――ラダトーム王国北西の森
   ミリィの家1F 脱衣所――
  * * * side エリス * * *

 洗顔のために洗面台の前に立ったわたしは、正面の鏡に映る自分の顔を見て思わず溜息を漏らした。
 ――酷い顔です……。
 赤く泣き腫らした目。薄く施していたお化粧は見る影もなく、お母様譲りの金髪も大きく乱れてしまっています。
 とんだ醜態を曝してしまいました。いえ、それを言うなら昨夜初めてお会いした時からずっとじゃありませんか。
 何せ、初対面の方たちを前に大泣きした挙句、ご招待に与かった人様のお宅で酔い潰れて眠ってしまったのです。
 怖い男の人たちから助けていただいただけでも感謝すべきなのに、一体どれだけ迷惑を掛ければ気が済むのかと。
 家の娘としてあるまじき失態。しかも、お酒の勢いに任せて、いろいろとぶちまけてしまったような気がします。
 ――もし、このことがお父様のお耳に入ったら……。
 脳裏を過ぎるのは、自分を見下ろす冷たい目。わたしにはどんな厳しい罰を与えられるよりも、あの目を向けられることが恐ろしかった。
 羞恥に赤らんでいたはずの鏡の中のわたしの顔は、いつの間にか病人のように蒼褪めてしまっていた。血の気が引く音を聞いた気もする。
 ただでさえ、試験に実技があると知って絶望していたというのに、これじゃ何かの弾みに合格出来たとしても叱責を受けるのは必至です。
 救いを求めて胸元に手を彷徨わせ、それが今は隠しておかなければならないものだったことを思い出す。こんな時こそと思ったのですが。
 若い頃の苦労は買ってでもするものだと言われますが、日頃から苦労の絶えないわたしには、これ以上許容出来そうにありませんでした。
 ――いっそ、このまま逃げてしまいましょうか。
 そう思ってみたところで、この年になるまで教皇自治領から出たこともなかったわたしが他の土地で生きていけるはずもなく……。
 出来る事といえば、ただただ神に祈るばかり。ああ、主よ。精霊神ルビスよ。せめて、この苦境を無事に乗り越えられますように。
 上着のポケットの上からそれを握りしめ、当初の目的であった洗顔を果たすと、わたしはお姉様方の待つリビングへと戻った。
 その後、肌蹴たままになっていた胸元をお姉様に指摘されて、悲鳴を上げることになったのはまったくの余談です。はぁ……。

  * * * side out * * *

  堕天使ユリエルの異世界奮闘記
  第15章 試験に向けて

「さて、それじゃあ、まずは状況確認といきましょうか」
 ミリィに用意してもらった紙とペンを手に取ると、わたしは対面のソファに座るエリスへとそう声を掛けた。
 時刻は午前十時を少し過ぎた辺り。
 朝食後に一度解散して、それぞれの用事を済ませた後にわたしたちは再びミリィの家のリビングへと集まっていた。
 目的は受験対策。エリスの賢者を目指す理由を聞いたわたしは、彼女に何としてもその夢を掴んでほしいと思うようになっていたのだった。
 そのためにはまず、昨夜の酒場での発言の真意を聞かないといけないのだけど、これはエリス本人がミリィと飲み明かす中で吐露していた。
「わたし、魔物が怖いんです」
 その言葉を聞いたミリィは、思わずグラスを傾ける手を止めて聞き返したという。
 それはそうだ。わたしだって、その場に居合わせていたなら同じことをしている。
 彼女は賢者。それも師から見習い卒業のための課題を与えられる段階にいるのだ。
 エリス自身は確かに華奢で気弱な少女にしか見えないし、魔物を怖がるのも無理はないだろう。
 でも、賢者を目指して修行をしていたのなら、彼女も少なからず実戦経験を積んでいるはずだ。
 短時間なら堪えられるのか。それとも他に何かやり過ごせていた要因があるのだろうか。
 克服の糸口を見つけるためにも、わたしはまずはそのあたりからエリスに聞いてみることにした。
「魔物が怖いって言うけど、修行ではその魔物と戦うこともあったはずよね。その時はどうしていたの?」
「はい。修行の際はいつも先生と一緒でしたから。怖かったですけど、本当に危ない時には助けていただけると思うと、何とか頑張れたんです」
「なるほど」
 エリスの答えに頷くと、わたしは更に質問を重ねていく。信頼出来る強者が傍らにいることで、安心して戦うことが出来たのだろう。
 更に日中、慣れた場所であれば、一人でも問題になることはあまりなかったとのこと。
 つまり、見知らぬ場所、暗がりの中で一人、魔物と相対するのが恐ろしいということになるのだけど、それは誰しもそうなのではないだろうか。
 もちろん、程度の差はある。怪談話を聞いただけで震え上がる人もいれば、実際に心霊スポットに立っても平然としていられる人もいるだろう。
 とはいえ、軽視出来るものでもなかった。恐怖はその人の判断を狂わせ、パニック状態ともなれば弱い魔物にすら命を奪われかねないのだから。
「あの、やっぱりダメですよね。冒険者になろうっていうのに、魔物が怖くて試験が受けられないだなんて……」
 自分で言っていて情けなくなったのか、弱々しい声でそう言って俯くエリス。皆から向けられる視線に、居た堪れないという様子ですっかり縮こまってしまっている。
「そんなことないわ。誰にだって、怖いものの一つや二つはあるもの」
「そうだよ。ダンジョン内に偶に仕掛けられてる致死性の高い罠とか、あたし未だに怖いもん」
「わたしの場合、怒った時のマスターね。リンゴをデコピンで粉砕するのを見せられたのなんて、トラウマ物だわ」
「ミリィ、その例えはちょっと。後、リータちゃん、あれはちゃんと魔力を使っていたでしょ」
「あわわ、そ、そうだったかしら」
 今にも泣いてしまいそうなエリスに、とにかく慰めようと声を掛けるわたしたち。状況改善のためのカウンセリングで相手を泣かせてどうするというのだ。
 しかし、こちらも焦っていたのだろう。
 ミリィの例えなんて最悪の部類だし、場を和ませようとしたのだろうリータちゃんの言葉もあまり笑えるものじゃなかった。
 ああもう、しょうがないわね。こういうのはあんまり良くはないんだけど、このまま泣かれるのを黙って見ているなんて無理だもの。
 わたしはしまったという顔を見合わせている二人に嘆息して席を立つと、いよいよしゃくり上げ出したエリスの傍らへと身を寄せた。
「あ……」
 不意のことに小さく声を漏らすエリス。わたしはそんな彼女に出来得る限りの優しい笑みを浮かべて見せると、そっとその身体を抱きしめた。
「ほら、頑張るって決めたんでしょ。なら、これくらいで泣いてちゃダメよ」
「ひっく、……で、でも、わたし、全然ダメで、賢者になるんだって、あの人みたいに皆の笑顔を守れるように、頑張るって決めたのに……」
「大丈夫。怖いと思うのは何も悪いことじゃないの。だから、まずはそこから逃げないで、向き合うことから始めましょう」
 優しく、だけど、甘えさせるのじゃなく、立ち向かうことを促す。そうすれば、エリスは涙に瞳を潤ませながらもちゃんと顔を上げてくれた。
「わたしに、出来るでしょうか」
「ええ、このわたしが保証してあげる。だから、もう少しだけ頑張ってみましょうか」
「……はい、お姉様」
 わたしが確信に満ちた表情でそう言うと、エリスはぎこちなくも笑顔でそれに頷いた。
「ねぇ、ユリエルって、いつもあんな感じなの?」
「そうよ。ああやって、泣いている娘に手を差し伸べて、ちゃんと自分で立てるまで傍らにいてあげるの」
「優しいんだ」
「マスターはそれが仕事だったからって言うけど、明らかに趣味と実益を兼ねてるわよね」
 複雑そうに微苦笑するミリィに、困ったものだと言わんばかりに嘆息するリータちゃん。
 性分か。あるいはわたしという在り方のせいで、傷つけてしまった人たちへの代償行為。
 弱った心に甘い囁きは劇薬だ。中毒性を秘めたそれは、時にあっさりと少女を狂わせる。
 迷える子羊を導く使者は、一つ間違えれば人心を惑わせ、堕落させる堕天使となるのだ。
 ――エリスにとってのわたしが、そういう存在にならなければ良いのだけど……。

 話を戻そう。冒険者資格試験は筆記と実技の二種類から成り、両者の得点の合計でその合否が決定されるという。
 筆記は良い。
 一般教養に加え、冒険に必要な知識の多くを高いレベルで習得しているエリスなら楽にクリア出来ることだろう。
 問題は実技試験のほうだ。
 こちらは実際に冒険させることで、必要な技術の習熟度を測るのだという。なるほど、合理的だ。
 要綱によると、協会が管理しているダンジョンに潜って、期間内に目的を達成すれば良いようだ。
 他にも行動の指針となるよう、具体的な採点項目が書かれている。
 魔物に遭遇した際の対応や、所持している道具の使い方、情報収集能力に、パーティーメンバーとの連携……連携……。
「ねぇ、エリス。あなたこの要綱をちゃんと最後まで読んだかしら」
「い、いえ、実技試験があることに驚いてしまって」
「それどころじゃなかったと?」
「済みません……」
 やや呆れ気味にそう尋ねるわたしに、エリスは叱られた子犬のように小さく項垂れる。
 まあ、彼女にとっては青天の霹靂だったのだろうし、しょうがないか。
 わたしは小さく嘆息すると、無言で開いていた要綱の一部を指差した。そこには注釈としてこんな一文が記されていたのだった。
 ――なお、当実技試験に於いて受験者同士でパーティーを組む場合は、別添の申請用紙に必要事項を記入の上、事前に提出すること……。
 時が止まった。場を支配するのは、何とも言えない沈黙だ。
「あ、あの……」
 どれくらいそうしていただろうか。やがて、堪えかねたというようにエリスがおずおずと口を開く。その顔はまるで熟れたトマトのように真っ赤だった。
「良いわ。一緒に実技試験を受けたいんでしょ」
「はい。で、でも、わたしなんかがご一緒させていただいて、ご迷惑じゃありませんか?」
「そう思うなら、わざわざ要綱の見落としを指摘したりなんてしないわよ。大丈夫、一緒に頑張りましょう」
 そう言って笑いながら手を差し出したわたしに、エリスは深々と頭を下げるのだった。
「よろしくお願いします」

  * * *

 距離を取って対峙し、一礼するエリスに、わたしは右手を剣の柄に添えることで応えた。構えろという合図だ。
 パーティーを組むことになったのは良いけれど、それにはまずお互いのことをよく知らなければならなかった。
 役割を決めようにも各自の能力を把握していなければ始まらず。これから行うのは、そのための模擬戦だった。
 エリスは足を肩幅に開き、両手で握った杖の先端を右斜め下に向けて構える。それは、杖を打撃武器として扱う者の構え。
 彼女の得物である理力の杖は使い手の魔力を打撃力に変換する。その特性を活かすのに近接戦闘の訓練も積んだのだろう。
 その立ち姿はまだ所々粗が目立つものの、重心にぶれがなく、視線もしっかりとこちらを捉えている。正直、意外だった。
 てっきり魔法の応酬ばかりになるかと思っていたのだけど、これなら最初からいろいろ織り交ぜて戦えそうだ。
 ここはミリィの家からも十分に離れた森の中の一角。結界で隔離し、周囲への被害も気にする必要はない状況。
 記録の中の戦いを好むわたしが歓喜する。教導官だった頃の性分が、見込みのある新人を前に刺激されたのだ。
 思わずニヤリと唇の端を吊り上げたわたしに、エリスは息を呑むと弾かれたようにこちらに向かって来た。
 牽制に無詠唱で下級火炎呪文のメラを三発、それぞれ微妙に着弾点をずらしてわたしの足元を狙ってくる。
 彼女自身はそれらを追って一気に距離を詰めると、右斜め下から掬い上げるように理力の杖を振り上げた。
 魔法で相手の体勢を崩したところに、魔力を乗せた杖での一撃を見舞うか。自ら向かってくる気概はよし。
 ――だけど、まだ甘い。
 わたしは空いている左手に魔力を集めると、それを無造作に横へと薙いだ。刹那、腕の動きに従って発生した衝撃波が空間を薙ぎ払う。
 結果、純粋魔力の波動による干渉を受けたメラは術式崩壊を起こして霧散し、エリス自身も波動の圧力に勢いを殺がれることになった。
「えっ!?」
 鼻先を掠めた理力の杖を見送りながら一歩前へ。
攻撃を避けられたエリスは慌てて杖を振り下ろそうとするけれど、そこはもう彼女の間合いの内側だ。
 右から左に払った左手を今度は上へと跳ね上げ、エリスの杖を弾き飛ばす。非力な彼女がそれに抗しきれるはずもなく……。
「ま、まだです!」
 小さく呻くようにそう言うと、エリスは杖から放された手を強引に振り下ろした。それと同時にわたしの腹部に衝撃。
 殴られたようなそれは、しかし、拳ではなく見えない力、純粋魔力の塊だった。
 なるほど、杖へと供給していた流れをそのままに、魔力を解き放ってきたのか。
 魔力放出はわたしの専売特許というわけじゃないし、彼女に出来たとしても何ら不思議ではなかった。
 エリスは更に拳を握ると、そこを基点に残った魔力を集束させていく。その量は先程のメラ三発分程。
「行きます、我流・聖拳突き!」
 瞬間、エリスの拳を蒼白い炎が包み込む。拳に魔法を纏わせて放つ、所謂魔法拳という奴だ。
「上手く繋げるものね。だけど、そう正面からばかり打ち込んできていては、わたしは崩せないわよ!」
 エリスの右拳を同じく魔力を集束させた左手で受け止め、衝突の反動で距離を取る。左による追撃が脇腹を掠めたけど、ダメージは無かった。
 最初から牽制と割り切って、届かないのを承知で放ってきたのだろう。
 さっきも受けきれないと見るや、自分から杖を手放していたし、ずいぶんと思い切りの良い娘だ。
 感心しつつエリスを見れば、彼女は最初の立ち位置に戻って回収した杖を構え直すところだった。
 軽く息を乱しているようだけど、その目に宿る闘志はまだ少しも萎えていない。面白いじゃない。
 今の拳、実際に燃えていたわけじゃないのか、爆ぜた炎に大気が焼かれることはなく、立ち込めているのは衝撃によって巻き上げられた薄い砂煙のみ。
 それとて視界を遮る程のものではなく、大気やマナの揺らぎが伝えてくる情報も合わせてわたしに死角はない。
 彼女にもそれが分かるらしく、最初のように突っ込んでは来なかった。ただ、じっとこちらの隙を伺っている。
 いや、誘っているのか。
 時折わざと自分から隙を曝して見せては小さく息を吐き、わたしが乗って来ないと見るや微妙に力の入れ具合を変えたりしている。
 その間にも魔力を練り上げ、エリスは本命ともブラフとも取れる微妙なラインの魔法行使を匂わせる。
 攻め込みたい誘惑と、攻め込まなければ危ないという焦燥。正反対の二つの感情に背中を押され、相手はかなりの高確率で乗ってくる。
 人間の心理を利用した巧みな誘導だ。
 なるほど、好みではあるけど、あいにくわたしには通用しない。なぜなら、こちらにはそんなもの関係ないとばかりに全部纏めて叩き潰せるだけの力があるのだから。
「っ、炎の霊よ、集いて爆ぜよ。イオラ!」
 高められた魔力が渦を巻き、蒼白いオーラとなって立ち昇るのを見たエリスは、早口に呪文を紡ぐと、ストックしていた魔力を爆発させた。
 確か、中級爆裂呪文だったかしら。略式の詠唱はテキストには載っていないものだったけれど、最後のキーワードはその名を刻んでいた。
 驚くべきはその威力で、彼女がとっさに放ったイオラは僅かな時間とはいえ錬成して密度を高めたわたしの魔力をしっかりと相殺して見せたのだ。
 驚愕に目を丸くするわたしに、エリスが好期とばかりに再び杖を振り下ろす。だけど、そこからじゃ後一歩が届かないはず。
 そう思ったのも束の間、今度は杖の先端から放たれた衝撃波がわたしの身体を捉えた。
 理力の杖は持ち主が魔力を込めれば込める程、そこから変換されて生み出される打撃力も大きくなる。なるほど、魔力に任せて空間を叩いたのね。
 そして、実際に質量を伴う打撃武器とは異なり、振るった人間への反動は恐ろしく小さい。
 空中で制止した状態から身体に捻りを加えて放たれた追撃の突きを、魔力を纏った左手で捌きながらわたしは考察する。
 自分の武器の特性を理解し、それを中心に据えた戦いの組み立て方も上々。
 複雑な制御を要する爆裂系呪文を略式詠唱で発動させられることから、魔法使いとしての腕も相当なものだと思われる。
 そんな彼女が魔物を恐れる理由とは何なのか。正直、わたしには分からなかった。
「はぁぁ、はぁぁ、あ、あの、次で、お、お終いに、しま、せんか……。正直、こ、れ以上は、体力が持ちそうにない、ので……」
 小手先の勝負では幾らやっても決着が着かないと悟ってか、エリスが大きく息を切らせながらそう提案する。本人の言うように、体力も限界のようだ。
 とはいえ、ここまでよく動けたと思う。実力を測るための模擬戦とはいえ、人の、弱冠十四歳の少女の身で本気のわたしとまともに何合も打ち合えた。
 それだけでも驚くべきことだというのに、彼女にはまだ取って置きがあるというのだ。
「良いわ、乗ってあげる。あなたのすべてをわたしに見せなさい」
 最高に良い気分でそう応じると、わたしはこれまで右手を軽く添えるだけだった剣を腰の鞘から引き抜いた。
 魔力を食らって切れ味に転化させる吸血剣ドラキュリーナ。理力の杖との相違点は、この魔剣が魔力を食らうというその一点にある。
 そこに自他の差別はなく、その刀身に触れたものは一部の例外もなく魔力を食われるのだ。故に略奪者の意を込めて、この剣は吸血の伯爵婦人の名を背負わされた。
 妖艶な光沢を放つ赤紫の刀身に、エリスが思わず目を細める。まるで咎めるようなその視線に、わたしは苦笑しながらこれは大丈夫だと頷いて見せる。
 エリスの魔力が高まっていく。納得したかどうかはともかく、急速に膨れ上がるそれに迷いはなかった。
 そこにあるのは、ただただ純粋な、破壊の力……。
 ――そして、

  エリスはすべてのまりょくをときはなった……。

  * * * 続く * * *



 まず、今回の地震の被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。
 作者です。
 東日本大震災の発生から一週間、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 わたしは幸いにも被害を受けずに済み、何気ない日常が本当にありがたいものなのだと噛み締めながら日々を過ごしております。
 被災地の皆様の日常が一日も早く戻ることを祈るばかりです。



エリスの弱点も判明。
美姫 「うーん、これって克服しない事には一人で冒険とかって無理よね」
まあ、その辺りは追々治していくとして、とりあえずは試験だからな。
美姫 「それで言うのなら、ユリエルの提案も良いかもね」
だな。で、互いの能力を知るために模擬戦か。
美姫 「かなり善戦しているしねエリス」
最後の一撃が何になるのかが気になる所。
美姫 「次回も待っていますね」
ではでは。



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