はじめに、このSSは完璧ご都合ENDで通ってますwリリカル終わってOVA直前って感じでお願いしますw
後オリキャラやらオリジナル設定が出てきますwそういうのが嫌いな人は見ないで下さいw
そういうのは平気!!なんだって来いやごるぁ〜!!な人はスクロールしてくださいw
後、方言やら何やらがおかしい時がありますが笑顔でスルーしてやってくださいw








絶えぬ血〜御神の章〜

第七話 内に眠る者






















「な〜お〜ちゃ〜ん〜。」
平手からグーに変わり、ペチペチという音がバキッバキッという生々しい音に変わり、5分、ようやく追い付いた恭也が蒼夏を止めに入り3分。漸く直純は目を覚ました。
「…痛い。」
殴られていた頬を擦り、殴っていた犯人である蒼夏を睨む。
「やっと起きたわね〜。」
にっこり笑顔で拳を解く蒼夏、直純は左頬に出来た赤い晴れを押さえながら周りを見まわす。
「…またやったのか…。」
溜め息と共に表情に翳りができる。蒼夏は何とも言えない顔で…
「…そう、またやったのよ…。」
諭すように声を和らげて答える。直純はそのまま俯き、恭也は重い口を開いた。
「また…と言ったな?前にもあったというのか?」
恭也は直純に視線を向けながら蒼夏に問う。蒼夏は頷くと…
「ええ、この間は東京…その前には鹿児島で…。」
はぁ、と溜め息を吐くと蒼夏は更に口を開く。
「そういえばまだ直ちゃんがどうしてこうなったかを話してなかったわね…。」
蒼夏が直純に視線を向ける。直純は顔を上げ、蒼夏と恭也を見る。
「…私が話した方がいいかしら?」
蒼夏の言葉を聞き、直純は諦めた様に口を開く。
「いや、こういった事は自分で話すものだろう…。」
そして直純はポツリポツリと語り出す。
「目が覚めると筒の中だった。」










周りを動き回る白衣を着た男達、溶液を満たされた筒の中で、直純の意識は覚醒していた。直純が目を開けたことに気付いた男の一人が慌てて部屋を飛び出す。暫くして何人かの武装した男達が数名とスーツを着た女が出てきた。それぞれに共通しているのが右手の甲に飛翔する龍の刺青があるだけだった。
女は何かを呟きながら直純の筒を撫で回す。男の一人がパネルを操作し、直純の筒の溶液が排出される。
「成功だ!!」
「これで警防隊の奴等も!!」
等と男達が騒ぐ中、直純はスーツを着た女の声を聞く。
「流石は御神の血…こうも簡単に魔剣ざからに馴染んでくれたわ…それにあのLCシリーズの遺伝子すらも飲み込むなんて…最高だわ…。」
直純はただ周りの者達を冷めた視線で見ていた。そして言い様の無い怒りに身を任せていた。
「…言いたい事はそれだけか?」
そう呟いた直純の手には電気を収束して作り出された刀を持っていた。周りの男達は咄嗟に持っていた武器を構えた。
「…遅い!!」
直純が刀を振るう。高圧電流が男達の身体を感電させ、動きを止める。一人無事な女は、何事かを言いながら直純に近付こうとする。
黒だった髪が灰に近い銀に変わり、腰までの長さになると、吼えた。
「…よくも我をこの様な姿に変えてくれたな!!」
成人男性の体格だった直純の身体が女性の体格に変わり、声までもが女性の声となり直純の人格が消え、表面意識にざからが浮かびあがった。
「それなりの償いはしてもらうぞ…。」
切れ長の目を吊り上げ、手に持った刀を女に突き付ける。
女が手もとのスイッチを入れると、入口から同じ顔をした少女が複数現れる。
「ほう…異端者か…。」
ざからは呟くと舌なめずりをする。
「くくく…久方ぶりの戦じゃ…存分に楽しむとしよう…。」
ざからが刀を握り、少女の群れに突っ込む。
「どけぃ!小童ども!!」
一振りするごとに2、3人の少女が吹き飛ぶ。遠距離からの雷撃攻撃に移行する少女達を見据え、ざからは止まらない。
女が何かを叫びながらざからを指差す。しかしざからは気にした様子も無く、ただ舞うように剣を振るう。
「くくく…ははははははははっ!!」
ざからは嘲笑う。一振りする度に命の火が散り、辺りを赫に染める。
「所詮人とはこの様なものよ…。」
一人残った女に視線を向ける。女は銃を持ち、銃口をざからに向ける。
「…無駄な事はするな下等生物…それよりも我の本体がある場所を答えぬか…。」
パァンッ!!
乾いた音が室内に響き…女の首が落ちた。
「…答えぬ気か…しかし、ちと調子に乗って力を使いすぎたようじゃな…」
そう呟いたざからの手は宿り主の男の手になっていた。
「このままだと我が消滅しかねんな…致し方有るまい…。」
ざからが目を閉じると、銀から黒に変わり、ざからが居た場所には直純が立っていた。
「…これが…俺か…。」
直純が呟く声が響いた。











「…。」
沈黙が場を支配した。
「…つまりなんだ…。」
恭也は顎に手をやり…
「直純はリスティさんと十六夜さんと美沙斗さんが混ざった結果と言う訳か?」
「「……。」」
恭也の例えに固まる2人。恭也は首を傾げ…
「…HGSに刀の霊に…御神の血だろう?」
2人は頭を抱えると…
「「あながち間違っちゃいないな(わね)」」
そう言うと溜め息をついた。














あとがき

完成〜♪
セリカ「…おめでと〜」
暴かれた直純の過去、合成されたのはざからとリスティだった!!
「じゃあ君はボクの弟って事かい!?」
「ざ…ざから!?」
「くぅん」
「それでも!俺は御神の剣を振るいつづける!!」
次回!!天然恭也、暴走す!!の巻、次回も見てね♪(嘘
は〜…一服一服〜♪
ドガッ!バキッ!!
ぐはぁっ!?
エリカ「ただいま〜♪」
美姫「お邪魔します〜♪」
セリカ「お姉ちゃ〜ん!!」
エリカ「お〜よしよし…セリカ、あの変態ロリコンお兄さんに何もされなかった?」
セリカ「うん!」
…その変態ロリコンお兄さんってボクの事かい?
エリカ「…他に誰が居るのかしら?」
美姫「…こっちも結構人外ね…。」
…美姫さん、何か言った?
エリカ「…気のせいよ。」
美姫「気のせいにしておいてください。」
…え〜。
エリカ「美姫お姉様…」
美姫「ん?何?エリカちゃん。」
エリカ「是非、ご一緒に…。」
美姫「ああ、そうゆう事…。」
な、何かな?その莫大な殺気は…?(汗
エリカ「覚悟!!」
美姫「紅皇朱!!」
エリカ「蒼月牙!!」
なんでどっちも連撃わ…ぎゃあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!
エリカ「ありがとうございます!!美姫お姉様!!」
美姫「うふふ、私でよければ何時でも呼びなさい。」
エリカ「はい!!それじゃあ浩さんに宜しく伝えといてください!!」
セリカ「また、来て下さい…それじゃあ次回まで…」
エリカ・美姫・セリカ「ごきげんよう。」



ぽつ〜ん。
…………ずずず。はぁ〜、お茶が美味い。
平和って、平穏って、良いな〜。
ずずず。……はぁ〜。
そういえば、煎餅があったな。
ガサゴソガサゴソ。
あった、あった。……ボリボリ。
……ずずず。…はぁ〜。
…………って、和んでどうする俺!
いや、しかし、鬼の居ぬ間に洗濯ともいうし。
ガタ。
う、うわぁー! う、嘘です、鬼じゃないです。
天女です、天使です、女神です。
あまりの神々しさに、直視できません。だから、だから、この通りでございます、怒りをお納めください。
この通り、額が擦り切れるほど、地面に擦りつけてますです、はい。
……………………あれ?
だ、誰もいない? さっきの物音は……。
な、何だ、立て掛けていた木刀が倒れただけかよ。
お、脅かしやがる。
って、感想、感想。遂に判明した直純の正体。
それは、魔獣とHGSと御神との合成だった。
果たして、今後はどんな展開を見せるのか。
ワクワクしながら、次回を待っています!
ではでは。



…………平和って、良いな〜。
でも、少し寂しい……。



頂きものの部屋へ戻る

SSのトップへ