とらいあんぐるハート×マリア様がみてるSS






設定……
恭也と祥子は付き合ってます(両親公認)
たまに祥子の別荘で恭也と祥子は寝食一緒です
まだ、大学卒業くらいで小笠原の仕事をしている祥子さんです








『朝の行事』







 俺が着てからというもの祥子は毎度のごとく起きない
 というか、俺はいまだ恥ずかしさがやまなかった
 理由は、お義母様たちの会話だ……



「恭也さん、祥子さんを起こしてきてもらえますか?」
「え、構いませんけど……何故です?」
「恭也さんでないと中々起きなくて……困ったものだわ」

 そういいながら笑顔で俺の肩をポンと叩くと……

「朝の定例しないと、あの子起きないのよね〜
 どこかの誰かさんのおかげで、その後はすっきりと目覚めるのに」

 ぞわぞわと来る感じ……
 耳元で言われると俺は少しだけドキッとしてみた
 すると、目が笑いながら、俺に一言言った

「朝の行事……見ちゃった♪ 頑張ってね」

 そう言って手を振って送り出された
 何ていうか、俺は……真っ赤なままだろう
 何時見られたんだ?
 って、事は!! あのことや、このこと、あんなことや、こんなことまで……

「そうそう、私も早めに孫は欲しいかな♪ 桃子さんと同じで」

 ぐはっ!!!!
 俺はこけそうになりながらも体を支えて、祥子の所に向かった




 はぁ〜、しかし、祥子はだんだんと起きるのが悪くなってないか?
 祐巳さんも苦労したと言っていたが、楽しそうだったし……
 ドアを開いて中に入ると、我が姫はいまだ夢の中のようだ

「祥子、おきて」

 俺は声をかけて肩をゆするが起きない
 というか、起きてくれ……頼むから

「祥子……」

 ちなみに祥子は白いシーツを体に巻いてるだけの姿だ
 ちょっと昨日は激しかったので、なんとも言えないが……
 起きないな
 毎回になってきた朝の行事

「おきて、祥子」
「後、5分〜」
「ダメ……祥子はそういって起きない」
「う〜、恭也、いじわる〜」

 小さくまぶたを開いて俺を見る
 ちょっと可愛い……
 全く、こういう顔には弱くなったものだ

「いじわるで良いから、起きる」
「やぁ〜」

 ダメだった……どうも、祥子は低血圧なようで朝はとことんまで弱い
 ある一つのことをしたらばっちり目がさめるのだが……
 仕方ない、するか
 俺はそっと彼女のあごに手をかけて、唇を合わせる
 白雪姫は王子様のキスで目を覚ますらしい
 というわけで、不詳王子役、高町恭也
 お姫様役、小笠原祥子で……毎朝キスが日課になってきている
 というか、こうでないと天下のお嬢様は起きないのだ……

「ん!!!!」

 やっと目がさめたみたいだ
 俺を見て、目を見開いたかと思うと真っ赤になっている
 俺が離れると彼女はがばっと起きる
 シーツをしっかりと胸で抑えてるあたり、確りとしている

「きょ、恭也……えっと、おはよう」
「おはよう、祥子……朝ごはんが覚めるから、起きてくるように」
「う、うん」

 その様子は年相応のかわいらしさと綺麗さがある美女が1人ベットの上に居る
 シーツに身を包み、朝日の下白き肌が露呈している部分は綺麗で
 そして……恥ずかしそうに頬は朱がさしていた






「やっぱり毎朝しないと起きないね」
「お義母様、そろそろ離してくれないと、護衛が……」
「あら、護衛じゃなくて、虫除けでしょうに♪ 祥子の」
「でも、今日はパーティーが……」
「大丈夫よ……昼過ぎからだから、まだ余裕はあるわ」
「お母様、そろそろ恭也を離して欲しいのだけど」
「やきもち?」

 意外な表情の祥子
 顔を少し赤くして、すぐに冷静さを取り戻すと

「そうね……で、お母様は恭也との孫を望んでいるのよね?」
「そうよ」
「近いうちにかなえられると思いますわよ」
「うっ」
「あら、嬉しい……じゃあ、今日も楽しんでらっしゃい」
「はい、お母様」
「分かりました」

 そして、今日はおめでたい親戚の結婚式に行く
 ブーケを祥子が受け取ったり、俺と祥子のダンスまで披露することになったのだが
 それは、また違う話だ……
 今は、手のほどこしようが無いとろけきった祥子の相手で忙しいからな










 おわり










 あとがき

 こんなの如何でしょうか?
 シオン「他のキャラはまだ無理でも祥子だけわかったのね」
 まぁ、ほとんどのキャラの特性と特徴は抑えたつもりだけどね……
 ゆうひ「今回は学生時代の話じゃないから、楽なのか?」
 そういうこと……ま、わかってるほうが書きやすいからね
 シオン「確かにこれに近い状態のものを書いてるときもあったもんね」
 そういうこと……だから、かけないことは無い
 ゆうひ「で、今回のコンセプトは……」
 朝が弱い祥子さんと朝起きる恭也、毎朝の光景……どこでも起こる軌跡みたいな
 シオン「白雪姫に例えるあたり、ダメでしょう」
 でも、恭也がキスで目が覚める本を読んでるってのがあまり無いと思って
 ゆうひ「恭也をバカにしてる?」
 まさか……でも、難しいところだったよ
 シオン「低血圧でキスしたら目覚めるって災難だよね」
 そうか? いいじゃん……
 ゆうひ「そうなのか?」
 起きれたらいいんだから……朝は起きたほうがいいよ
 シオン「そういうもの?」
 うん
 ゆうひ「でわでわ。また〜」
 でわでわ〜
 シオン「スラッシュ、遊び人をつぶしておいて」
 スラりん「了解だぜ、マスター」
 ゆうひ「お願いね〜」
 って、まてぃ!! つぶすって……
 スラりん「グラビティ」
 ぐはっ、重力が……
 スラりん「プレス!!」
 す、スラりん、貴様!!
 スラりん「死に晒せ!!悪魔の子め」
 (ズーーーン、という音と共に遊び人がぷちっと潰れる)
 スラりん「あ〜、何かグロテスクな光景が……こわっ!」
 (そして、スラりんが灼熱光線を出して、場は何も無かったのような光景になるのだった)



遊び人さーん、ありがと〜。そして、無事に復活する事を祈ってます。
それはもう、心から。
美姫 「じゃあ、アンタも後を追いましょうね〜♪」
…本当に心から、願ってますよ。
それはもう、我が事のように………(泣)
美姫 「朝の弱い祥子と、朝早い恭也と対照的な二人ですが、ラブラブ〜」
キスで目覚めるお姫様。良いね〜。
美姫 「さて、良いものを読んだことだし、未練はないわね」
待て待て待て!
美姫 「うん、良いわよ」
えっ!?本当に待ってくれるの。
いや〜、言ってみるもんだな〜。うんうん。
美姫も大分優しくなったよ。ははっはは。
美姫 「ふ〜。もう良いわね。充分待ったでしょうから」
えっ!
美姫 「それじゃあ、ひとっ飛びしておいで〜」
ぬぎょろばろりょにょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
これで最後と思うなよー!俺は必ず戻ってくるからなーーー。
だって、地球は丸いんだからーーーーーーーーーーーーーー!(キラン)
美姫 「こうして浩はお星様になりましたとさ。めでたし、めでたし。じゃあね〜」



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