『フェイトにメイド服を着せてみよう(邪笑』




前回の続き的というよりも、フェイトとその友達各位との会話です
続編といえば続編だけど、パーティ編になるのかな?
念話は『』です。恭也には聞こえてません。通常会話は「」ですので。




「で、フェイトちゃん、実際、こっちのお兄ちゃんとは仲がいいんだ」(何故か怒り気味なのは)
「そ、そんなに仲がいいってほどじゃないよ。その私もお世話になってるというか」(なのは怒りモードに引いてるフェイト)
「でも毎回メイド服で行ってるんだよね?」(笑顔のはやて)
「そ、それは、ほら、向こうの恭也さんのお母さんの桃子さんにだまされたり、こっちの桃子さんにだまされたり、義母さんに騙されたり、皆が嘘教えたからだよ」(最後の方怒り調子)
「でも、するとは思わなかったわ」(呆れ顔のアリサ)
「うっ」(困り顔のフェイト)
「そ・れ・に……この顔は嫌がってるようには見えないわよ」(写真を見せるシャマル)
「えええっ!! な、何で写真なんて!!?」(驚愕のフェイト)
「それはね」(楽しそうなアリサ)
「お姉ちゃんが超小型のカメラ作って、遠距離でも取れるようにして、クロノさんにくっつけたの」(すずか駄目押し発言)
「……お兄ちゃん、気づこうよ」(悲しげにフェイト)
「あ、ちなみにつけるって協力したのは、リンディさんとエイミィさんだよ。新型テストもかねてしてたし」(苦笑いのなのは)
『でも、お兄ちゃんと仲がいいのがちょっとね。向こうの私にもあったんだよね?』(個人的なことを聞いてるなのは)
『うん。可愛かったよ。昔のなのはみたいで。でも、こっちのよりしっかりしてたかな。もう二人ほどお姉さんっぽい人が居たからだと思うけどね』(律儀に答えるフェイト)

 と、フェイトたちがなにやらやり取りしてるなか
 恭也はといえば……リンディたちから食べ物を薦められていた

「これとかどうですか?」
「あ、ありがとうございます。美味しいです」
「艦長、あまり苛めたら可愛そうですよ」
「だって、クロノは食べてくれないし」
「食が細いもんね〜」
「だから、大きくなれなかったのよ」
「むご〜!!むごーーーーー!!!!」

 と、二つのグループに分かれていた

『で、恭也くんの実力だけど、本当なのね?シグナムさん』(一応聞いておかないとって事で聞くリンディ)
『ええ。間違いないと思います。それに、多分、陸戦、空を飛ばないという条件が付けば私は負けます』(凄く辛そうに言うシグナム)
『それじゃあ、シグナムは私たちが陸戦で戦って負けるっていうの?』(シャマルこっちにも参戦)
『ああ。本人の気の配り方や何かはこちらの高町恭也を軽く凌駕するほどの実力者だ』(楽しげに)
『うわぁ、ザフィーラ、どう思う?』(シグナムの顔を見て)
『まぁ、かわいそうだが、シグナムに火がついたな』(放置気味なザフィーラ)
『じゃあ、もし今此処で恭也くんと戦って勝てる?』(聞いてみたい事なので聞くリンディ)
『限定空間、しかも魔法が露見してはいけない地域だ。間違いなく私たちが負ける。いや、倒されるだろう』(断言するほどの力強い顔)
『それって、私たちが何人係でも地上戦では勝てないって事か?』(ヴィータ気になり声かける)
『そういうことだ……だが、本人は否定するだろう』(ちらりと恭也を見る)
『そんな風には見えね〜』(恭也がリンディに食べ物を渡されてるのを見て)
『でも、私がこんなに近づいても何も感じないのだけど』(リンディ、どっちの意味で!?)
『とりあえず、たくさん食べてくれるしいい人だとは思うけどね。フェイトちゃんの彼氏さんだし』(考えなくのたまうエイミィ)
『そうだな』(いい笑顔のシグナム)
『ま、はやても安心してるみたいだし』(シグナムと同じく)
『そうですね』(笑顔のシャマル)
『何かあったときは俺が守ろう』(盾の守護獣としてのザフィーラ)

 ヴォルケンリッターたちとリンディ、エイミィは念話で話しながら恭也を調べる
 魔力量なども調べるが、Dという微妙なくらいだ。
 だが、この6人は後ほど驚愕する……クロノも同じく
 フェイトと恭也はこうして家族としての付き合いも開始されていく
 恭也は食べ過ぎでソファに座り、それをかいがいしく世話するフェイトが居た。
 その様子を高画質なアレに取り、さらにエイミィも補助し、クロノは縛られていた。
 他の皆もゲームなどに興じる……
 シグナムが恭也の前に立っていた

「足の怪我が治ったら、一度戦わないか?」
「……俺はそんなに強くないので」
「頼む」(頭を下げるシグナム)
「だがなぁ」(渋る恭也)
「同じ剣同士だから、戦ってみたいんだ。本気で」

 離れたところでフェイトとなのはたちは落ち込んでいる。シグナムの一言により、全力で戦って負けてる二人だから

「分かった……その代わり、俺は攻撃に対して殺傷してしまう可能性がある、良いか?」
「ああ」

 そして、シグナムは確約を得た。フェイトが少しつまらなさそうな顔をしていた。恭也はフェイトを撫でる。
 その様子を見ていた、なのはが少し膨れたり、周囲が楽しそうな顔をしているのだった

「あ、それで、何時からなら?」
「恭也くんは何時からなら、来れるかしら?」(頬に手を当てて聞くリンディ)
「何時からでも。今日からでも連絡さえ入れれば。かあさんたちには伝えてありますし」

 ちなみに、簡単に『膝が治るらしいから、そっち行ってきます。時間がどれくらいかかるか分からないので、よろしく』と伝えたのだ
 連絡はする気みたいなので、まだましだとも取れるだろう
 恭也はこれで昔『旅に出る』だけで、遠出した男であるのだから、マシといえばマシだ、絶対に。

「じゃあ、今日からでもしましょ。せっかくのことだし、ね。フェイトが案内できる時間がいいでしょ?」
「そうだね〜。じゃあ、皆は駄目だけど、フェイトちゃんとリンディ提督」
「ええ。それじゃあ、恭也さん、行きましょう」
「えと、良いのですか?」
「義母さん、こうなると止められないから」

 フェイトが辛そうにそういうと、なるほどと頷く恭也
 リンディは気にした様子無く、クロノは先ほど騒いだために蓑虫のまま……
 そして、恭也とフェイトとリンディはミッドチルダの医療機関へと行くのだった





 つづく







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