『TRIANGLE HEART BEAT 〜三人目の『不破』の物語〜




第四話 −REVEAL THE BACKGROUND

 

恭也たちがイチたちを連れて翠屋につくと、まだ営業時間内だったため客が結構のこっていた。

しばらく普通に客として時間をつぶすことにしてアルバイトのウェイトレスの娘に桃子を連れてくるようにつげて大人数用の席に着くと早速恭也が一番聞きたかったことをイチに問いただす。

「で、イチ。お前は俺たちとどういう関係なんだ?」

その奇妙な質問にみんな(友人なんじゃないのか?)という顔をして恭也を見つめる。

イチは皆のその表情がをみて、

「まさか、恭也は僕の事を友人ですらないといいたいのかい?」

と皆が思ったとおりの事を口にして、あろう事か目を伏せて泣きまねまでしてみせる。

「はぁ、お前わかっててやってるだろ。俺が聞きたいのはお前が不破とどういう関係なのかということだ。」

その質問に今度は美由希が、えっ、という表情をする。

「恭ちゃん、どういうこと?お兄ちゃんって恭ちゃんの友達じゃないの?」

「それがな...まあ話せば長くなるんだがとにかくとおさんが俺に残したノートの中に不破を極めるならイチにまた会え、といったようなことが書かれていてな。文面からするに何か重要そうだったので急いで探したというわけだ。」

その言葉にイチが一瞬だけ驚いたような顔になるがそれには誰も気づかない。

ほかの皆は恭也の口調が真剣そのものだったので黙って話を聴いている。

美由希も驚いてはいたが真相を知ることが先決と思ったのか先を促すように口を閉じる。

「それで?いったいどうい...「きゃー!もしかしてイチ君!?いやー久しぶりね!元気だった!?」...かあさん今大事な話をしているんだが?」

「そんなのあとよ、あと。それともなに?自分は5年間も忘れたまま連絡もとろうとしなかったくせに母親に再会の挨拶もさせない気?」

その一言に痛いところをつかれて恭也は押し黙ってしまう。

そしてかわるようにイチが席を立って桃子に近づくと頭を下げつつ

「桃子さん、お久しぶりです。まったくあの頃のままでお変わりないですね。」

「まあこの子ったらこんなおばちゃんにお世辞いっちゃって。そういうことをしれっというところも相変わらずね。だけどどうしたの?こういっちゃなんだけどその髪、かなりオタクくさいよ?ってゆーかあなた髪の毛銀色まじってなかった?」

「「あ!」」

マシンガントークをつづける桃子セリフの中の一言に恭也と美由希が思わず声をあげる。

「そうだよ、お兄ちゃん!その頭!なんかしっくりこないと思ったよ。」

「そうだな、雰囲気に気づけなかったのは俺の鍛錬不足だが、外見の面で言われてみればお前は変わりすぎだ。なんなんだ?その目が完全に隠れるほど無駄に長くて後ろも三つ編みでも着そうな髪の毛は?」

イチの髪の毛は確かにかなり長く、雰囲気や気配でそれとわかる恭也たち以外が以前に知り合いだったとしても同一人物には見えなかっただろう。

「そういえばアニキ。もう恭也さんたちも思い出したんだし、その格好してる意味ないだろ?」

高町家三人の会話に口を挟んだのはケイだった。

イチはといえば本当に残念そうな顔でため息をつきながら自分の頭に左手を置く。

「あーあ、この格好も結構板についてきたところだったんだけどなぁ...」

そうぼやくイチにわけの分かっていない恭也たちが声をあげる。

「ちょっとまて、どういうこ...」

いい終わらないうちにイチは自分の髪の毛を掴むとそのままゆっくり前に引きおろす。

「「「「「「「「え?」」」」」」」」

そこには今まで頭に乗っていた長髪を左手に握った、銀交じりの黒髪の青年が立っていた。

「...ウィッグ...」

「...ってゆーか...」

『...かっこいい!......』

周りの女性客からそんなため息が漏れる中、当事者である恭也たちは唖然として声が出ない。

「やっぱそっちのほうがアニキって感じだな!」

「そうかな?ってゆーか何で皆かたまってるんだろ?」

「やっぱ気づいてなかったんだな。アニキ、役者にでもなったらどうだ?恭也さんたち完全に騙されてたみたいだし演技力はかなりのもんだと思うぞ?」

「いや、演技だけじゃみてくれはカバーしきれないよ。って早く戻ってきてくれないかな?恭也、美由希ちゃん、みんな?」

その呼びかけにようやっと反応したのはやはりウィッグ装着時のイチを一番見慣れていなかった桃子だった。

「いやー、ようやっとしっくりきたわ!やっぱりそれでこそイチ君よねぇ!それに相変わらずの鈍感っぷりと人の騙しっぷりはたいしたもんだわー!さっすが恭也が憧れてまねしただけのことはあるわねぇ。」

「え?ちょっと桃子さん?」

桃子の発言に反応した女性陣を代表して忍が口を開く。

「恭也のこの性格って狼村君がモデルなんですか?」

「ううん、性格じゃなくて...人としてのあり方?とでもいえばいいのかしら。要するにイチ君は恭也の嘘吐きの師匠みたいなもんなのよ。ついでにその鈍感さもまねしちゃったみたいだけど。」

「僕そんなに鈍感かなぁ?それより桃子さん、あれはなのはちゃんですか?」

にやにやしながらここぞとばかりに恭也にいやみを言う桃子をイチがやんわりといなしながら、その目線を先ほどからこちらをみている小さな女の子のほうに向ける。

そこには買出しからかえってきてウィッグをはずしたあたりから完全に出るタイミングを逃してしかたなく様子をうかがっていたなのはとフィアッセがいた。

イチはゆっくりとそちらに歩み寄るとかがんで目をなのはと同じ高さまでもっていき、緩やかに微笑みながら

「大きくなったね、なのはちゃん。覚えていないだろうから自己紹介させてね。君のお兄ちゃんのお友達で狼村一太郎といいます。」

「あ、は、はい!高町なのはですっ!」

「なのはちゃんがまだ赤ちゃんのころ、よく家に来てたから始めましてじゃないけど、これからよろしくね。」

「は、はい。こちらこそよろしくおねがいしますっ!」

「なのはちゃん、そんなに固くならないで、ね?」

あまりにガチガチになってしまっているなのはの頭に手を置きながら困ったように笑うイチをみてなのははさらに赤くなってうつむいてしまう。

「あれ?やっぱり知らない男の人は怖いかな?ごめんね、頭にさわったりして。」

あやまってなのはから手を離すとなのはは今度はそれを名残惜しそうにみあげる。

「ん?どうかした?」

「あ、は、はい。な、なんでお姉ちゃんはお兄ちゃんって呼んでるんですか?」

気づかれてしまった照れ隠しに先ほどから思っていた当たり障りのない疑問でごまかすなのは。

しかしイチはそうとは気付かず真剣に考えている。

「うーん、なんでだろうね?...なんで?美由希ちゃん?」

結局自分では結論に至らなかったのか本人に聞くという一番手っ取り早い方法をとるイチ。

「え、あ、それは...恭ちゃんのことは前から恭ちゃんって呼んでたし...あの頃は士郎とおさんと一緒に鍛錬ばっかりしてたからかわりに面倒見てくれていたお兄ちゃんのほうが『お兄ちゃん』って感じだったからかな?」

「なるほど...たしかに考えてみれば妹二人ともイチにまかせきりだった気がするな。かあさんもパティシエ修行の真っ最中だったし...考えてみればあのままイチがとどまり続けたら俺はなのはにさえ兄として認識されていなかったかもしれん。なのはですらかあさんよりもイチになついていたかもな。」

「「あ、あははははは」」

「つまりお母さんは赤ん坊のなのはを預けて修行していたのですね?お兄ちゃんもなのはより鍛錬だったのですか?」

「あうう、ごめんなさい...」

「...すまない。」

と少しばかり家族の絆に亀裂がはいりかけたところでいままでなのはの後ろにいながら忘れられていたフィアッセが声をかける。

「まあまあ、三人ともいまはとっても仲良しなんだからいいじゃない。それにしても恭也の友達のイチってやっぱりあなたのことだったのね。」

「ええ、そうだったんですよ。お久しぶりですね、フィアッセさん。」

「...ちょっとまって狼村君、あなたフィアッセさんとも知り合いなの?」

またまた飛び出す新事実に今度は亜子が口を挟む。

「うん、一度オーストラリアで会ってるんだ。」

「実はそうなのよ。むこうでCSSのお仕事があったときに私もママについていったんだけどそこで...そういえば彼女はどうしたの?」

『彼女!?』

フィアッセの一言にいままで聞き耳を立てていた翠屋の女性客となぜか美由希、晶、亜子、そしてさらになのはとケイまでが声をそろえて叫ぶ。

「お兄ちゃん彼女いるの!?」

「イチさん付き合ってる人いるんですか?」

「狼村君どうなの!?」

「はにゃ〜...えと、その...」

「アニキ、俺も初耳だぞ!!?」

「...僕も初耳だよ...まあ心当たりがないわけではないんだけど...」

「え?じゃあクローウェルさんのところの婚約者っていうのは?」

『婚約者!?』

「...違います。まったくあの人たちは...みなさんが何でそんなに驚いてるのかは知りませんが僕は彼女だの婚約者だのを持った覚えはありません。彼女と僕がつりあうわけないじゃないですか。」

「...どこかで聞いたようなセリフだけど...じゃあクローウェルさんがいってたのは?」

「なぜか彼女のご両親に気に入られていつの間にか勝手に言い出してたんですよ...それよりも皆さん、お客様ほっといていいんですか?それにあそこからおねえさんがこっちをにらんでいらっしゃるんですが?」

『あ゛!!!』

高町家の面々がふりむくとそこには炎のようなオーラをまとって満面の笑みを浮かべている松尾さんが配膳用の銀のお盆を完璧に四つ折に曲げて立っていた。

というわけでイチに完全にはぐらかされた形で話を終え、とりあえず松尾さんの怒りを納めるべく、間近に迫った閉店時間まで全員で手伝うことになったのだった。

 

そして翠屋はなんとか無事閉店時間を向かえ、パーティーの準備もすぐに整う。

暫く手伝っていた恭也と勇吾、イチとケイを一目見ようと短時間の口コミでかなりの女の子が集まったことは言うまでもない。

恭也はもともと翠屋でも学校でも有名人であり、学校に限って言えば赤星とケイの知名度は恭也のそれに勝るとも劣らない。そこに加えて今回客の前でウィッグをはずすパフォーマンスまで見せてしまったイチまで入ってしまっている。誰の目からもノーマークだったであろうこの男を逃す手はなく、実際6割ほどはイチに自分を売り込もうとする客だった。

あまりの女性客の多さにフィアッセや忍たち女性陣はほとんど裏方に回ってしまったが、イチにアプローチする客を牽制しようと美由希、晶、亜子、なのはがいつでも店内にいたるところに待機している。まあ美由希にかぎっていえば厨房ではまったく使い物にならないという理由もあったのだがそこはふれるべきではないだろう。

そんなこんなで大混乱の中で閉店時間を迎え、やっとパーティーの準備が整った頃にはメンバーは勢ぞろいしていた。

先ほどからいるメンバーにさざなみのメンバーを加えただけなのだが、それだけでさらに見た目は華やぐ。

何しろその場にいる男は恭也、勇吾、イチ、ケイ、それに耕介が加えられた5人だけである。

ふだんから考えの読めないイチはともかくとして、ケイは明らかにこの状況を喜んでいた。

そしてその様子をみてその他三人のこれから起こるであろう事を予想できる男たちは互いに顔を見合わせてため息をつく。

そしてその中で恭也はなによりも今日のターゲットになるはずのイチがつぶされる前になんとしても一番気になっていることを聞いておこうと皆が自己紹介を始める前にイチに声をかける。

「それでだ。結局お前は俺たち御神、いや不破とどういった関係なんだ?」

その言葉に先ほどの会話を聞いていないため、事情を知らないさざなみの面々が不思議そうな顔をする。

「なんだ?その恭也の幼馴染ってのはそういった関係者なのか?」

「でもたしか御神の技は身内の中で継がれるもんやったんやなかと?」

比較的御神の知識のある真雪と薫は疑問を恭也にぶつけてみるが、恭也はここでまた聞きそびれてはとだんまりでイチの言葉を待つ。女性陣のほとんどはその真剣な表情に見惚れてはさむ言葉をなくし、その他もおなじく表情から声を発するべきではないと判断して押し黙る。

それをみてイチは苦笑いをこぼし、仕方ないといわんばかりにまずこの場にいる全員が関係者であることを確認してから話し始める。

「うんとね、実はそれが分かったから声をかけてきたものだと思ってたからびっくりしたんですけどね...えーと、驚かないで聞いてくださいね。実は僕も御神不破の人間なんです。」

『.........え?』

「かなり長い話なので省略させてもらいますけど...僕が一臣さんにお世話になってたのは恭也たちは覚えてる?」

「...ああ、そういえば最初にあったとき、一臣さんと一緒にいたな。」

「あの時、実はいろいろあって一臣さんに助けてもらってその足だったんだ。一臣さんが結婚する予定だったのは知ってるでしょ?僕はその後生まれてくる予定だった子供の教育係になる予定だったんだ。もちろん御神不破流のね。」

「...いろいろ驚く点はあるんだが...なぜ一臣さんはお前を?」

「詳しくは分からないけど、僕もいろいろあってそれを望んだから...たぶん成長したとき競い合える相手がほしかったんじゃないかな?一臣さんが衰えてしまう可能性もあったし。ふらふらしていた君たち親子は当てには出来なかったんだろうね。ずいぶん家の人たちの説得には苦労したみたいだったけど。」

「...でもお兄ちゃん、一臣おじさんたちがなくなった後は?その時お兄ちゃんはまだ子供でしょ?なんで不破を続けられたの?」

「それを知らなかったのが僕にはびっくりだったんだよ。だって僕はそのあと士郎さんに教わっていたんだから。」

「「......え゛?」」

「......あ...」

イチの言葉を聞いて当然のようなリアクション二つに混じってもう一つ、少々間の抜けた声が上がる。

声の主は高町桃子。二人の母親にして士郎の妻だった女性。

「なんだ?今のは。正直に言え、高町母。」

「そうだよかあさん。なんか知ってたんじゃないの?」

二人の子供たちの詰問と無言で見つめる多数の視線に耐えられなくなって桃子は白状する。

「あ、あははは...そういえば士郎さん、たまにイチ君つれてでかけてたなぁ、と...」

「...まあそういうこと。てっきり士郎さんが恭也に教えてるもんだと思ってたから、最初に学校で気づかれなかったときは恭也がもう剣を握っていないと思ってたんだ。だから変装して隠れるようにして様子をみてたんだけど...まあそうでもないみたいだし、それじゃあ思い出してもらえるかなーっと思って回りに少し接触してみたんだ。こっちから声かけない約束だったしね。」

「...相変わらず律儀だな。まあ忘れてた俺の言えたことではないが...ではなにか?お前も今までずっと不破の剣を続けてきたのか?」

「うん、そうだね。一応練習相手にはなれると思うよ。」

「それじゃあお兄ちゃん、これから一緒に鍛錬しようよっ!ねっ!?」

待ってましたといわんばかりのタイミングで美由希が声を上げる。

どうなの?とイチは恭也に目を向けるが、もともと恭也もそうするつもりだったのか

「そうだな、お前さえ良ければぜひお願いしたい。」

と珍しく美由希と息を合わせる。そればかりか薫や耕介まで

「それならうちも一緒してもよかと?」

「そうだな、薫以外とも鍛錬積まないといけないしな。」

などと言い出す。こうなるともう歯止めは利かず、晶や亜子たちまで鍛錬を見に行くなどと騒ぎ出す。イチはあきれたような苦笑いを浮かべ、、

「...それじゃあ明日からやろうか?でも家が少し離れてるし、夜しか一緒できないけどね。」

「それなら大丈夫よ?」

妥協案を提示したところにさらに畳み掛けるのは皆のお母さんである高町桃子さん。

「うちには空き部屋があと一つ空いてるからそこに下宿しちゃいなさい。」

究極に強引な提案に皆が無理やり納得させられ『おおぉー!!!』とどよめく。

しかしさすがに当人であるイチは簡単には納得せず、

「いえ、さすがにそこまでは...ご迷惑でしょうし、それにアパートも家賃払っちゃってますし...」

「えぇー!イチ君、あなた一人暮らし!?それはいけないわ!これから受験とか待ってるんだから。ケイ君、お家の電話番号教えて!」

「あ、は、はいっ!!」

あまりの剣幕につい素直に答えてしまうケイ。もうこうなるとイチも諦めるしかないことを悟る。なにせその場の人間全員が『あきらめろ』と笑顔で訴えかけてくるのだ。

5分とせずに桃子が電話を終えて戻ってくる。

「おかあさん二つ返事でOKしたわよ。ってことで今晩からイチ君も家に仲間入りね?」

「いえ、やっぱりご迷惑じゃ...食事とかもありますし...」

「っていってるけど晶ちゃん、レンちゃんはどう?」

「まったく問題なしですっ!腕によりをかけさせていただきますっ!」

「うちもえーですよ。男手ふえるのもえーことやおもいますし。」

「さすがに今晩じゃ着替えが...」

「恭也、一晩くらい貸せるわよね?」

「あ、ああ...」

「ね」

「.........」

「ね」

「...了解しました。アパートはケイが使うんですね?」

「あら?どうしてわかったの?」

「ケイが一人暮らししたがってるの、かあさん知ってますし。お金無駄にしないためにはそれが一番でしょうしね。」

「まあ、あきらめてくれや、アニキ!」

「......」

そうして嬉しそうなケイを少し睨んでから、歓迎の言葉をかける高町家の面々に挨拶し、そしてパーティーが本格的に始まるのであった。

 

「...なんかいきなり運命の歯車がフル回転してる気がしない?恭也。」

「...いや、むしろこのメンバーだとお前の歯車が壊されたというべきだと思うぞ。」

「...たしかに...でもまあ、いいか。退屈はしなさそうだしね。」

「ああ、それだけは保障できる。」

そうしてだれから自己紹介するかもめている間、久しぶりに親友としての会話を楽しむ二人であった。

つづく


あとがき

一ヶ月以上音沙汰なしでいきなり更新します、アインです。べつにサボってたわけではありません。

ブリジット「ううん、帰省中はかなりの勢いでサボってたよ!ごまかすの良くないよ」

な!いきなり出てくるなんて、お前さんかりにも作者の意向とかそういったの考えないんか!?

ブリジット「だってボクもうしばらく出番ないてアナタいってたよ!だからちょっときてみた!」

サムズアップしたってだれもみえないって...しゃーないな、んじゃま今回はこの作品の題名、TRIANGLE HEART BEATの由来でも俺のかわりに説明してもらおうか。

ブリジット「リョ―カイ!えと、この作品は、作者アインがそのつたない文章力を駆使して書こうとしているとらハ3の続編的なものです。」

なんかところどころ毒があるような...

ブリジット「Don’t worry. 気のせいです。」

...とりあえず分かったから後ろに隠そうとしてる木刀はおいてつづけて...

ブリジット「HEART BEATで鼓動、つまりハートが動き出したということです。ハートでとまっていたものが動き出してHEART BEAT。けしてどこかの自動車のコマーシャルからとったんじゃないよ?」

...またなにか...いえ、なんでもないです...ハイ、ちゃんとはやくイチと合えるように頑張りマス

といった感じでなんとか彼女をはやく出してひとりのあとがきに...

ブリジット「なにかいったですか?」

い、いえ...早く出して物語を進めようと思ってますが、とりあえずしばらくはイチのキャラ作りとまわりとの絡みを描いていきたいと思ってます。

ブリジット「ええ〜!でもまあイチのためならしょうがないか...そのかわりがんばるですよ!?」

は、はい!それはもう...ということなので暫くの間よろしくおねがいします。

ブリジット「しますです〜」





面合わせは終わったな〜。
美姫 「次は鍛錬かしらね」
イチは一体、どのぐらいの強さなんだろうか。
美姫 「次回が楽しみね」
おう!



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