるための一手。それは……。
「よし、これなら……。わたしは、手札から装備魔法《早すぎた埋葬》を発動。ライフを800ポイント払い、墓地の混沌の黒魔術師を攻撃表示で特殊召喚して、このカードを装備する。そして、混沌の黒魔術師の効果で墓地の死者蘇生を手札に加えて発動!」
 墓地へと降り注ぐ蘇生の光。既に三度目となるその導きにより、フェイトの墓地から1体のモンスターが彼女のフィールドへと蘇る。
「ギルフォード・ザ・ライトニングを攻撃表示で特殊召喚。更に墓地の死者蘇生を除外して、手札の《マジック・ストライカー》を攻撃表示で特殊召喚。最後に《ツインブレイカー》を召喚して《巨大化》を装備。自分のライフが相手より少ない場合、装備モンスターの攻撃力は元々の数値の倍になる」
 瞬く間に埋められたフェイトのモンスターカードゾーンを見て、なのはの頬を冷や汗が伝う。わざわざ早すぎた埋葬を使ってまでライフ差を逆転させたのは巨大化を使うため。
 そして、ツインブレイカーには守備表示モンスターを攻撃した際に攻撃力が守備力を上回っていれば相手ライフにその差分のダメージを与える効果がある。
 シールド・ダイヤモンドを出したところでこれに攻撃されれば貫通ダメージで800、マジック・ストライカーの直接攻撃と合わせてなのはのライフを削りきることができる。
「まずはマジック・ストライカーでなのはにダイレクトアタック。このカードは相手に直接攻撃することができる」
「っ、……なら、その直接攻撃宣言時に墓地のJ・シールド・ダイヤモンドの効果を発動。このカードを守備表示で特殊召喚する」
「攻撃を続行。続いて混沌の黒魔術師で宝石姫ジュエリアを、ツインブレイカーでシールド・ダイヤモンドを攻撃!」
「発動、通常罠《ガード・ブロック》。戦闘ダメージを0にして、1枚ドローする」
「効果により、混沌の黒魔術師と宝石姫ジュエリアは共に除外される。これで最後。ギルフォード・ザ・ライトニングでダイレクトアタック。ライトニングクラッシュソード!」

  フェイト LP:1700 → 900
  ツインブレイカー ATK:1600 → 3200

  なのは  LP:1400 → 800 → 0
  フェイト:win



  あとがき
 今回はなのはVSフェイトの決着編。そして、これにて序章に当たる《全日本アマチュアデュエリスト選手権・東海地区予選編》も終了となります。
 途中に出てきた謎の人物とリニスのデュエルや、忍の準決勝。そして、フェイトと忍が戦うはずの決勝戦がどうなったのかは、次回に少し触れたいと思います。
 次回からは少し時間が進んで春休み明けからのお話になります。相変わらず遅筆なので次がいつになるかは分かりませんが、気長にお待ちいただけると幸いです。
 では、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
  * * * 登場オリカ設定 * * +*
 ・宝石姫ジュエリア
 効果モンスター
 星8/闇属性/魔法使い族/ATK:2800/DEF:2600
 効果 : このカードは、自分フィールド上に「ジュエリィ」と名の付いたモンスターが表側攻撃表示で存在する限り、戦闘では破壊されない。
 また、このカードが他のカード効果の対象になった時、自分フィールド上に存在するJ(ジュエリィ)と名の付いたモンスター1体を墓地に送ることでその効果を無効にすることができる。
 宝石姫ジュエリアのこの効果を使用したターン、自分フィールド上に存在するこのカード以外の特殊召喚された効果モンスターの効果は無効になる。

 ・思い出の宝石箱
 通常魔法
 このカードは自分の場にモンスターが宝石姫ジュエリアのみの場合、発動することができる。
 自分の墓地に存在するJ(ジュエリィ)と名の付いたカードを2枚まで選択して手札に加える。その後、この効果で手札に加えた枚数だけ自分のデッキの上からカードを墓地に送る。
 この時、墓地に送ったカードの効果を使用することはできない。

 ・雷神皇ボルティオス
 効果モンスター
 星8/光属性/魔法使い族/ATK:2800/DEF:1200
 効果 : このカードは通常召喚することはできない。相手のバトルフェイズ中に自分フィールド上に表側表示で存在する光属性モンスター1体をリリースすることで、墓地のこのカードを特殊召喚することができる。
 この方法で特殊召喚に成功した時、自分のデッキからレベル4以下の雷族モンスター1体を墓地に送ることで、フィールド上のカード1枚を破壊する。
 また、相手の直接攻撃宣言時に墓地のこのカードをゲームから除外することで、自分のデッキからレベル4以下の光属性モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚することができる。

 ・姫騎士ジュエリア
 効果モンスター
 星10/光属性/魔法使い族/ATK:3500/DEF:2800
 効果 : このカードはこのカードの効果以外で特殊召喚することはできない。
 自分の墓地にJ(ジュエリィ)と名の付いたモンスターが2体以上存在する時、このカードは自分フィールド上に存在する宝石姫ジュエリア1体をリリースすることで手札から特殊召喚することができる(この特殊召喚は無効にされない)。
 このカードはカードの効果では破壊されず、相手のコントロールする魔法カードの効果を受けない。
 このカードが戦闘によって破壊された時、このカードを特殊召喚するためにリリースし、自分の墓地に存在する宝石姫ジュエリア1体を効果を無効にして特殊召喚することができる。
  * * *   * * *



遂に決着か。
美姫 「本当に良い勝負だったわね」
だな。手に汗握る攻防だった。
美姫 「最終的にフェイトの勝利になったけれどね」
なのはもよくやったよ。
美姫 「本当にね。次は春休み明けの話になるみたいだけれど」
どんな話になるのか、次回も待っています。
美姫 「待ってますね〜」



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