とらいあんぐるハート×魔法少女リリカルなのはA's
魔法少女リリカルなのは〜守りたいものありますか?〜A's
第零話 書
そこにあった本はたまたまだった
振るえ、そして、新たに出来た家族
うちの大切な人
そして、足の不自由なうちを助けてくれた人
「あ、恭也さん」
「はやてか、どうだ?」
「うちは、まぁ歩けないだけで平気ですよ」
八神はやてはそういって、恭也を見上げる
恭也は恭也で、鍛錬のし過ぎもあるが、毎週足などの整体に来ている
そして、その時ちょうど階段の手前ですべり落ちそうになっていたはやてを助けたのが恭也だった
といっても、本来なら恭也も気づかないのだが、魔力反応と虫の知らせだった
「元気そうだな」
「えへへ」
そんなはやての近くには金髪の女性
「ヤンママ?」
「恭也さん?」
恭也の第一声はそれだった……説明に数分を使い説明を終えた
ちなみに、そのことでもっとも傷付いたのはシャマルであった
なんせ、初対面にヤンママと言われては痛い
「すまない、昨日見たテレビでその話題の番組を少し見たせいで
感化されてしまってしまって……本当にすみません」
恭也が必至に謝ってるのを見て、シャマルはシャマルで
そんな紳士な謝られ方をされてはと、こちらも頭をぺこりと下げる
「いえ、恭也さんとはやてちゃんはお知り合いなんですか?」
「だいぶ前からかな? あまり会ってないように見えて
これでも結構会ってるんよ〜」
「そうなんです」
「あ、そういえば、シャマル、本持って来てくれた?」
「え、ええ」
シャマルが持っている本は分厚い本だった
それが何かを看破できる人はいないだろう
ただ、それが魔導師で無い場合
もしも魔導師ならば……気づかれてしまう可能性のあるものだった
「確かに装丁はしっかりしてるが中は読めないものだな
字はどこか違うところのだろうが、こんなにつながってるのはほとんど無いはずだ」
恭也はそういって、読み解こうと進める
文面が読めない……ただ、恭也が本を開いてる表紙や背表紙のところ
一人の少女が中へと消えていった
誰にも見えないように、何事も無かったように
「すまない、読めないみたいだ」
「そうですか……白い部分もあるし」
「不思議な本だな」
「ええ……あ、そうや恭也さん」
「なんだ?」
「この前話してくれた事教えてくれません?」
「ああ、強い意志か」
「はい」
はやてと恭也が話してる間、シャマルは恭也という人物を調べる
普通の一般人。多分仲間意識みたいなもので繋がれている人
友達……すずかも友達だが、初めて会う恭也という人物
「あ、恭也さん」
「すずか……」
「すずかちゃん」
先に恭也に目がいってしまうのは乙女のなせる業か……すずかは先に恭也に声をかけて
その後、はやてに声をかけて挨拶する
そして、色々と三人で話す
仲が良いのでシャマルは離れて見ることにした
シグナムもその近くにより、恭也の事を聞く
「あの者……」
「シグナム、どうしたの?」
「戦ってみたいと思ってな」
シグナムが視線を送る先には恭也がいて
恭也が視線に気づくと頭を下げて、二人に断りを入れてシグナムとシャマルに近づく
「初めまして、高町恭也です。はやてに家族がいないって聞いてたので
ちょっと驚きましたが、こんな家族が居たんですね」
「初めまして、シグナムだ。恭也で宜しいかな?」
「ええ、俺はシグナムさんで」
「ああ……一度手合わせ願えないか?」
「構いませんけど、俺はそんなに強くないですよ
他流との戦いは良いですけど」
「そうか、ありがとう」
「今日はさすがに遅いですし、他の時にでも」
「ああ」
お互いに頷いて握手する
剣士の約束……果たされることがあるかは別として、シグナムと恭也はこうして知り合う
ただ知らない場所で、知らないところで動き出す
なのはは自分で鍛錬し、クロノとリンディとエイミィは奔走し
フェイトとアルフは結果を待ち……後少しで終わりなのだ
だからこそ、頑張りどころ
つづく
A’s編が幕を開ける!
美姫 「はやてとは既に知り合いの恭也」
このまま話が進み、一体どんな展開が繰り広げられるのか。
美姫 「とっても楽しみね」
ああ。まとめての投稿ありがとうございます。
美姫 「ございます。それじゃあ、最終話で!」