『新・恋姫†無双 〜降臨し不破の刃〜』




第四話

























何故だか解らない…いや、原因は解っているのだが何故“アレ”がそういう働きをしたのか解らずに、気がついたら過去の中国に飛ばされていた俺。
しかもその時代はまさに三国志の時代そのもので、加えて武将達は殆ど皆女性というわけの分からない場所に来てしまった俺だが、偶々傍にいた蓮華がこの国の王という悪運の強さでどうにかこの国、呉に置いて貰える事となった。
しかし、全てが順調にいったかといえばそうでもない。
何故か俺の前だと蓮華とその妹、シャオこと小蓮が小競り合いを始めてしまうわ、その小競り合いをみて何故か思春が俺を目の敵にするわ、そんな状態の俺達四人を見た陸遜、ではなく穏さんがころころ笑っていたりと……

「……今更か……」

これくらいの騒ぎは今更だった。
海鳴にいた俺の周りの人間も皆こういう奴等だった。

「俺は本当に女難の相など出ているのではないか?」

一度俺がそう呟いたところ、それを聞いていた思春と穏さんに即座に否定された。

「不破恭也貴様っ! 蓮華さまと小蓮さまがあれほど貴様を信頼なさっておられるというのに、それをこともあろうに女難だとっ!?」

「普通の男性なら羨むところですよねぇ。絶世の美少女二人にあそこまで信頼されて求められて、難だなんて言ったら国中の男性敵に回しますよぉ?」

いや、思春のアレは否定の域を越えていたな。
凄まじい殺気をぶつけられた。
まぁたしかに色々と騒がしいが、蓮華は素性の知れない俺の与太話にしか聞こえない話をすべて信じてくれたし、シャオも、そんな俺を兄のように慕ってくれている。
嬉しくないはずがないだろう。こんな人の暖かさが。
しかしまぁ、素性も知れぬ俺のような人間を全員が全員暖かく迎え入れてくれるはずもないわけで……


























「……貴様が不破恭也か」

ある日、早朝の鍛錬を終えてあてがわれた部屋に戻る途中にいきなり背後から声をかけられた。
気配はあったのでその事に驚きはしなかったが、俺は別のことに関して驚いていた。

「……初めてお会いしますよね? 失礼ですがお名前を聞かせていただけませんか?」

「……姓は周、名は瑜。字は公瑾だ」

この女性、周瑜の醸し出す、冷たい雰囲気に。
この黒く長い髪の人物が周瑜という事は、ここに来てから自分が小説で読んだ時の印象は捨てなければならないと学んだので、それほどは驚かなかったのだが……

「不破、恭也です」

ここに来てから出会った人達は、皆それぞれ個性的ではあったが暖かい人達ばかりだった。
しかし周瑜は、そんな人達とは何かが違う。
言葉遣いや態度などは思春と通じる所が無くもないのだが……

「貴様の目的が何か知らんが、あまり余計な事はしないでいただきたい」

「……何の話だ」

この人は、明らかに俺に対して挑戦的な態度で通している。
取り繕ってきた言葉遣いが崩れてしまったが、もう気にする事も無いだろう。
何故かは解らないが、相手がそうくる以上こちらが気を使うのは馬鹿げている。

「あまり仲謀さまに余計な事をするなという事だ。あの方には覇道を進んで頂かなければならない」

「……それが蓮華の心からの望みなのだとしたら、俺は喜んで協力する」

「望まないはずが無い。それが孫家の宿命であり、孫呉の悲願でもあるのだから」

……孫権として、その道以外にないと。そう言いたいのかこの人は。
それに確か字を気安く呼ぶのは許されないと聞いたような気がするのだが……

「志半ばで倒れた雪蓮、孫策さまの意思をついで貰わねばならんのだ。お前の存在はそれを妨げる可能性がある」

俺は、煽られているのか?
だが、黙っている訳にもいかん。

「だから言っただろう。蓮華がそれを望むのなら、俺は全力でその手助けをすると。俺は何があっても彼女を護ると誓ったんだ。そして護るという事は身の安全を、という意味のみではない」

「ふんっ。口では何とでも言える。私としては、危険に晒された時お前が逃げ出してくれたほうが有難いんだがな」

そう言って笑う周瑜。
どうやら解っているらしい。蓮華が必ずしもそれを望んではいないという事を。
俺も直接聞いたわけではないが、王として振舞っている孫権よりも、シャオとじゃれあったり穏さんにからかわれたりしている蓮華のほうが彼女らしいと俺は感じる。
そして、そうだからこそ周瑜は俺を邪魔に感じているのだろう。
俺がいる事で蓮華が、今までシャオや思春達しか知らなかったはずの少女の顔でいる事が多少なりとも多くなったから。

「逃げはしない。俺は蓮華とシャオ、二人を護りとおすと誓ったんだ。貴方がそれを邪魔するというのなら、貴方がこの国においてどんな地位にいようと俺は迷わず斬り捨てる」

「……私はただ、仲謀さまに亡き姉君の意思を継いでもらおうとしているだけだ。邪魔などする訳がないだろう」

「だといいがな」

俺はそう言って周瑜に背を向けた。
たしか彼女、実質この国のナンバー2だとか聞いたが、俺とすればこれ以上彼女と話しているのは気分が悪い。
周瑜もまた、そんな俺を引き止めるでもなくただそこに立っているだけのようだ。
ただ……ただなんとなく、終始何処か演技じみていたといっても過言ではないほどの挑発的な態度が気になりはする。
周瑜ほどの立場の人間ならば許されていてもおかしくないはずの孫権の真名、“蓮華”を一度も呼ばなかった所などが何か作為的に感じるのだが……

「……もう一つ」

そんな小さな違和感のようなものを飲み込んで俺は、振り返らずに告げた。

「貴方が蓮華に覇道を諭すのならともかく、強要するというのなら、やはり俺は貴方と敵対する事になる」

そして返事を聞かずにまた足を進め……

「……覚えておくよ」

? なんだ? 今のは?
思わず俺が振り返った時、周瑜はもう背を向けて歩き始めていた。
だが、最後の一言の響き……

「間違っていなければ……優しい声音だった?」

俺にはどうしても最後の一言だけは、心の底から喜んでいるように聞こえた。
しかしもう当の本人を呼び止めることは出来ない。
俺は、何か違和感を覚えつつ、

「……ふむ」

その場を後にした。

























「……蓮華、シャオ。もうそれくらいにしてくれ」

「でも恭也っ! お姉ちゃんズルいよ! わざわざ自分で兵隊さん達連れてくっていうんだよ?」

「私はこの国の王ですっ。私が行くのが一番早くすむ方法でしょう?」

「し、しかし蓮華さま。さすがにそれは……」

俺が周瑜との初会合を思い出している間、どうやら話は一向に進展していないようだった。
というか何度同じ事を言い続けるつもりなんだ、この三人。

「シャオだって出来るよっ! だから…」

「私が行くのが確実ですっ! だから…」

「「私(シャオ)が恭也と一緒に行きますっ(行くのっ)!」」

「……不破恭也……」

「……俺が何をしたというんだ」

状況は至って簡単。
長江で賊をしていた三百人ほどが、王が蓮華に変わってから度々してきた説得に、応じる姿勢を見せてきたらしいのだ。
王として覇道よりも民の安定を図った蓮華は、そのために、賊ではあるが水軍としては優秀に働く可能性のあるこの江賊達に降るように説得していたらしい。
初めは突っぱねられていたようだが、何故かいきなり話し合いをしてもいいと言ってきたのだそうだ。
しかし、いくら王の要請とはいえ賊としては、出向いてみたら囲まれて囚われ、殺されるという可能性も捨て切れなかったのだろう。
たしかに賊に対しては問答無用で排除しにかかるようなご時勢のようだからな。
結論として、建業の街で賊の首領格の人間と呉の代表格とでの会談までこぎつけたのだが、問題となったのはその人選のようで。

「私の策なのだから、私が成功させる」

王として、賊であろうと無碍に排除しない政策を取った蓮華。

「シャオだってこの国のお姫さまだもん! お姉ちゃん王様なんだから簡単にそんな事しちゃ駄目でしょっ!?」

姉の身を案じ、また姫という立場的にも相手が納得するだろうという事で自分が行くと言い張るシャオ。

「あのぉ〜……わたしが行っても……」

「「穏は黙ってて!」」

「……はぃ……ぐすんっ」

軍師補佐の立場であり、おそらく一番現実的なのだろう穏さんの意見は何故か早々に却下。
と言うか……

「何故全員で行けばいいという案が出てこないんだ、二人とも」

「「「「……え?」」」」

……いや、蓮華とシャオはともかく、思春と穏さんまで気がついてなかったのか? 本当に大丈夫なのだろうか、この国。

「だから、この場にいる全員でいけばいいだろう。蓮華の言い分ももっともだし、シャオだって、王とその妹である呉の姫が直々に来たとなれば相手の印象はかなりよくなる。それに、元々荒事になった時のために思春と俺は護衛につくんだ。二人でも蓮華とシャオは絶対に逃がすつもりだが、穏さんの知恵があればより確実に逃げ遂せるかも知れん。なにより、王と姫、それに軍師という面子で、護衛が二人だけ。これで兵の数を最小限まで絞り込めば、これは蓮華が本気である事を示す事にも繋がる」

「……ほう。考えたな」

「なるほどぉ〜。つまり、蓮華さまがいかに本気で江賊さん達を欲しがっているかという事を、ここにいる全員で行くことによって、いえこの面子だからこそ強調できる可能性があるわけですねぇ。それにむこうが応じずに戦闘になった場合、少なすぎると数で圧されてしまう可能性もありますし」

「そうだな。念のため近すぎない距離に兵を配置し、離脱の際はそこを目指せばいいだろう」

さすがに思春と穏さんはすぐに解ってくれたか。
さて、後の問題は蓮華とシャオか。
やはりまだ渋っている感じがするな。

「……蓮華、シャオ……」

しかしこちらとて、伊達に女性ばかりの家庭で育ったわけではない。
自分達に分がないという事は二人も解っているのだ。こういう時は無理に理詰めで説得するよりも、自分から言い出すのを待ってやったほうが……

「解ったわ、恭也。たしかに、私とシャオが二人ともいればこちらが本気で説得しようとしている事を強く印象付ける事も出来る」

よし、蓮華が折れた。
やはりこういった場合は姉のほうが聞き訳がいい。
なにより彼女は王。どういった理由があって自分が一人でと言っていたのかは解らないが、国益を優先させるべきところはわかっているようだ。
そして、そうなれば……

「シャオだって恭也の言ってる事分かったもん! 皆一緒でいいよっ」

妹のほうは必ず乗ってくる。
自分だけ我侭を言い続けることが決して得策でない事を、賢いこの子は分かっているから。

「ありがとな」

「あっ……えへへっ♪」

むぅ……何故かこの子を見ているとなのはと同じように扱ってしまうな。
つい頭に手が伸びてしまう。
歳はこの子のほうが上だろうし、性格は似ても似つかんのだが……やはり声、か?

「……恭也……」

……しかしまぁ、丁度いい高さにあるからなぁ……

「不破恭也ぁ……」

「っと、すまんシャオ。もう頭を撫でられて嬉しい歳でもないよな」

いかんな、俺も。
これではいずれ周瑜より先に思春に刺されそうだ。
……何故蓮華からも殺気を感じる? それにシャオも……撫でるのは止めただろう?

「れ、蓮華? シャオ?」

「……明日、ここにいる全員で会談します。私と小蓮は略式正装ね。相手にこちらには戦闘の意思がない事を理解してもらわないと」

よかった。何とか自分の責務に戻ってくれたか。

「わかった。覚悟しててね恭也。シャオの正装、見たらきっと綺麗過ぎてびっくりしちゃうから」

「……心しておこう」

「穏は、当日は接待。相手の印象を少しでも良いものにして、交渉の成功をより確実なものにしてくれ」

「はぁ〜い。わかりましたぁ」

「思春と恭也は護衛よ。でも目立つ武器はなるべく控えて」

「御意」

「了解」

……なにやら少々ピリピリしているようだが……
俺か? 俺の所為か?


























「孫権様、再三の会合のお誘い感謝致します。こちらも仲間内で度々話し合い、今回の会合にこぎつける事ができました」

……これが賊…か?
俺の目の前に座っているのは六人。
皆それぞれそれらしい格好はしているが……

「やはり全員女性……なのか」

思わず小さく呟いてしまったが、まぁ誰も聞いていなかったようだ。
どうやら、この世界は女性が中心で回っているらしい。
それよりなんというか皆、かなり和やかな雰囲気で食事を楽しんでいる。
会合というよりもちょっとした食事会じゃないのか? これ。

「私は姓は周、名は泰、字は幼平です。名ばかりですが長をやっています」

それにしてもこの賊の長、とてもそういった事をしてきた人間とは思えないほど純粋な目をした少女だぞ?物言いもはきはきとしているし、とても気持ちのいい普通の娘といった感じだ。
というかこの少女、どう見たって……

「はむはむ……ん〜っ! 美味しいですっ」

焼売頬張って喜んでいるぞ、この長。と、そうではなくてこの周泰という少女、格好がどう見ても日本の忍じゃないか?
頭に巻いているのは鉢金のようだし、さっきまで口元を覆っていたのも、口元を読ませないようにしたりする物、だったよな? 外した籠手も……忍の防具のようだ。

「どうした? 不破恭也」

俺が彼女を気にしているのがわかったのだろう。思春がさりげなく確認してきた。

「何か不信な点があるか?」

どうやら俺が彼女を警戒しているように見えたらしいな。
まぁ、ここにいるこちら側の人間は皆俺の事情を知っているから、話しても問題はないか。

「いや、彼女達は本当に武装していない。室外にすべて置いてきているだろう。仲間になってくれる話は、こちら側が話を拗れさせない限り上手くいくだろ」

「? そうか。では何を気にしている」

「いや、周泰さんの格好なんだがな。俺の世界の、俺の国に昔いたとされている……そう、間諜だな。その衣装に酷似しているんだ。それで、少々妙な気分でな」

「……ほう…………む、そうだ……」

……まて思春。お前の今の笑みは明らかに「何か思いついた」笑みだったぞ!?
それも大体俺が被害を被る類の思いつきだ!
ってだから待て思春! 何故蓮華の元に行く!?

「蓮華さま、実は……」

おいっ!? 今何を耳打ちしているっ!?

「え? で、でもそれは……」

お? 蓮華が渋っている。
よし、頼むぞ蓮華。なんだか解らんが多分俺の命運は今、蓮華に委ねられているはずだ。

「なんですかぁ? 蓮華さまぁ、思春ちゃん。わたしも仲間にいれてくださいよぉ」

の、穏さんまで……というかいいのか?
これは会合なのだろう? 先方を放っておいて……

「という事は、仲間に入ってくださるという事でよろしいんですね?」

「はいっ。生きる為とはいえ犯してしまった罪を許してくださるのでしたら、私達としてもいつまでも泥棒のような事をするよりも、兵として呉の為に働きますっ」

「ほんとっ!? やったぁ! ありがと〜周泰っ♪」

……シャオが話を進めていたのか。
というか、それも最早どうでもいいことか? 卓の料理が五人の女性達によって消されていくのはある意味圧巻だが……

「……という訳ですからぁ、兵の皆さんに納得していただく為にもわたしは思春ちゃんの案に賛成ですよぉ」

「……やはりそう、なのか?」

穏さん……こんなところで軍師としての才覚を見せなくても……
蓮華は……もう駄目だな。押し切られたようだ。

「皆、しばし聞け」

蓮華が王の顔になった。
この切り替えの早さと、それに伴う威厳は素直に凄いと思うが……やはりこれは蓮華が望んだわけではない生き方のようだな。

「……では、周泰。貴方と貴方の仲間達はこれより我等孫呉の兵として雇おう。給与は他の兵達と同じく与える。住居も、新設した兵舎を与えよう。これより貴方達は孫呉の兵だ。その名を傷つけるような行動、行為については、私の名を持って厳しく処罰する。異存は?」

「ありません。これより私達は名誉ある孫呉の兵として、その名に恥じぬよう働きます」

蓮華の言葉にはきはきと答える周泰さん。
片膝を付いて、頭を下げる。他の五人も、それに倣って同じように。
満足げに頷く蓮華。これもまぁ、ポーズのようなものだろう。
本当は笑顔で歓迎の言葉でも言いたいはずなのに。

「では、貴方達の所属と立場だが……周泰」

「はいっ。あ、でもすいません。出来れば真名で、明命とお呼び下さい」

「くすっ……では明命。貴方は最初は将の補佐官としてその力を振るうがいい」

「はいっ」

ほう。いきなり補佐官とは……蓮華はやはりこの娘達を買っているようだな。
周泰さん……腕は中々のようだな。間合いは……刀くらい、か?
同じ軍になったのだから、今度手合わせでも頼んでみるか……ん? 補佐官?

「あっ、でも補佐官って、どなたのなのですかっ?」

そう、それだ。
蓮華が引き込んだのだから、彼女の知る将のはずなのだが……っ!? まさか!?

「不破恭也。この男が、貴方達の将となる」

……やはり、か……
思春の策はこれだったんだな。
まぁ穏さんも賛同したという事は、ただの悪戯ではないはず。それが唯一の救い、だな。

「ふ、わきょう、やさまっ?」

「不破、恭也です。呼びにくければ恭也で構いません」

仕方ない。事情は後できちんと聞くぞ? 蓮華、思春、穏さん。シャオは……知らなかったか。
俺から視線を泳がす三人を構わず一睨みしておいて、周泰さんに視線を戻す。

「はいっ。よろしくお願いしますっ恭也様っ」

























「やはり……蓮華様の人を見る目は正しい。あの男は……本物だ」

「へぇっ!? そうなんですか冥琳様っ?」

「えぇ。性格は似ても似つかないのに、そういった理屈ではないところの鋭さは本当に姉妹だな。正直、嫉妬すら覚える」

「でもでもっ! もしそうなんだとしたらこれで孫呉も……」

「いや、そう短絡的に考えてはいない。確かにあの男は本物だが……私はきちんと見定めなければならん。あの男が本当に呉の……蓮華様の守護者たり得るかを」

「じゃ、じゃあ……」

「えぇ……悪いけれどもう暫く貴女には、いえ、貴女達には苦労をかける事になるわ。でも、約束する。私が再び蓮華様の傍らに戻る時は、あの男が孫呉の守護神として名を馳せ、我々は……国を奪還する」



あとがき

……え〜……どうも、馬鹿です。
えっと、明命が周平として出てきていたところを周泰に直して、あとは口調と辻褄をあわせるだけでよかったはずなんですが……
遅れた理由は二つ。この次の話に出てくる二人の真名と、停電。
当初は真名など考えずにほいほい書きなぐってたんですけど、真名がない娘が一気に二人って違和感ないか?という不安にぶち当たり、“よろしい。ならば考えよう”と考えはじめたまでは良かったんですが……
そこで停電という敵に強襲されてセーブ前のものが一気に全部オジャンという悲劇に遭遇。
で、そのまま忘れてほかの連載……馬鹿以外の何者でもないですね、俺。
今回更新履歴を見てもう数ヶ月更新してない事に気がつき、慌てて確認して現在に至ります。

え〜、で話をお話の方に移しまして。
これから暫くお話の最後に冥琳パートを設けていくことで徐々に真との統合を図っていこうと思います。
中に書き加えていくのも考えたんですけど、恭也たちとは別のところで動いてる感じを出すにはそっちのほうがいいかなぁと。
で、もうネタバレもしちゃってるんで別に冥琳に関しても“敵か?味方か?”みたいなハラハラ感を出すこともなし。
冥琳の行動の意味を知ってる人間と知らない人間の差、見たいなものだけ少し出していければ面白いかなぁとは思ってますが、変にややこしくはしない方向でいかせてもらおうと思ってます。

という訳で、今回もかな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜り時間が掛かりましたが、この辺りで失礼致します。









次は……次こそはもうちょっと早く出さないと俺、袁紹並の無能扱いされるかも(涙



明命が仲間になった。
美姫 「それとは別に冥琳側の動きって感じね」
敵のようでちらりと最後に見せたのが……ってな感じが良い感じで。
美姫 「続きがとっても気になります」
次回も楽しみにしてますね。
美姫 「待っています」



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