とらいあんぐるハート×リリカルなのは


設定です
ディードとの話なんですけど、えらい難しいんで短いかなぁと思ったり
恭也は25歳です……他思いあたらないです
恭也は平行世界から来てしまった人で、帰れないって設定です
ギンガたちとは知り合いです。一応陸士してる
けど、機動六課には参加してません









『ディードの受け入れ先』









 更生プログラムを受けて、そのあとどうするかって選択はほとんどなく
 そこはそれで、管理局のどこかって事で受け入れてくれるところなんて早々無い
 勿論、周りの皆も無かった
 ただ、私ことディードは運が良かったのか、何故かすぐに受け入れ先が見つかった
 というより、その引き取ると言った人の奇特さに驚いた

「まぁ、入ってくれ」

 部屋の中は綺麗で……というより、簡素
 陸士だとは聞いてるけど、本当に最低限のものしか置いてないみたいだ
 でも、管理局が何の監視もなく私を外に放り出すのだろうか?
 疑心暗鬼というのは可笑しいけど、その人は私に興味を持ったって言っていたけど
 まさか! 体とか?

「ゆっくりする場所とかあまり無いが、まぁ、俺はあまり帰って来ないから自由に使ったら良い」
「えっ!?」
「驚くことか? 君はすでに牢屋に居たようなものだったから、ほぼ自由で大丈夫だと判断したんだ
 直接は周りの人だが、ギンガさんも頑張ってたんだぞ」
「えと、それはそれで分かりましたけど、どうして私を?」
「ああ。そのことか……大した理由じゃないんだが、二刀を使って戦うと聞いたから」
「ええ。そうですけど」
「俺も二刀を扱うから、ちょっと戦ってみたいとかいう理由だ」
「本当の所か?」
「オモシロそうだから」

 この人、良い人だ。でなかったら、こうやって言えないと思うから

「まぁ、これは禁則事項で言っちゃあいけないんだがな」
「ぷっ」
「ん? どうした?」
「いえ。なんか楽しい人だなって」
「ああ。そうか? まぁ、よく分からないが、しばらくは一緒に居れるし、何でも相談してくれ
 ああ。その代わり、うちにはこ〜、なんだかんだでやってくるはた迷惑な子供たちが居るから」

 そういって、しばらくは家の説明や話をしている……テーブルとかないって言われて
 色々聞いてると、自分の世界にあった日本という国伝来のものだそうだ
 チャイムがなって、中に入ってくる人たち!!!

「おおおおおおおおお、お兄ちゃん!!!」
「なんだ、平行世界の妹よ」

 高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、更にヴィヴィオと呼ばれる聖王の器

「女性を部屋に引き込むなんて!」
「そうですよ」
「うー?」

 私にとっては驚きなんですけど

「まぁ、あれらプラス数名がはた迷惑な子供たちだ」

 20歳だったか、その人たちをはた迷惑な子供たちと言えるこの人は立派だ
 たしか、徽章とかもあちらが上だろうに……全く気にしてない

「ヴィヴィオいらっしゃい」
「パパ〜」

 ……うわっ、むちゃくちゃぴったり当てはまる
 確かに、しっかりしてるところはしっかりしてるし、ゆるいところはゆるい
 だからこそ、こう、ぴったりと当てはまってる

「恭也さん、聞いてるのですか?」
「そうだよ、お兄ちゃん!」
「あの〜」
「「なにっ!!?」」
「ひぃぃっ!」

 怖い……コワイ

「こらこら二人とも、そんなにらみつけてやるな。とても純粋な人なんだから
 この人はディードさん。俺が引き取った人だよ。娘にあたるのかなぁ?」
「えと、一応形式上では、ディード・不破です。私としてはヴィヴィオさんがパパと呼んでるほうが問題かと」
「俺のことは自由に呼んで良いぞ」
「そうさせてもらいます、お父様」

 そういうとヴィヴィオさんがこちらを見て

「お姉ちゃん?」
「そうなりますかね? ご自由に呼んでくださって良いですよ」
「ディードお姉ちゃん」
「はい」

 座ってるので、そのまま抱きつかれる
 お父様はのんびりと座ってそんな様子を見て、二人の方に視線をやってる

「で、お兄ちゃん、どうして此処にいらっしゃるのかなぁ?」
「どうしてって……面白そうだったからだ。それに、食事に潤いが欲しいからな」
「……それなら、私が作って」
「って、フェイトちゃん!」
「なのは、これは重要なことなんだよ」

 何がなんだか、よく分からないけど……楽しそうだ

「これは何時ものことなのか?」
「今日は、お姉ちゃんが居るから、ママたち元気」

 そういう問題なんだろうか? まぁ、私がどうこう言った所で火に油を注ぐというものらしい
 お父様はこちらを見て、手を振る
 ヴィヴィオと私が小さく移動すると、すぐさま横にたどり着く

「とりあえず、料理とかは作れるとギンガが言っていたし、頼んで良いか?」
「それくらいなら構いませんけど……あのお二方が怒ってるのですけど」
「そっちは、ヴィヴィオ」
「なぁに〜」
「此処で喧嘩はいけないと説いてくれ」
「うん。喧嘩はメーだよ!」

 ママたちこと、高町なのはとフェイト・T・ハラオウンは大人しくなる
 でも、フェイトはお母様にも当たる人なんだけど、ちょっと困る
 まぁ、実際にはお母様では無いといえば無いけど、近いものがある
 静かになりました。というよりも、お父様に至ってはのんびりとしています
 私は料理を作ってます。フェイトさんが手伝いに来てくれました

「ありがとうございます」
「ううん、良いんだけど。恭也さんにそんな権力無いはずなのに、誰が連れてきたんだろう?」
「本人曰く『ギンガさんが頑張った』って」
「何時知り合ったんだか」

 お二方とも知り合いということは、お父様って結構な階位をお持ち?

「お父様」
「ん? なんだ」
「お父様の階級を聞いても良いですか?」
「ああ、構わないが……聞いて驚け、三等陸士だ」

 …………耳の機能が停止してしまっていたみたいですね

「もう一度聞いて良いですか?」
「ああ。三等陸士だ」

 ……さんとうりくし……三頭リクし
 三頭陸士、三等陸士!!!!

「は? えええええええ!!!」
「驚いてるところ悪いが、教会騎士と双剣という二つの名を聖王教会から貰ってる」
「ちょっと待ってくください。単なる三等陸士が私を受け入れるというか
 その前の二つ名も、えええええっ!」

 いや、で、でも……

「お姉ちゃん、パパの凄いのはね、魔力が最底辺しかないことなんだって」
「…………そ、そうなの」

 言葉を失う。最底辺。記憶が確かならFランク
 そんな者が、教会から騎士と二つ名を貰ってるのか?
 何か表彰されることがあって、それで色々受け取ったのだろう

「護衛って儲かるからなぁ。ついでにちょろっと年金を貰ってるだけだけどな」
「カリムから教会に来ないかって誘いが着てますよね?」
「そうだった気がする」
「あの〜、それって相当凄いことじゃありません?」
「凄いことなんだけどね……お兄ちゃんの場合、護衛とか得意だから
 聖王や管理局の上に居る人たちは重宝してるんだよ。しかも、陸士からあがらない理由が……はぁ〜」
「あの」
「試験が面倒だからな。なんであんなの受けなくちゃならないんだか」

 うわ、めちゃくちゃな理由だ……というよりも、そんな試験が嫌いだからって理由で
 給料とかも変わるだろうに

「恭也さん、料理できましたし、机の上開けてください」
「もう空いてるぞ」

 本当ですね。私もお手伝いしたいところですけど

「いきなり俺の料理っていうのも引けるからな……男の料理より美味しいものの方が良いだろ」
「お兄ちゃん、サボりすぎだよ……料理できるくせに」

 高町なのはの言葉が確かならそういうことになるな
 お母様もしたく終えてしてるし……私の作っていたのに手を加えて出してくれてるし

「きゅー」
「ん、火影どうした?」

 小さなリスみたいな小動物が来ていた
 と、ふいにお父様を見ている

「おなかすいたのか……そういえば、お前一杯食べてたから、もう良いかと思って一日忘れてたぞ」

 そういって、ポケットから小さな種みたいなのを差し出すと、ぽりぽりと食べ始める
 その様子は可愛い。どこから出してるのかよく分からないですよ

「こいつは、火影だ。一応オスで俺がこちらに来たときに飼うことになった
 野生だったんだが、いつの間にか付きまとうようになったんだ
 仕事中でもたまにくっついてくる活発な子だ。まぁ、ほとんどケージに入れるがな」

 それでも連れて行ける余裕があるのが凄い……

「よろしくね、火影」
「きゅ」

 これからは同じ部屋に住むから

「ところで、先ほど気になったのですけど、勤続何年でしたっけ?」
「ん、かれこれ6年ほどだが」
「一度も昇進せずですか?」
「する必要が無いからな」

 いや、無いって

「昇進したらしたで、それだけ色々事務仕事が増える。面倒だ」

 面倒の一言でこの人は生きてるのですか? なんか、お父様像がガラガラと壊れていきます
 そういえば、ギンガさんが言ってましたね
 『まぁ、ちょ〜と規格外の人だけど、良い人であるから。あ、後、恭也さんは私が狙ってるから狙わないでね〜』と

「じゃあ、私を受け入れるのも事務仕事増えるんじゃあ」
「ん? ほとんどはギンガさんが『そんな恭也さんが受け入れてくれるなら安心です。
 もう事務仕事なんてこっちでパパーっと終わらせますよ』って笑顔で引き受けてくれたから」
「ギンガめ」
「なるほど」

 二人ほど怖いです。ヴィヴィオがとても純粋に白く見えます

「ま、食べよう。その後また少し説明するから」
「はい」

 その日はにぎやかに過ぎていった。といっても、人数の多い夕飯って感じ
 皆、元気だし大丈夫なんだろうけど




 夜、お父様が鍛錬に出るから一緒にって言われて振っているのを見て、私も真似る
 といっても、体を動かしてるなら私もって所だ……一緒に木刀を振り回してる
 体を解しながら戻ってシャワーをって事で入らせてもらう

「って、こらぁ! 此処で脱ぐな! 脱衣所で脱いでくれ」
「え?」

 ああ。脱いだら見えちゃうからか

「気にしませんよ」
「良いから、これからは気にしろ!!」

 全く見ずに言うので、とりあえず羞恥心だったかなぁ
 でも、こっち狭いから使わないのだと思ってた……着替えはあるから、それらを持っていく
 脱衣所に入ると、部屋から、お父様とギンガさんの声が聞こえてきた
 にぎやかというより、ちょっとした話し合いみたいだ



 出ると、お父様はため息をついていた
 みだりに男性に肌を露出しないようにって注意された……確かに、それもそうだと思う
 なのはさんたちは帰ってるので布団をしいておく
 ベットもあるけど、どちらがどちらを使うか知らないし

「ああ、ありがとうって、ディート、髪の毛乾かしてないのか?」
「あ」

 そういえば乾かすようにって言われていた気がする

「ちょっと待ってろ」

 そういって、お父様が私の髪の毛を梳きながら乾かしてくれてる
 気持ちが良い……今まで無かったこと。男性にされたのは始めてだ

「あふ」
「眠いのか?」
「すみません、少し」
「ま、構わんさ……さて、これで良いだろう」

 結われた髪があった。朝にばらばらになるからだな
 ギンガもにたような事言っていたし




 そして、私はお父様との生活が始る。でも、私は知らなかった
 お父様の非常識な攻撃と動き、更に、感応できても反応できないという事があることに
 惹かれる心……お父様は私をどう思いますか?









 あとがき
 すみません、ディードがどういうキャラなのか微妙に分かりにくいために
 こんな風になってしまいました……自分で言うのもなんですけど
 結構笑えるネタになったのうと苦笑いです
 でわ、今回はこれで〜ノシ
 失敗だなぁと反省orz







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