はじめに、このSSは完璧ご都合ENDで通ってますwリリカル終わってOVA直前って感じでお願いしますw
後オリキャラやらオリジナル設定が出てきますwそういうのが嫌いな人は見ないで下さいw
そういうのは平気!!なんだって来いやごるぁ〜!!な人はスクロールしてくださいw
後、方言やら何やらがおかしい時がありますが笑顔でスルーしてやってくださいw
あと、一臣さんや静馬さん等の御神宗家、不破家の方々の設定はほぼオリジナルとなりますのでご注意をww







絶えぬ血〜御神の章〜

第十二話 




















士朗の小太刀とざからの長刀が重なり合う。
幾度打ち合ったであろうか、ざからはまるで疲れを知らぬ様にただ淡々と長刀を振るう。
士朗が放つ右斜め上からの袈裟斬り、腰溜めの横薙ぎ、頭上目掛けての唐竹割り…それらを一刀の長刀で捌くざから。
士朗は楽しげに、ざからは無表情に…ただ互いが打ち合う剣閃を捌く。
「…兄さん、手抜いてる?」
一臣の言葉に静馬は顎に手をやると苦笑する。
「…いや、あれは手を抜いてるというより…戦いを楽しんでるとしか…」
冷や汗が静馬の背を伝う。
重い袈裟懸けの斬撃…見てるだけでも相当な威力があるであろうその一撃を義兄である士朗は易々と受け止め、更には反撃までしているのだ。
正しく鬼神。
愉しげに小太刀を振るう義兄の姿に鬼神を垣間見た静馬はこう思う。
最も相手にしたくは無い相手であり、剣士としては最も闘いたい相手である…。と…。













「…まぁ、取り敢えず俺達に出来ることは…」
一臣が腰の二刀を抜き放つと構える。
「…あぁ、先ずは辺りに隠れてる奴等を潰すぐらいかな…?」
一臣の言葉の続きを呟いた静馬は両の手に小太刀を握ると背後のにいる美沙斗に激を飛ばす。
「…美沙斗!美由希と一緒に!!」
静馬の言いたい事が分かったのか美沙斗は一つ頷くと美由希を促し、小太刀を構える。
辺りには先程の少女とは全く違う気配を持った兵士達が居た。












「…っ!!」
右の一刀がざからの服の裾を掠める。
体重の乗った一刀をバックステップで避けられ、士朗の背後ががら空きになる。
それを待って居たかの様にざからは長刀をその背後目掛けて振り下ろす。
ギィンッ!ギギィンッ!!
甲高い金属音が数度響く。
何時の間にか上体を上げている士朗がざからの一撃を数度刃を重ねることで軌道・威力を殺し、捻じ伏せる。
「(ちっ、数度刃当てて漸く威力を殺せるか…。)」
士朗は内心毒吐くとざからとの間合いを空け、一度納刀すると口を開く。
「…あんた…強いねぇ〜…。」
「…。」
飽くまでも無表情のまま、ざからはゆっくりと長刀を掲げる様に構え、その刀身に右手を添える。
そんなざからに士朗は苦笑を浮かべると零す。
「…ったく…恭也も妙な奴に気に入られやがって…。」
それも一瞬。
その表情を苦笑から剣士の顔に変えると目を細くして柄に手を触れる。
「…どうやら本気で行かないと…いけないようだな…。」
膨大な殺気と共に士朗は神速の領域へと足を踏み入れる。

















「…面倒臭いな〜…。」
軽口を叩きながら一臣は飛びかかってくる兵士を切り捨てる。
それに応える様に静馬も口を開く。
「…まぁ、そんなもんでしょう?…一臣、背後!」
肉の斬れる音が響く。
飛び散る鮮血と共に一臣が手に持つ血塗れの小太刀を一つ振るい、血振りすると同時に上肢を回転させ、その威力を活かして背後に迫る敵の胴体を斬り捨てる。
「…と…ありがとう、静馬さん…残存兵は?」
「…いや、これで最後だろう…。」
静馬の言葉を聞いて、一臣は肩の力を抜くと同時に女の居るであろう方角に視線を向ける。
「…あれ?」
しかし其処には、女が落として行ったであろう未分証明書と思しきプレートが落ちて居るだけであった。
「…逃げられたか。」
ガクリと肩を落とす一臣…静馬は落ちて居た証明書を拾うと名前を確認する。
「…三田村…和美…?」
名前を読み上げた瞬間。静馬は顔を上げると顔を顰める。
「…静馬さん?」
一臣が心配げに静馬に声を掛ける。
それに気付いたのか静馬は一臣に振り返るとなんでもない。と言ってその証明書をポケットに滑り込ませる。
その視線を士朗に向けながら…。










あとがき

か、完成〜…(汗
エリカ「おめでと〜w」
ひ、久しぶりです〜…。
エリカ「本当に遅くなって申し訳ありません〜…。」
浩さん…ほ、本当に申し訳ありません〜…。
エリカ「で、言い訳は?」
…ありません。
エリカ「…美姫お義姉様へのお詫びの言葉は?」
…本当にごめんなさい。
エリカ「あと、浩さんに対する謝罪の言葉は!?」
…誠に申し訳ありませぬ。
エリカ「心が篭ってなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいっ!!!」
ぐべらっ!?
エリカ「大体前回から3,4ヶ月経ってるのよ!?」
…ほ、本当に申し訳無いです〜(汗
エリカ「全く…福祉の国家試験があったとしても…。」
だ、だから見逃し…はべしっ!!
エリカ「…こんのド阿呆〜〜〜!!」
い、痛…つ、机の角は…反則…
エリカ「五月蝿い五月蝿い!!黙って私に殺ラレロ。」
待って!?なんでそんな日本刀とかいう物騒な物持ってくるかな!?
エリカ「…そりゃぁ…さっさと続き書いてもらわないと…美姫お義姉様に迷惑が掛かるし?」
…一寸待て…浩さんにじゃないのかい?
エリカ「……さっさと書くの!!」
わ、わかったよ〜…(泣
エリカ「それではwまた次回で〜w」
で、でわわ〜…(滝泣






あ、あははは。
えっと、お大事に、かな?
美姫 「うん? 何が?」
いや、そう平然と聞き返されるとは…。
美姫 「それはそうと、最後に静馬が見せたあの微妙な変化」
一体、何があるんだろうか!?
美姫 「士郎へと視線をやったって事は、それに関係があるって事かしら」
って、事は、まさか!?
美姫 「ふふ、その辺りも楽しみよね」
うんうん。今後の展開の楽しみが増えたね。
美姫 「さ〜て、次回はどうなるのかしら」
次回も楽しみにしてますね〜。



美姫 「……さて、それじゃあ、これをエリカちゃんに送ってと…」
待ていぃ! つかぬ事を伺いますが、それは何?
美姫 「鬼さえも断ち切るといわれる剣、鬼刃丸と、魂さえも断つといわれる魂断の剣」
いや、何故にそんな物騒なものを……。
美姫 「くすくす。聞きたい?」
いえ、遠慮しますです、はい。(後でこっそりと中身をお茶菓子か何かに入れ替えておこう)
美姫 「ふんふんふ〜ん♪」



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