恋姫†無双戯曲 −導きの刀と漆黒の弓−
第二話 −命の重さ−
「…………んっ…………」
小さく呻いてゆっくりと目を開けた一弦の視界に飛び込んできたのは、
「お、気がついたか一弦」
「やっと起きたわねん♪ 寝ぼすけさん♪」
対照的な表情をした二人の女性の顔だった。
「もう三日も目を覚まさないからこのまま死んじまうんじゃないかって心配したよ」
安堵の表情で本当に嬉しそうに微笑んでいる、
「公孫、賛……伯珪さん、でしたね。有難う、ございます」
「なっ!? べっ別に当然の事しただけだ! 一弦にはたっ助けてもらってるからな! 礼なんか言うな! こっぱずかしい」
そして何故か白蓮とは反対側で肩にしな垂れかかっている、
「貴方は、どなたですか?」
「そうですか……華佗さん……有難う、ございます」
取り敢えず気絶した後の事情を聞いた一弦は、床に座った状態で泉に小さく頭を下げた。
「あらいいのよん♪ その身体で払ってくれれば♪」
そう言ってまた一弦の肩にしな垂れかかろうとする泉だったが、今度は無言の白蓮に阻まれる。
「そ・れ・よ・り・も! 私は一弦に聞かなきゃいけないことがある」
「そう、ですね。とはいえ……自分にも良くはわかっていませんが」
「分かるだけでいい。聞きたいのは一弦、アンタが何者で、私の敵か味方かって事だけだ」
そう言いながら床の横にあった椅子を引いてきてくるっと回し、背凭れを抱くように座った白蓮。泉のその空気が変わったことを感じたのか、何も言わずに自分が座っていた椅子に座りなおす。
「僕が貴方の、敵か味方かという質問には……敵になる気はない、です。でなければ、僕はあの場で弓を引かなかったでしょう」
「ま、それはそうねん♪」
「確かに。あの時は本当に有難うな」
一弦の物言いに納得した二人。むしろその件に関してはある程度の予測はついていたといった感じだ。
「僕が何者か、という質問ですが……ここではない所から、来ました、としか言えません」
「は? どういうことだ?」
当然の事ながら首を傾げる白蓮。
「嘘付いてるとか騙そうとしてるってわけじゃなさそうねん」
「はい……僕にもよくは、分かってないんです」
「つまり君、一弦君はいつの間にか北平にいたってこと? 帰り道とかは?」
「分かりません。帰れるものかどうかも、まったく……」
心なしか肩を落としている一弦。
「なぁ一弦。ってことはアンタ今これからどうするんだ?」
「……分かりません。知っている人間がいる確率も、無くはないので……探してみようかと」
そう答えた一弦に、白蓮は少々頬を染めながら緊張した面持ちで身を乗り出して尋ねた。
「一弦。私と一緒にいてくれないか?」
「………………はい?」
「あらっ♪ 公孫賛伯珪ともあろう人が随分大胆っ♪」
困惑した様子の一弦と、楽しそうに身をくねらせる泉をみて一瞬首を傾げた白蓮は、すぐに自分の言った事を思い出して顔を真っ赤にする。
「ちっちがっ! そういう意味じゃ……なくはないんだけど……じゃなくって!一弦!」
「はっはい?!」
「私に力を貸してくれっ!」
そう言って勢いよく頭を下げる白蓮。返事を聞くまで頭は上げないといわんばかりに力が入っている。
「……僕の力を、ですか?」
「それはいいわね♪一弦君はもうすでに伯珪ちゃんと肩を並べて戦えるらしいしそれに……ねぇ?」
またも困惑する一弦をよそに、泉はそう言って意味ありげな視線を白蓮に向けている。
そんな視線に気付いた一弦は、少々遠慮がちではあったがその理由を白蓮に尋ねた。
「……実はな、私の部下は大きく分けて二種類いるんだ。能力は高いが身分が低いものと、能力はないが家柄のいいもの」
問われた白蓮は少しの思案の後、ゆっくりと話し始めた。
「家柄のいい奴らは身分がもともと高いし実権もある。でも私が能力の高い奴らを出世させていたのが気にくわないらしくて……はっきり言うといつこの国を狙ってる奴らに金で絡めとられちまうか分からない。信用できないんだ」
「たしかにそんな感じだったわねぇ。三日しかまだここにはいないけど、でも結構内情は複雑みたいよん?」
「ああ。私が取り立てた奴らの中にももう金で動いちまった奴らもいるし、正直な話この国が負けそうになってもついて来てくれそうなのはほんの一握りなんだ。だから……」
そう言って白蓮はもう一度一弦に深く頭を下げた。
「行く所も見つけるまででいい。もちろん私も一弦の知り合いを探す手伝いをする。だからそれまでは…………私の仲間になってくれ」
もともと彼女を助けるために覚悟を決めた一弦。その彼女が今また一弦の助けを必要としていて、そのためなら一弦にも協力してくれると言っている。そんな白蓮に対して一弦の返事は一つしかなかった。
「よろしく、お願いします」
そして一弦は正式に白蓮の領地に身を置くことになった。名目上は白蓮の側近としてだが、白蓮本人が一弦の事を部下として扱わないため、一弦は基本的に自由にしていた。
そしてそれより何より白蓮の部下を驚かせたのは一弦が目を覚まして次の日に全員の前で紹介された時、一弦が白蓮の事を真名で呼んでいた事だ。
「これから私の事は白蓮って呼んでくれ」
「?白蓮、ですか?」
「あらら、もう真名を許しちゃうの?気が早いわねん♪」
「真名、ですか?」
「本当に信頼出来る、本当に認めた相手にしか明かさない名前よん♪」
「そのわりに私にいきなり明かしてたじゃないか」
「あらん♪あたしは白蓮ちゃんの事初めから信用してたわよん♪」
「…………もういいや。とにかくそういうわけだから……ってどうした?」
「……僕にはなにも、返せるものはありませんが……その信頼には必ずお答えします」
と、こんなやり取りが一弦がここに残ると決めた直後にあったわけだが、そんな事を知らない武将達、特に金と名門の名前だけの奴らは快く思わなかったらしい。
なにしろ白蓮は北の地では知らない者などいないほどの戦姫。器量も人柄もよく、戦以外で見せる女らしさはそれらの武将達にはとても魅力的であり、老武将は息子を、若い武将は自分がそれぞれ彼女の婿となり、彼女と彼女の納める領地を手に入れようとしていた。そんな所にいきなり現れた全身黒尽くめの不思議な男が彼女の真名を許されたという事態は受け入れがたいものだったのだ。
そしてそれとは別に、戦場での一弦の姿を見ていた白蓮の傍で戦っていた将達は彼に尊敬の眼差しを向けていた。少数ではあったが彼らは皆白蓮に取り立てられ、彼女に恩義を感じて傍で戦い続けている真の意味での彼女に仕える武将達。彼らにとって一弦は自分達の主を護った恩人であり、そして主と肩を並べて戦える力を持った尊敬すべき存在だった。
完全に二分割してしまっているのが現状の公孫賛軍の中で、一弦はしかし特に意識することなく白蓮の傍で仕事を手伝ったり、泉に迫られながらもなんとかかわしながら怪我人の治療を手伝ったりしていた。しかし、
「すいません。ちょっと、出てきます」
そんな一弦は一日一回、一人で何処かに向かう。
白蓮も泉も初めは得に意識もしていなかったのだが、暫くすると帰ってきた一弦が何処か寂しげな空気を纏っている事に気が付いた。
「……なぁ泉」
「なぁに?白蓮ちゃん」
そしてついにある日、白蓮は一弦がいつものように出て行くのを見送ってから泉に声をかけた。
「一弦のヤツ、なんかいつもこれくらいの時間になるとどっか行くよな?」
「?そうねん。いつもこれくらいだったかしらん?」
「それで帰って来ると決まってちょっと寂しそうなんだ」
「……そうだったかしら?いつも顔隠れててよくわからないわん。でも……」
ちょこんと首を傾げて見せた泉はしかし、
「なぁに♪そんなに一弦君の事が気になるのん?」
とすぐにいつものいたずらな笑みを浮かべて、白蓮をからかおうとする。いつもならそこでむきになってすぐに泉の術中にはまる白蓮。しかし今日は違った。
「……うん。気になる」
「……あら?」
頬の色こそ朱に染まっている白蓮だったが、しかし表情はいたって真面目にそう泉をまっすぐ見つめて言い切った。断言しきった白蓮を意外そうに見つめる泉。
「私は一弦の事、本当に信頼してるんだ。いつかここを去っちまうかも……いや、たぶん去るんだろう。あいつの言ってた知ってる人間っての、たぶん見つけたんだ。それ知ったら出て行っちまうだろう。でも……それでも私は一弦の力になりたいんだ」
「うん♪なら追いかけて聞いてみればいいんじゃないのん?」
「…………へ?」
あまりにも簡単な解決策を提示して見せた泉。そのあまりの簡単さに白蓮は一瞬呆けてしまう。
「追いかけて、何してるのか見て聞いてくればいいのよん♪伝える事もあるし、丁度いいじゃないのん♪」
「…………そうだな。そうする」
しかし白蓮はこれが一番白蓮らしい解決策である事も理解していた。やはりうじうじ悩んでいるのは自分らしくないと、すぐに駆け出した白蓮。
「あ、ちょっとまってよん♪あたしもいく〜♪」
「……何度、思い出しても…………やっぱり事実、なんですよね……」
一弦は城内にある大きな池を見ていた。
「僕が、流させた血……この池に、収まりきるでしょうか……」
ただ呟く一弦は、それに対する答えなど誰からも返ってこない事もすでに分かっていた。
「やっぱり……重いですね。……人の、命は……」
ただただ池を眺めているだけ。
真っ赤に燃えるような夕日に照らされた池はその周りの植え込みや灯篭などでとても幻想的に見える。見えるのだが、今の一弦にとってその燃えるような夕日に染められた真っ赤な池はただ、自分が殺めた人達の血の池にしか見えない。
「以外に……泣けたりはしないものですね」
自嘲気味にそう言って口元を歪めた一弦。単なる独り言のつもりだったのだが、それに何故か返事が返ってきた。
「じゃあ……なんでそんなに声が震えてるんだ」
「?!白蓮さん……泉さんも。どうしてここが?」
いきなり後ろから声をかけられて一瞬だけ身体を強張らせた一弦は、すぐに肩の力を抜いて振り返った。その表情はやはり前髪で隠れてしまっていて見えない。しかし、
「やっぱりお前、泣きそうだぞ?自分じゃ分からないか?」
「そうねん。とっても辛そうよぉ」
二人が見てもそれは明らかなほど、一弦の口元が、そして雰囲気が辛そうで、泣きそうに歪んでいた。
「…………話してよ、一弦。私はアンタを信頼してる。仲間だと思ってる。だから……」
一歩一弦に近寄って静かに訴える白蓮。泉はただ黙ってそこに立っているが、こちらはこちらで無言ながら話すまで離れないと言っているようだ。
そんな二人に対して一弦は一度背を向けた。寄り添おうとしてくれている二人の気持ちは何よりも有難かったが、一弦とて男である。かの公孫賛伯珪である白蓮と肩を並べて戦うだけの力を示したとはいえ、いくら彼がその為の業をこれまでの人生その身体に覚えさせていたとしても、彼はつい少し前まで戦争でさえ所詮別国の話でしかなかった世界で生きていたのだ。人を殺した、誰かの人生を終わらせたその重みは確かに重く圧し掛かっていた。池の畔で何度静かに涙を流したかも分からない。それでも一弦はこの女性二人に自分の弱い部分を曝け出すのは躊躇ってしまう。
「……駄目、か?」
そんな一弦の耳に、背中越しに白蓮の声が届く。その声は先ほどよりも少しだけ震えていた。
ゆっくりと振り返った一弦。
「…………?!」
そこにいたのはかの北の勇者、白馬将軍の公孫賛ではなかった。
「……白蓮、……さん?」
一弦の目に飛び込んできたのは一人の少女。一弦と同い年くらいの普通の少女の顔だった。
瞳を少しだけ潤ませ、それでも振り向いた一弦に期待のこもった強い視線を向ける白蓮。その後ろでは泉が柔らかく微笑んでいる。
そんな二人の表情を見て、一弦はゆっくりと話し出した。
「僕が、ここに来る前にいた場所…………そこにはこんな戦は、なかったんですよ」
やはり面と向かっては話しにくいのか、再び背を向けて池を見つめながらだったが、今度は白蓮も泉も黙って話を聞いている。
「それは世界の、別の場所の話で……だから僕はこの前、初めて人を殺したんです。人の命を奪った。人の人生を終わらせた。この手で。……夕日は血のように赤くて、この池は、まるで血溜りのようで……覚悟を決めたはずでも、思い出してしまうんです」
「……じゃあなんで……一弦はそんな思いをしてまでなんであの場で矢を放ったんだ?別に……撃たなくても良かっただろ。関係ないんだから」
「……覚悟を、決めたんです。貴方を……白蓮さんを、助けなきゃって」
そう言って首だけ白蓮を振り返る一弦。
「……やっぱりそう簡単には、いきませんね。吹っ切る事は、出来ません」
そういう一弦の表情は、二人にはやはり分からなかった。しかし白蓮は口を開く。
「吹っ切れるもんじゃないよ、そんなの」
一歩、また一歩、一弦に歩み寄る白蓮。
「私だってただ必死なだけだ。私には倒れちゃいけない理由があるから。……私がやられたら国が傾く。今平和に暮らしてる皆が平和に暮らせなくなる。だから私は、ただ必死に生き残ろうとしてる。一人でも多くの仲間に生き残って欲しいと思ってる。それに私を慕ってくれてる民の皆を護らなきゃいけないと思ってる。……だから……」
そして白蓮は一弦の隣に立って微笑んだ。
「だから私は耐えられるんだ。命を奪うためにこの剣を振るう事も、奪った人の命の重みにも」
とても弱々しい、今にも泣きそうな微笑。しかしそういう白蓮の口調は決して震えることなく、いつもどおりの澄んだ声で一弦の耳に届いた。
「あたしもねぇ……」
そう言いながら二人に近づいてくるのは泉。いつものように茶化した口調だが、しかし声の響き方はいつもとはまるで違う、とても真面目なものだった。
「医者なんで難儀な事してるから、命の重さはしょっちゅう痛感してるわん。助けられた人、助けられなかった人、初めから助かる見込みも無かった人…………。辛いのよん。もうちょっと早かったら助かったのに、とか…………最後の言葉、とか…………」
そして白蓮とは逆隣に立つ泉。
「でもあたしにはこれからも助けられる命があるのん。だからあたしは立ち止まれないのよん」
一弦君の苦しみの全部は分かって上げられないけどねん、と微笑む泉は、白蓮とは違って何処か悟ったような力強さがあった。
「白蓮さん…………泉さん…………」
両隣に立った二人を見て一弦は静かに息を吐いた。
今自分の隣にいる二人は、短い時間の付き合いにもかかわらず自分の心の内を一弦に曝け出してくれた。それは二人が一弦に何とか立ち直って欲しいと思っている事の証。二人が一弦の事を信頼している事の証。
そんな二人を見て一弦は思う。この信頼には答えなければならないと。自分のために心の中を曝け出してくれた二人に答えなければ、と。
「有難う、ございます…………本当に、有難うございます」
「か、一弦?」
「一弦、君?」
二人の顔が同時に見えるように一歩下がった一弦は、振り向いた二人に頭を下げる。
突然の事で呆気に取られている白蓮と泉に一弦は顔を上げ、
「お二人のように強くはありませんが…………頑張ってみます。僕なりに……貴方達のように……」
決して力強い言葉ではなかった。静かな、本当に静かなその言葉は、しかしそれに込められた想いのように確実に二人の耳に届いている。
「ですから……」
その時、丁度風が吹いた。
一弦の前髪が風に煽られ、普段はそれで隠れてしまっている顔が露になる。
「これからも……よろしくお願いします」
「………………………………はっ?!」
「………………………………かわいい…………」
二人が初めて見た一弦の素顔。それは柔らかい笑顔だった。
思わず真っ赤になって放心してしまった白蓮と、先ほどまでの空気など何処吹く風ですっかり危ないお姉さんの表情に戻っている泉。
もう風も止み、いつもどおり顔が隠れている一弦が二人に怪訝な目を向ける中、どちらともなく一弦に背を向けた二人は、
(……普段見えないものって魅力的に映るもんだな…………それにしてもあんな顔してたのかぁ…………やっぱイイかもっ♪)
(やっぱりここに来てよかったわん♪白蓮ちゃんには悪いけど一弦君はあたしが食べちゃお♪)
と各自一頻り妄想を膨らませる。
結局最終的に落ち込んでそこにいたはずの一弦が二人を何とか正気に戻して城内に戻った。ちなみに白蓮はその日の晩になって一弦に知り合いらしき人間の事を伝えていなかった事に気づき、慌てて一弦の寝室に駆け込もうとした所を泉に目撃され、あらぬ誤解を受けて何も出来ずに部屋に戻るという散々な夜を過ごしていた。
一弦達が池の畔から城へと戻っていた丁度その頃、北平の城下町に一人の美少女が入ってきた。蒼い髪で白を基調とした服を身にまとい、長い槍を担いだその少女は、無遠慮にあたりを見回してニヤリと笑う。
「さて、ここの公孫賛殿はなかなかの名将と聞くし、私の力を見せれば使おうと思わぬはずもない。民を守るためにも、少々本気で行こうか」
日も暮れ始めた町のど真ん中でぶつぶつと呟いている美少女。傍から見てかなり怪しげだが、本人は全く気にする事なく暫く一人でほくそ笑みながら城を眺めると、
「さて。とりあえず今日は宿を取って明日に備えるとしよう。そうと決まれば……おい、そこ行く人。この町で一番上手いメンマを食わせるのは何処だ?」
あとがき
もはや完全にオリジナルになりかけましたw最後の最後でやっと原作準レギュラーの彼女がちらっと顔出しましたが……はてさてどうなる事やらw
このペースで行きますと一刀と合流するにはもう後2,3話って所ですかね。次回は最後に出てきた彼女がメインのお話になりますので。
さてさて、人をくったような性格の彼女は結束を固め始めた一弦達にどのような影響を及ぼすのか。一弦と泉がいることによって彼女のここでの扱いは変わったものになるのか。そしてそもそも一弦と彼女の相性ってどうなんだろう?そんな事を書いてる本人がちょっと再想像しながら……w
それではっ!
今回は一弦の弱い部分が。
美姫 「仕方ないわよ」
だな。一刀との再会はもう少し先だけれども、次回はどうやらあの人が!
美姫 「そうね、次回に登場するみたいね」
そう、メンマ仮面!
美姫 「違う!」
ぶべらっ!
美姫 「違うでしょうが!」
じょ、冗談だよ。そう、彼女、華蝶仮面!
美姫 「それも違……、ええい、違う!」
ぶべらっ!
美姫 「バカは放っておいて、次回を楽しみにしてますね」
ま、待ってます。