KanonSS






設定……
御都合endです♪言うなればオールエンド
後、真琴、あゆは水瀬家に居ます……
舞と佐祐理さんは2人で暮らそうとしたけどいい物件が見つからず
倉田家で同居中♪天野は相変わらずです
名雪も変わらず……で、名雪、あゆ、真琴、舞、栞の奢っては続いてます






『祐一の悩み』





「なぁ、相沢、どうしたんだ? 何か考え込んでるようだけど」

 俺は北川潤だ……まぁ、そんなどうでもいいことだが……
 ただ、今回は最近元気の無い奴が俺の目の前に居て声をかけたんだ
 何て言うか、見るからに悩んでますって顔だしな……
 クラスメートはあまり相沢に声をかけないから俺が声をかけさせてもらった
 今は授業と授業の間の時間
 10分の休憩&移動時間だ

「ああ、名雪や舞、真琴、あゆ、栞って俺のこと相当嫌いなんだなぁって」
「へ!?」

 相沢の言葉を聞いて俺はとぼけた声を出した
 というか、相沢どういうことなんだ!!

「相沢、どうしたんだ? しかも、いきなり嫌いって?」
「いや、ほら、名雪たちって俺に相変わらず奢ってって言ってくるだろ」
「ああ」

 そう言えば、昨日もその前も、っていうか、学校あるときはほとんどだな
 2年の3学期の2月以降からだから、凄い金額が飛んでそうだな

「それでな……俺は普通の高校生だからお金なんて無いんだよ
 でも、お昼とか心配ないけど、逆に言えば、俺はほとんど奢るお金だけで消えてるんだ」
「なるほど」

 実は俺はバイト禁止のこの学校でバイトをしている
 黙っていなくて、ちゃんと理由があるのだ
 妹がまだ中学生で親父が亡くなっているのだ
 それで、母さんが無理をするから俺もってことになったのだ
 そのために俺は学園長に頼み込んだんだ
 そしたらOKをもらえて、しかも良い所を教えてくれたんだ

「それでな、あいつらって俺を愛してるとか好きとかいいながら
 実はすっごい嫌いなんじゃないかなぁって」

 今日、美坂が居なくて良かったな……
 水瀬さんは寝てるし……というか、熟睡中?
 これでお昼には起きるのだから不思議だ

「俺は良く分からないけど、考えすぎじゃないのか?」
「でも、あいつらに奢っただけで数十万は飛んでるぞ」

 普通に換算してもそうだろうな……
 しかし、相沢って金持ってたんだな

「ちなみに、北川顔に出てるから言うが、俺は無趣味が反映して貯めてただけだ
 好きな女性のためにとか考えてな……いまやそれも無理そうだけど」
「そうだったのか……しかし、それってお前が悪いわけじゃないよな
 毎回見てるけど」
「ああ……起こしてやってるのに、起こし方が悪いって言われてもなぁ
 それにからかうって言っても毎回じゃないのに、次々言うし……
 俺はそこまで悪いことしたかなぁって」
「してないな」

 確かに相沢は人をからかう癖がある
 でも、無茶苦茶からかうことはない
 それに、傷つけるような発現も何気に控えている
 ま、確かに愛を疑うというか、好きって言葉を勝手に押し付けてだよな……
 しかも、自らの欲望に走っているような気がするし

「ま、お金が無くなって気づいたんだけどな」
「そっか……で、今はお金ないのか?」
「ん、後1万ほどしかないな」
「そっか、悪かったな……俺も止めれたのに、分からなくて
 どこかで心の隅っこか真ん中かでお前に嫉妬していたのかもしれないな」
「ま、気にするな……だが、実際、俺は嫌われてるのかなぁ」
「そのあたりは本人たちに聞いてみれば?」
「そうだな……と、もう時間だ……授業始まるぜ」
「ああ」

 相沢って意外と悩むたちだからな……人が傷つくのを極端に嫌う
 過去のことがそうさせてるんだろうな……確か8年?7年前の冬って言っていたな
 ちょこっと聞いた程度だから、あまり覚えてないけど
 ただ、あいつが俺を親友として認めてくれたってことだろうな
 だから今回も話してくれたんだろう
 美坂たちに話す前に……いい奴なのにな
 しかし、水瀬さんたちにも困ったものだな……気づかなかった俺もお間抜けだが

「はぁ」
「あら、どうかしたの? 北川くん」
「ああ、相沢のやつがちょっとな……」
「後で教えてもらえるのかしら?」
「相沢が行動に移すなら俺も手伝うつもりだから分かるんじゃないのか?」
「そう……」

 隣から美坂が声をかけてきて、俺はそれに答える
 相沢は真面目に授業を受けている
 何でも大学行きたいからだそうだ
 俺は就職だけどな……一応、先生には話してある……




 そして、お昼までの授業が終わる
 相沢は机に道具を仕舞うと、考えながら俺を見て頷く

「昼に聞いてみるわ」
「俺も行くわ……1人だと抑えるの大変だろ?」
「ありがとな」
「いいって、また、今度勉強教えてくれたらいいから」
「ん、ああ……中間? 期末?」
「どっちかだな」

 俺と相沢は歩いていつもの場所に行く
 先に先輩たち……元がつくけど、いた
 倉田先輩と川澄先輩だ……すぐに相沢の表情に気づいたのはこの二人
 先に来ていた、美坂栞ちゃんと天野さんは気づいてない
 そして、沢渡さんと月宮さんは気づいてない
 ま、気づかぬが華かもしれない……

「お昼にしましょ」
「そうだお〜」

 そして、食べ初めて20分くらいして相沢がふいに顔を上げて聞き出す
 俺たちの真ん中にはお重で言うと10段近くが並んでいる……多いな

「あのさ、あゆ、舞、名雪、真琴、栞に聞きたいんだけど」
「なんですか?」
「何? 祐一くん」
「何よ? 祐一」
「なんだお〜?」
「……?」

 寡黙の先輩である、川澄先輩も相沢に顔を向ける
 そして、相沢は意を決したように言う

「俺のこと嫌いならさ、嫌いでいいけど、奢ってとか言うのやめてくれないか?」
「「「「「!!!!!」」」」」

 5人は同じように反応して顔を驚きで染めている
 川澄先輩の表情が変わるのはじめて見た……
 他は結構表情豊かだから分かり易い
 しかも、水瀬さんも起きたみたいだ

「ど、どういうこと? 相沢くん」
「そ、そうです……真琴が相沢さんを嫌いだなんて」
「そうですよ……祐一さん」

 美坂、天野さん、倉田先輩がそう言って相沢に聞く
 相沢は簡単に理由を話した

「いやさ、俺って毎回奢ってるから……
 その、俺嫌われてるんだなぁって……愛してるとか好きだとか言って
 本当は嫌いなんだなぁって思って……お金なくなって初めて気づいたんだけどね」

 相沢は無理におどけたように言う
 その言葉は凄く悲しみを帯びていた……
 少し思い空気が俺たちの上にのしかかる

「そ、それは……」
「うっ……」
「あ、は、ふ、ぇ〜」

 それぞれが言葉にならない……確かにそうだな

「確かに、香里や天野、佐祐理さんからは感謝しかないから奢るとかするのはいいんだけど
 名雪やあゆ、真琴、舞、栞って何かして奢ってって訳じゃないし
 それに、俺は大して悪いことしてないのに、奢ってだから
 しかも、約束破るし、確かに俺が悪いときもあるだろうから、
 それを考えてもおつりが来ると思って……」

 相沢の言葉に沈黙が降りた
 それは、言い訳でもなく、正論
 かなり曲解はしてるような気がするけど、相沢って、人の好きとかいう視線や仕草に気づかないタイプだな
 しかし、これは驚きだな……
 あ〜、俺は明日からは妹の香澄にご飯作ってもらお
 あいつもお弁当だしな

「で、でも、相沢くん、それはもしかしたら違う見解かもしれないじゃない」
「そうだけど……でも、名雪に至っては
 起こし方が悪いで俺に奢ってっていうんだぞ……起こしてもらってるお礼なんて一度も無いのに」
「あ!!」

 美坂も確かにとか思い出してるのだろう

「で、でも、他の皆さんは」

 天野さんも何とか踏ん切りをつけて声をかける

「1つって所を2つや3つって増やして……」

 沈黙……美坂と天野さんが、やり込められるの初めてみた
 学年主席なのにな……ちなみに美坂は一度も譲ってないぞ
 天野さんもそうらしい……確か倉田さんもそうだったらしいな

「で、でも、祐一さん……」
「剣や紅しょうが、たくわんで脅すし……」
「ふぇ〜」

 倉田先輩が悲しそうに俯く
 完璧に声かけられないよな……というか、俺も無理そうだ

「…………祐一、ごめん、私が一番悪かった」

 川澄先輩が相沢に謝る
 ほとんど涙目だ……

「舞、俺のこと嫌いならそれで良いんだ……
 ただ、会わないようにしようって言いたかっただけだから
 栞も、真琴も、あゆも、名雪も」

 それぞれ雷が落ちたようにショックで固まる
 固まっていたのが顔を上げて更に固まったって感じだな
 こ、声がかけられない

「俺、前の街に戻れるように交渉してみるよ」

 相沢はそういって立ち上がると、そのままとぼとぼと歩いていく
 俺はそれに着いて行こうとすると、ぐっと俺の裾が握られていた
 誰かと思って見ると美坂だった

「北川君、知ってたわね?」
「ああ」
「どうするのよ……」
「どうもできないだろう……相沢が選んだ結果なんだしよ」
「で、でも……」
「第一、止められなかった俺にも要因はあるわけだから、俺は今回は相沢に着く」
「分かったわ、ごめんね……止めて」
「いや」

 すっと離れた裾を見て、俺は小走りで相沢が歩いていった方向へと行く
 あいつ、どこに行ったんだか……
 そして5時間目のチャイムがなり、俺は教室に行ったけど相沢は戻ってなかった
 水瀬さんも戻ってこなくて、中庭に居た
 美坂は戻ってきていたけど……





 放課後のSHRになって、水瀬さんたちは戻ってきた
 6時間目の途中からだけど……
 先生に居るのがばれての結果だが……
 川澄先輩は倉田先輩が引きずって言ったので問題ないし
 月宮さんと真琴さんも問題ないみたいだ

「ん、相沢が居ないな……ま、色々と考えることがあるんだろう
 仕方ないな……今日は何も言う事も無いから以上だ
 日直!!」

 そして、俺は石橋先生の所に行くと

「先生、相沢の奴どうかしたんですか?」
「いやな、毎日のことでな……相談されたんだ
 しかも、このまま続くなら転校もって……相当追い詰められてるみたいだし
 今日は家に返した」
「そうですか……相沢、大丈夫ですかね?」
「さぁ、どうだろうな……意外とナイーブな性格してるからな」
「はい」

 先生と話を終えると、俺はかばんを持ってバイトへと行く
 少し走らないと……
 そういえば、毎朝ダッシュ登校だもんな、相沢
 確かに辛いだろうな……

「北川くん、時間ないわよね……確かバイトだし」
「ああ」
「ごめん、またでいいわ」

 美坂に声をかけられて俺は返答をすると、少し残念そうに美坂は廊下へと出て行った
 その背中がいやに寂しそうだ……
 妹の栞ちゃんの心配だろうな
 ま、仕方ないだろうな……最近知ったけど、美坂は妹には甘いし

「はぁ〜、相沢、調子狂うぞ」

 俺はそう言って、この日バイトでミスの連続だった






 翌日、朝、学校につくと相沢がいた

「相沢、早いな」
「まぁ、名雪が居なかったらこんなものだ……」
「水瀬さんが、居ないのか……なんで?」
「秋子さんがな……昨日担任から連絡受けたみたいで
 それで、名雪を起こさなくていいって
 後、名雪たちが奢ってと言っていた分とか言って、少しだけお小遣いもくれたから」
「そっか……良かったな」
「どっちがいいのやらって所だよ」

 美坂も会話に加わって更に話す
 本当に、余裕のある登校だったんだな……

「名雪は?」
「知らない……俺は起こさなくていいって言われたから」
「なるほどね……栞たちにも連絡が着たわ
 秋子さんが自らかけてね」
「そっか……やっぱり秋子さんが言ってたのか」
「というかね、そういうことはもっと早く言ってよ
 私たちだって」
「幸せを壊すようなことしたくなかったんだよ……」
「ごめんなさい」

 相沢の言葉に美坂も謝る
 それは、幸せそうな顔をしているのに、いきなりショックで固まるようなものだった
 そして、この日の授業が始まった
 相沢は一応普段どおりだ……水瀬さんが3時間目に来て

「祐一、イチゴサンデーだお〜」

 とか騒いだけど……
 それはそれって感じで相沢は「はいはい」って、かなりおざなりな返答だった
 美坂は辛そうに顔をゆがめていた
 お昼にも同じようなことが起きたんだろうな
 俺も同じように行くと、やはり思い空気の中だった
 相沢曰く「佐祐理さんと天野に会うためだから……何かお礼をしたいのだけど」と必至そうだった
 2人にも話しを一生懸命振って聞きだそうとしている
 美坂にも聞いているあたり、勉強のことだろう
 相沢は3学期の期末の時に美坂に教えてもらっていたし
 ただ、他の栞ちゃん、真琴さん、月宮さんは暗い
 そらぁもう、暗い……舞さんに至っては半分泣いてるし

「祐一、ごめん」

 を何度も繰り返している
 それを佐祐理さんが慰めながら、相沢も分かったからと言っている
 川澄先輩に至っては平気だと思う
 気づいたから……

「そういえば、相沢君、何で私と天野さんと倉田先輩なの?」
「なにが?」
「いや、お礼って言って奢りたいとか何かプレゼントしたいって」
「それは、毎回世話になってるし、恩恵あずかってるし
 教えてもらったりお弁当作ってもらったり、だから……」
「そう」
「相沢さん……私はただ困っているから助けただけですよ」
「そうですよ〜祐一さん」
「相沢くん、私も同じよ……確かに勉強を名雪に聞いてもダメでしょうけど」

 美坂はそう言いながら水瀬さんを見る
 ま、考えるまでもないけど、寝てばっかりの人が点を取れるほど試験は甘くない
 しかも高校に入ったら授業態度より試験結果を反映されてしまう
 そういうものなのだ……

「だから、俺も純粋にお礼をしたいんだ……
 何でもいいから、何か欲しいものとか、してほしいこととかないのか?」

 その言葉に悩む3人
 本心では仲直りってことだけど、それでも、溝が深いと考えてるのだろう
 その意見に俺も賛成だ……

「もちろん、北川もあれば言ってくれ」
「ん、ああ……俺はいいよ……勉強だけで」
「そうか……サンキュ」

 俺は相沢の表情が幾分ましであるのを確認できてほっとする
 最悪な選択はないと思う……

「相沢君に……お願いね」
「相沢さんに……」
「祐一さんにですか〜」

 それぞれ声に出しながら、考えてるみたいだ
 他の5人は何とか堪えて

「祐一、私には?」
「ボクには?」
「真琴には?」
「祐一さん、私には?」

 水瀬さん、月宮さん、真琴さん、栞ちゃんがそういって相沢に詰め寄る
 川澄先輩はただじっと唇をかんでいる

「なぁ、水瀬さんたちさ、そういうのが相沢を追い込んでるんだと思うぞ」
「「「「!!?」」」」
「北川くんには関係ないよ」
「そうです!」
「そうだよ」
「あんたには関係ないんだから」

 それぞれに俺に文句を言う……やっぱ矛先が俺に向いた
 ま、それでもすぐに相沢の方に戻るのだが……悪い失敗した
 俺は相沢を見ると、少し考え込んでいる
 と、俺は影が出来ておどろいてると……

「北川、ありがと……祐一は私が守る」

 川澄先輩が相沢の傍に行った
 なんだろうと俺はみていると言った

「みんな、祐一の迷惑考えてない
 秋子さんが言っていたこと分かってない
 それじゃあ、祐一を彼氏になんて出来ない
 私、分かったから……いつか祐一に振り向いてくれるような女性になりたいから
 だから、これがみんなに最後通告みたいなもの
 これ以上祐一を困らせるなら、私は貴方たちを許さないから」

 川澄先輩の目には怒気がこもっていた
 身を縮ませるには十分で、それは驚きだった
 4人とも固まってしまっている
 と、相沢が立って、川澄先輩の頭を撫でる

「人を傷つけるの嫌いなくせに、無理するな」

 そう言って頭を撫でられてる川澄先輩は少し恥ずかしそうに顔を真っ赤にしてる
 純情というよりは、真っ直ぐなんだろうな

「あの〜祐一さん、佐祐理、頼みたいこと分かりました」
「なんですか?」
「佐祐理って呼んで欲しいのと、頭を撫でて欲しいんですよ」
「それでいいんですか?」
「あの、私も名前で呼んで欲しいと頭を撫でてもらいたいです」
「天野まで」
「美汐です」
「美汐まで……」

 相沢は驚いた顔をしている

「あの、相沢君、私もお願いできる?」
「まぁ、いいが……それだけでいいのか?」
「いいわ……私はね」
「佐祐理もです」
「私もですね」

 3人とも頷く
 そして、相沢は立ってそれぞれに頭を撫でていく
 何て言うか嬉しそうだな……
 4人がまた固まってるが……

「じゃあ、俺のことも祐一って呼んでもらえないか?」
「相沢さんでなく、祐一さんですか?」
「ああ」
「私はいいわよ……少し恥ずかしいけど」

 確かにある一定の男を名前で呼ばない人には恥ずかしいって本に書いてたな
 ま、俺もたまたまな立ち読みの結果だけど……

「でも、秋子さんって何を言ったんだ?」
「私は知らないわ……ただ、少しだけショックを受けてたようだけど
 すぐに元気になってたから」

 美坂がそういって少しだけ空を見上げる
 俺もつられて見上げると青空だった

「祐一、後少しで試験だけど……勉強どう?」
「いいぞ……また教えてくれ、北川も一緒にどうだ?」
「ん、俺は良いわ……バイトとか考えないといけないから」
「そっか……じゃあ、今度の時に」
「ああ」
「美坂先輩、私も教えてもらっていいですか?」
「天野さんなら平気じゃないの?」
「そうでもないですよ」
「なら、佐祐理と舞で見ますよ〜」
「いいんですか? 先輩方だって」
「大丈夫ですよ〜♪」
「……平気」

 そう言ってそれぞれが勉強の話で盛り上がる
 4人ほど固まったままだけど……
 相沢争奪戦、勝手に命名したけど……脱落者4人かな
 しかし、相沢の感性って変わってるっていうか、何て言うか……







 その後、相沢は4人の女性に板ばさみにされながらも
 無事卒業を迎え、志望校へと進学を果たす
 そして、同棲っていうよりは共同生活を営んでるらしい
 俺は、仕事があってあまり知らないが……あの4人と生活してるらしい
 天野さんの方も親の都合で街を出るつもりだったらしいのだが……
 ま、俺は会社の女性社員と仲良くしていますが……

「ほら、潤」
「ああ……真澄」

 ま、そういうわけなんで、相沢の悩みも解消されたようだ
 金を集るってのも問題だよな……相手に嫌われてるって思われるんだもんな
 俺も気を付けよう……







 おわり









 おまけだよ

「だぉ〜」
「えぅ〜」
「あぅ〜」
「うぐぅ」
「あらあら、4人ともダメですよ……勉強をおろそかにしたら」

 水瀬名雪……遅刻のため推薦だめで、更に学校の卒業も出来なかったため、もう一度3年生
 美坂栞……1年の勉強をやり直してるが今一つ
 沢渡真琴……保育士の資格を取るため勉強中、頑張ってる
 月宮あゆ……祐一に追いつこうと一生懸命だが、小学校からやり直しで大変



「あはは〜、ご飯ですよ〜♪」
「……佐祐理、ありがとう」

 倉田佐祐理……みんなの生活で料理が楽しいらしい
 川澄舞……色々な表情を見せるようになり、元気♪祐一と居れて嬉しい

「香里先輩、ありがとうございます」
「いいのよ、勉強見るってのは私にもいいことだから」

 美坂香里……一人学部が違うがそれでも一生懸命に医師を目指す
 天野美汐……静かな人だったが周囲の人に触れて舞と同じように以前の明るさを取り戻す

「あ〜、理性が痛い」

 相沢祐一……美人美少女に囲まれて、理性と欲望の最中を彷徨う



 この後、相沢祐一は9人の子宝に恵まれる
 それは数年後の話であるが……また別の話








 あとがき
 書いてしまったから気づく、この膨大な量
 シオン「っていうか、何kあるの?」
 さぁ?
 ゆうひ「16kだってさ」
 多いな……
 シオン「普段より倍くらいかな?」
 ショートストーリーって言うくらいなら短いのが良いんだけど
 ゆうひ「セカンドストーリーになってるわね」
 そうなんだよな……ま、悪いことじゃないか
 シオン「あははは……確かに」
 ゆうひ「でも、最後変わった方法をとったわね」
 ま、珍しくだけど……舞嫌いじゃないから
 シオン「秋子さんのことは?」
 あの人は永遠の28歳とか?
 ゆうひ「その辺考えないのね」
 ま、若いだろうなぁ程度しか考えてないよ
 シオン「そう?」
 そなの……
 ゆうひ「でわ、またね〜」
 ほなね〜(^^)ノシ



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