とらいあんぐるハート×マリア様がみてるSS









簡易設定……
今回は黄薔薇のつぼみである支倉令さんです〜
まぁ、前回(何ていうか白薔薇のつぼみかな?)の黄色バージョン?
ちなみに今回は『道場で出会った一輪の白百合』です
(意味が不明だが、気にしないように……それと前回と同様違う部分が多々あります)









『黄色き薔薇は優雅に咲き誇る』










 俺の前で構えをして、精神を研ぎ澄ます令
 油断なんて微塵も無い……

「せぇぇぇぇい!!」

 竹刀を振り下ろす……だが、俺はそれを自分の持つ竹刀で巻き込む

「くっ」

 彼女の顔が少しゆがむ
 いきなりからトップスピードでの攻防

「はぁぁぁ!!」

 胴打ちから篭手へと剣筋を変える
 上手い
 それに、面打ちの速度は、赤星より速い

「めぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーん!!!!!」

 それでも、俺の方がまだ速いが……御神流に負けなしはいまだ健在でないとな

「どーーーーーーーーーーーーーーーー」
「あっ!!」

 相手の追い面を俺が更に相手の間合いの中へと入る胴を入れる
 これで、俺の勝ちだな
 お互い儀礼を終えて、面を外し終わる

「詐欺だ」
「おいおい」
「普通、勝たせてくれるものだと思ったのに」
「いや、普通は俺が勝たせてもらうぞ」
「詐欺だ」

 令は少しふて腐れながら俺を見ている
 そこがまた可愛いのだが……俺は彼女の汗に濡れた髪の毛を軽く撫でる

「私がそんなことで機嫌直ると思ってるでしょ?」
「まさか……そうだ、昼過ぎに令が学園行ってる間にチーズケーキを作ったのだが
 食べないか? ほら、由乃ちゃんも誘って」
「…………卑怯だ!」

 令はそういって俺を見る
 その目は何気に悔しそうだ

「そんな風にされると許しちゃうじゃない」
「許してくれると助かるのだが……」
「う〜〜〜」

 俺の胸をぽかぽかとグーで叩く
 暖かだな……道場の片隅でそんなことをしてると

「あ〜〜〜!! また、令ちゃんと恭也さんはそうやって2人の世界を構築する!!」

 由乃ちゃんが来た……

「あ、由乃ちゃん、お願いがあるんだけど」
「何ですか!?」

 ぶすっとした顔で俺に言葉をかける
 俺は喫茶店でしていた笑顔を浮かべると

「此処の家の冷蔵庫の中にチーズケーキがあるんだけど、先に食べててくれないかな?
 結構良い出来だと思うんだけど」
「頂きます〜」

 由乃ちゃんはそう言って出て行った
 何でも、俺のお菓子は美味しいらしい
 まぁ、令もそれが悔しいのか剣とお菓子で何度も一緒に作ったり練習したりしてる

「むぅ」
「ほら、令ちゃんも行くよ」
「恭也さんが『令ちゃん』って言うと何か恐いからダメ
 その前に汗を流させて」
「お風呂借りて良いか?」
「お父さんのお気に入りの恭也さんが入っても問題ないよ」
「ありがとう」

 令はそう言ってお互いお風呂へと足を運ぶ
 といっても、令は隣の由乃ちゃん宅のシャワーが目的だが
 今日もいい汗をかいたな……

「ふぅ」

 ヒノキのいいにおいがする
 そして、そこを出て、台所に行くと、由乃ちゃんがケーキを見て唸っていた

「恭也さん、これ全部食べていいの?」
「1ホール全部食べるつもりだったのか?」

 由乃ちゃんはケーキ全部を出していた
 流石に全部食べれるのかどうか考えていたが食べそうだ
 前は確かクッキーを何個か焼いたらかなり食べていたし
 令が悔しそうにしていたが、俺のかあさんがあれで俺に教えてたからなんだが
 令にとってはかなり悔しいらしい

「あれ? 由乃まだ食べてなかったの?」
「うん、どうやって切ったら良いかわからないし」
「そうだね……一応、1カットにしておこうね」

 一応、1カットは1ホールの8分の1だ

「じゃあ、お願い」
「はいはい」

 そう言って令はケーキカットナイフで切っていく
 此処はそういうのが揃ってるあたり凄いな……作りやすかったし嬉しいのだが
 家庭用でコレだけ揃ってたら他にも色々と

「恭也さんも食べるよね?」
「ああ……紅茶は俺が入れよう」
「わぁい、ありがとう〜」

 由乃ちゃんはお子様だな……令ももう少し喜んでくれても良いのに
 カットしたケーキと紅茶でティータイムとなった
 土曜の午後の一時……昼を食べて、お互いに汗を流し終え
 俺と令には嬉しい限りだ

「美味しい〜、やっぱり恭也さんのケーキって美味しいです」
「それなんだよね……」
「令ちゃん?」
「ほら、恭也に勝てないでしょ」
「令ちゃん、もしかして……嫉妬?」
「そりゃあ、由乃取られたっていうのもあるんだけど、勝てないの」
「裁縫では負けるぞ……前、俺が破いたのつくろっておいてくれただろう
 アレが令だって俺にはすぐわかるぞ」
「……で、でも」
「それに、なんやかんや言って、俺の細かいところに気づいてるみたいだし」

 そう、朝とか昼とか夜とか何かと俺の服装を正したり
 肩のほこりや掃除などの手伝いからと色々してくれる
 本当にいい彼女を持ったものだ

「うっ」
「令ちゃん、顔が赤いよ」

 目を伏せて俯く……頬が真っ赤なのが見て分かる
 愛い奴だ

「よく夜食とか言って、俺の分だけ作ってたり」
「あうっ」
「お風呂が好きだという俺のためにお湯を温めてたり」
「うっ」
「甘いのがダメな俺のために甘くないお菓子を作ってたり」
「ああう〜〜〜」

 すでに暴走状態な令
 それを見ながら由乃ちゃんは「ふ〜ん」というような表情を見せる

「令ちゃん、そんなことしてるんだ〜」
「い、いや、ほら、あの、だって、私、彼女だし
 他のみんなの方が綺麗だし、料理上手いし」
「……恭也さん、愛されてるね」
「うっ」

 由乃ちゃんにからかわれたと分かっていても、流石に直球には困ってしまった

「でも、それだけ知ってて何も言わないっていう恭也さんも
 令ちゃん愛してるんだ〜」
「あう〜〜〜〜〜〜」

 由乃ちゃん、絶対子悪魔だ
 何ていうか、中身子悪魔だ

「さ、とりあえず、ケーキ食べ終わったし、私、勉強しないと」
「あ、私も〜令ちゃんと恭也さんの邪魔しちゃ悪いから、部屋に戻るから〜」

 そう言って由乃ちゃんは出て行った
 俺はそれを見送ると令は真っ赤になっていた

「令、部屋に戻るんじゃないのか?」
「意地悪」
「むっ」
「あの勝負の景品」
「そうだったな」

 俺は彼女の頬に手をあてて、そっと彼女の唇を奪う
 つ〜となで上げるように舌で彼女の唇を割ると、そのまま令の舌を吸い上げなめる
 お互いに舐めてると唾液を交換し合う

「忘れ物〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」

 由乃ちゃんが俺らを見て固まる
 しまった、離れる前に来てしまった
 気配には敏感なつもりなんだがな……令は横を見ながら顔を真っ赤にして固まっている
 ただ、舌入れたままだが
 離れられないし

「えっと、お邪魔様でした〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

 由乃ちゃんが顔を真っ赤にして、何か手荷物を持ち出て行った
 令から離れると、令は俯いてしまった

「見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた見られた
 見られた見られた見られた……」

 あ〜、エンドレスで何か言ってるなぁ〜
 ま、しばらくお茶でも飲みながら、のんびりと過ごすか
 だが、その前に……

「令、気持ちよかったよ」
「…………(ポンっ)」

 令の顔が真っ赤になった
 瞬間湯沸し機のようだな……可愛い可愛い
 俺は彼女の髪の毛を撫でて、そのまま抱き寄せる

「卑怯だ」
「まぁまぁ、好きな女性には卑怯にもなるぞ」
「う〜〜〜〜〜!!」

 令は悔しそうに唸る

「大丈夫だって、俺だって負けるさ……」
「絶対、いつか勝ってやる」
「そうそう」
「でも、お菓子教えてよ〜」
「令の努力次第では時期翠屋の支店長だし」
「……え? 何で?」
「かあさんから聞いてないのか?」
「お義母様から?」
「ああ……確か『恭也、令ちゃん落としたら東京で支店開くわよ』って」
「それ冗談でしょう、多分」
「いや、かあさんなら本気だ」
「でも……」
「おっと、そうだった……令、勉強するんだろう
 部屋に戻ろうじゃないか」
「あ、そうだね」

 そして、部屋に戻る
 ただ、俺の部屋は二階の令の隣
 何でも将来誓い合った仲ならいいじゃね〜かという言葉でそうなった
 家だと、俺の部屋で令が寝泊りすることになる……
 しかし、お菓子作りは手を抜くことは許されないな
 周りが全員舌肥えてるし……

「恭也、フィアッセさんの新曲で」
「了解」

 勉強するときは何かしらの音楽を聴くらしい
 ほとんどがCSSのだが……何気にジャケットにサインが入ってるのは俺のおかげだ

「なぁ、令……勉強終わったら教えてくれ」
「うん、良いよ」

 俺はそういって目を閉じる
 此処なら安心だし、令が近くに居るのが感じるから
 壁に寄りかかるようにして俺は目を閉じる




(ちょっと視点変更)



 恭也の寝顔を見るのは此処でしかない
 他の時は、間違いなく起きてる顔だけだし
 でも、綺麗な顔……白薔薇さま曰く『可愛い』だけど
 確かにそうとも言えなくもない
 彼はそんな私のどこに惚れたのだろうか?
 以前聞いたら、『好きなのに理由は要るのか?』と聞き返された
 私は首をぶんぶんと振っていた
 確かに、私は彼を好きだ……理屈なんて無い

「はぁ〜」

 いつのまにか、彼をコレだけ思うようになってきている
 ただ、「く〜」とのんびり寝てる人が居るのだが
 ちょっと悪戯をと思う……
 勉強(宿題)も丁度終わりだ
 よし、たまには私から……




(視点変更終了)





 何かが俺に近づいてる
 令か? どうかしたのだろうか?
 俺の横に顔を近づけてる?
 と、唇に柔らかで暖かな感触
 俺は不意に手を伸ばして、彼女を抱き寄せる

「あっ!!」

 声を出そうとするが、唇をより近づけることで防ぐ
 そのまま彼女の細い肩に手を這わせる
 腰のあたりに手を這わせ、そっと背中を撫でる

「んんっ!!」

 一生懸命に離れようとする彼女を抱きとめることで離さない
 ちょっとした悪戯だが、俺だって剣士なんだから、あれほど近くに居たら目が覚める
 と、俺はドアのところに気配を感じて見てしまった
 親父さんと由乃ちゃんと江利子さんが真剣に見てるのを……
 あ、う、あ……親父さんは笑顔で『そのまま行け』とばかりの笑顔を向けてるし
 由乃ちゃんは『だめ〜〜』と叫びたいらしい……
 江利子さんはその由乃ちゃんを押さえ込んでいる

「ぷはっ」

 離れると唾液の橋が出来ている
 俺はそれを再度キスすることで崩し、唇で満たした

「いきなりは卑怯だ」
「で、でも、そっちだって」
「それに、ドアのところに3人居る……」
「え!!?」

 ドアを見ると、そこには小さく手を振る3人
 っていっても、由乃ちゃんは違うだろうが

「あ、あっ」

 令はすでに真っ赤だ……
 うん、面白い

「恭也!! 酷いよ!!!」
「何を言う」
「最初から気づいてたでしょう!!!!!」
「まぁ、それについては否定しない」
「む〜〜〜、こんなのお姉さまに見られたら、何を言われるか」
「大丈夫じゃないか? ほら」
「令〜、私より大人になって……き〜〜〜」
「あれは絶対遊んでるだけです」
「否定はしないが」

 江利子さんは楽しそうだ
 親父さんの方は、もう電話を片手に持っている
 って、ちょい待て!! い、嫌な予感が

「桃子さんかい!! それで、そちらの資料を……ほら、家の娘すでに傷物みたいだし」
「……」

 周りが沈黙化する
 俺は少しだけ考えて一言呟いた

「もしかしなくても、やばいかもしれんなぁ」
「私、まだ高校生だから結婚は困るよ」
「大丈夫、ええ、じゃあ、婚約という形で」
「婚約って」
「大丈夫、祥子も同じだよ」

 そう言って楽しげに笑う……あ〜、何だろう
 だんだん由乃ちゃんが苦しそうなんだが

「あの、江利子さん、由乃ちゃん解放しないと苦しそうですよ」
「あ!」

 由乃ちゃんは離れると、少し咳き込んでから

「婚約なんてダメーーーーー!!!」

 と、騒ぎ出した
 ただ、俺と令は何となく向き合って笑う
 令の妹はやっぱり面白いな

「まぁまぁ、由乃ちゃん、落ち着いて
 令はちゃんと由乃ちゃんの心配もしてるから
 俺なんて相手にされないときが山ほどあるし……」
「…………確かに」
「だから、大丈夫だよ」
「うん」

 しぶしぶみたいな部分があるが、彼女は頷いた
 よし成功!
 親父さんも連絡が終えたのか、楽しそうにしている

「跡取兼令の就職先まで決まるなんて
 これほど嬉しいことは無いね」
「私の就職先?」
「桃子さんとこだよ」
「ああ」

 なるほどな
 と、その日、とても大きな声が支倉家から聞こえるのだった
 1つ言うなればお嬢様たちが大声出すのははしたないかと

「令を最初に皆に紹介しないとな」
「…………恭也さんって絶対いじめっ子だ」
「そんなこと無いぞ」
「でも、私より美人さんが近くに居るのに……」
「俺は、令も美人だと思うし、綺麗だと思うし、愛したいと思ったのだが
 もしかして、迷惑か?」
「い、いや、そんなことないよ!! 私だって嬉しいし
 恭也さんの事は好きだし……」

 だんだん声が小さくなっていく
 令、自爆だな

「むきーーーーーーーーー!!!!」
「令に先越されたーーーーーーー!!!!!!!!」
「孫が何時抱けるだろうか……早目が良いなぁ
 出来れば、男の子が……ああでも女の子も捨てがたい」

 3人ほどぶっ飛んだ発想だ……
 というより、とどまることなく叫ばないで欲しいものだ
 近くが由乃ちゃん宅でよかった……










 おまけかな?

「恭也さん、絶対私の方が綺麗じゃないって」
「大丈夫、令は美人だよ」
「う〜、そのまじめな顔反則だよ〜」
「そうか?」
「でも、何で皆に言ってなかったんだよ」
「いや〜、最近の令が可愛くて離れたくなかったんだよ」
「卑怯だ」
「……そんな事言うなんて、まさか令は俺に飽きたのか?」
「ち、違う!!」

 と、俺達が夫婦漫才的なことしてると……

「ね、高町くん!! いいかげんにその漫才止めて、正直に応えて」
「何をだ?」
「だから、その支倉令さんと婚約関係だというのは真実なの?」
「ああ」
「…………恭也が奪われた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」

 海鳴の町が大きな声で震えるのだった
 その日、俺と令は街中を走って逃げて、ホテルで一夜を過ごすこととなった

「恭也さんは夜中だと獣のように激しくかっこよくなるんだよ
 ワイルドみたいな……でも、腰が痛い」

 などと令が言ったが、令だって、十分におねだりとかしてたじゃないか!!?








 おわれ!








 あとがき
 というわけで、黄薔薇編
 シオン「編なの?」
 う〜ん、というより、手首が痛い
 ゆうひ「どうかしたの?」
 美姫ちゃんがね、ロープで縛って書くよねって剣とチャカを
 シオン「誰、そんなこと教えたの?」(違う方向を向いた)
 ゆうひ「本当に」(もっと違う方向へと向いた)
 お前ら2人だな……まぁ、そえで書き出したけど、意外と面白いな
 スラりん「それで書くなよ」
 いいじゃん
 八雲「でも、コレだけの出番」
 や、八雲、フェニックスはヤバイと思うんだ
 八雲「浄化されろーーーーー!!!!」
 し、死ぬ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜逝ってしまう〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 シオン「またね〜」
 ゆうひ「でわ、今回はこれで〜」
 (死の追いかけっこ、八雲vs遊び人……数秒後には遊び人敗退で終わる)



……寂しい。
今回は美姫がいないし。
うぅ〜。一人だと間が持たないよ〜。
…………って、よく考えたら、一人という事は……。
じ、自由ということではないか!私はたった今、自由を手に入れたのです!
やった!これで好きな事が言えるぞー!
まず、遊び人さん投稿ありがとう!
そして…。
ガチャッ
美姫 「ただいま〜」
……終った。
短い自由だった。三日天下にすらなってないし…。
な、泣いてなんかいないやい。これは、汗だい。
美姫 「何を一人でブツブツ言ってるのよ」
別に何でもないよ。
美姫 「あ〜。疲れた。浩、お茶。後、肩揉んで〜」
な、何で俺がそんな事を!…喜んで。
美姫 「あ、感想の途中だったのね」
そうだよ〜。
美姫 「じゃあ、締めは私が。まったね〜」
あ、俺の台詞が〜!



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