『三日月の表情7』
















 お風呂をたくさんの人で入るなんて今まで無かったな……
 それに、お湯につかるということも……普段からシャワーばかりだし
 水とかも多かったから

「うわ〜、蛍お姉ちゃん、お肌綺麗〜」
「なのはちゃんだって、ふにふにで綺麗よ」
「でも、お姉ちゃんのお肌って凄く綺麗だよ」
「ありがと」

 とりあえず、そう言っておく
 なのはちゃんが褒めてくれるのは嬉しいけど、やはり斬傷痕などもあるのだ
 恥ずかしながら、それはそれで女性としては如何かと思うのだが
 まぁ、16歳の小娘とか色々言われるので、仕方ないか……しかし、何であそこまで言われるのだろう
 恭也は恭也で一言多すぎるよ……女性の扱いに慣れてると思いきや
 変な所で弱いし……まぁ、何ていうか、微妙に押しに弱いのかな
 相手の弱みでも握って、それちらつかせてやろうかしら
 それとも、私の魅力とか? ないなぁ……胸はオリジナルよりあるらしいのだけど

「蛍、どうしたんだい?」
「いえ……恭也をちょっと懲らしめないとって」
「あらあら、あの子も罪深き子だからね〜」
「全くね……桃子さんも気苦労が絶えないでしょう」

 軽くお湯を体に被って体を隠しながらお湯につかる
 体の芯からあったまるの意味が分からないけど、これはこれで気持ちがいいわ

「そうね〜、なのはもあんな男に引っ掛かってないから良いけど
 それに、なのはは、良い人見つけたもんね〜」
「えへへ」
「そうなの〜、恭也みたいなのだったら良いんだけど」
「まぁ、鈍感ではないようですし、凄く良い子でしょうね
 なのはちゃんは人を見る目がありますし、人外でも慣れてるでしょうし」
「慣れてるって」
「だって、私にも何も言わないんですよ」
「そうだけど」

 イヤリングを外して、そのまま羽は閉まってある
 己の力のみで、此処まで出来るようにした……それがどれだけ苦労するかを知りながらも
 それでも、これだけのことして凄く嬉しいと思っている

「そういえば、蛍ちゃんの羽を見たいのだけど」
「勝手に心を覗いてしまうことになるので、遠慮したいのですけど」
「そうね〜、私は構わないわよ」
「私もね」

 ティオレさんと桃子さんがそう言ってニコリと笑う
 逃げない……全てを受け入れる覚悟か

「私もかまわないよ、蛍が良いならね」
「私も良いよ……それに、きれいだって、士郎お兄ちゃん言ってたし」
「そう」

 そうだよね……二人とも見ていたことがあるなら、そう言うか
 ま、その辺りは仕方ない……

「あまり見せて良いかどうか悩みますけど、心が読めてしまうので……」
「お願い……お婆ちゃんのお願いだと思って
 それに、1度覗いてしまった御礼ということで」
「分かりました」

 ティオレさんにそこまで言われては、私は弱い
 それに、見てしまったことは確かに謝るべきこと
 謝って許されるものでもないだろうけど
 集中する……お願い、私の力の源……光なら少しあるわ
 ばさぁっと光溢れる翼が現れる

「これが、蛍さんの翼」
「え!? これって、フィアッセと似てる!?」
「本当〜、天使さまみたい」
「相変わらず綺麗だね、蛍の羽は」

 そう言ってくれる4人……翼は浮遊するために展開するもの
 それでも、地上で使うのは、その羽が本気の証

「心読んでるの?」
「いいえ……それくらいのコントロールは出来ます
 でも、皆さんの感想嬉しいです」
「そう、良かったわ……有難うね、我侭に答えてもらって」
「いえ……それに、ティオレさんの優しさは嬉しかったですから」

 羽をしまう……真っ白な翼
 光り輝きを放っていた翼を、しまった

「ごめんね、なのはちゃん、驚かせたよね」
「ううん、でも、フィアッセさんの羽に似ていた……」
「ルシファーか……元はルシフェルの羽だね」
「ルシフェル?」
「ルシファーだと堕天使なんだけど、ルシフェルだと、その前の天使になるの」
「へ〜、そうなんだ……お姉ちゃんって古代の物語りに詳しいの?」
「そうね……知ってるわ」
「今度、色々お話聞かせて」
「良いわよ……私でよければ」
「うん、蛍お姉ちゃんがいい」
「ありがと」

 本当に、この子はいい子だわ
 でもね、身長の差がそこまで無いのが寂しい
 私って小学生高学年くらいより更に低い程度の身長しかないし……なのはちゃんと同じくらい
 もしも、これ以上なのはちゃんが伸びたら、私は確実に身長で最も低いことになる

「蛍」
「はい?」
「背中流してあげるから、こっち来て」
「そんな、ティオレさん、私が逆に流しますよ」
「じゃあ、頭を洗うのさせて」
「え、でも」
「その様子だとリンスとか知らないみたいだし、長い髪のお手入れの仕方教えるから」
「でも、面倒じゃあ」
「折角高町家の1人になったのだから、これくらいはさせてね
 恭也の事、大変だろうけど、頼みたいし」
「そうですか」

 恭也の事と聞いて分かったこと……多分、恭也の本質というべきところを見抜いての言葉
 それは、誰もが疑問に思う事……人を大切にするあまり、自分の大切さを見失う
 それは、誰がが1度は経験しそうなことだけど……暗殺者は生きて快楽を得ようと思う
 私は、植物のために、死なないで生きて戻ってきて、ちゃんと世話しようと
 だからこそ、恭也のあの不安定なほどの戦いっぷりには怖いものがある
 護るべきものがあるときは強いけど、それ以上は心配になるのだ……怒られるかもしれないけど
 二人で話そうって事だ……勿論、私に話すことなんてほとんどないのだろうけど

「小さな背中で頑張ってきたのね」
「そうかもしれません……あまり大きくないから、体を目一杯使った戦い方をしてますので」
「恭也とも闘ったのよね」
「……そうですね」
「あまりムリしたら、悲しむ人が居るのを忘れないで」
「私が居なくなって悲しむ人は数少ないと思いますが」
「蛍が居なくなるのは寂しいよ」
「私も寂しいわ、折角仲間が出来たと思ってるのに」
「蛍お姉ちゃん居なくなるの?」

 ほんの少し居ただけなのに、こんな風に思われるとは思わなかった
 此処は、普通の家族以上に温かくて、気持ちがいい場所だ

「居なくならないわ……大学を卒業するまではね」
「恭也と同じ学部と学年に入学って事になってるわ
 留学生としてね……英語とか他の外国語大丈夫?」
「主要な所は抑えてるので……日本語も一応は」
「そう、それなら大丈夫よ」
「ありがとうございます」

 ティオレさんのお墨付きは嬉しい
 それに……私は私だと分かるから

「滝川蛍という名前で出しておいたし、アルがやっておくって言ってくれたしね
 恭也も信頼してるわ、多分ね」
「そうかもしれませんね……」
「士郎のこと、黙ってたのは、何故」
「確信が持てなかったから……似ていたけど、本人とは違いますし」
「そうね……ありがとうね」
「いえ、育った環境も違えば、記憶があっても、人となりが違えば、それは……」
「他人っていうことね」
「はい、だから、士郎くんは他人です
 同じ名前で、同じように力を使いますが」
「そうね……」

 ティオレさんが懐かしむように遠くを見ているように感じる
 懐かしき日々って所だろう……士郎くんにしたら、自分の思い出を無理やり思い出させたのだ
 護るために使っていた刃を殺すために使っていた
 そして、今度はまた護るために使う……使いきれるか如何か分からないのに
 私だって余裕があるわけじゃないし、何か護るという作業をしながらは無理だ
 バリアをするだけで精一杯だろう、きっと

「皆をお願いね」
「頑張ってみます」
「ええ」

 ティオレさんはそういって、髪の毛の泡を流していく
 私は流れていく泡を眺めながら、髪の毛を軽く絞る
 やはりずっと水に浸かってるのはよくないような気がするから

「はい、終わり」

 リンスをつけてもらい再度流す
 リンスを流さないのは、毛をいためるから……毛先のお手入れもしないとね
 といっても、鍛錬の一環で、自分の指先にはさみを持ち、髪の毛を揺らして斬るとか
 意外と小さな刃物の扱いに慣れるのに十分な役割を果たす
 そうは思うけど、髪の毛を切るのは少ないので、丁度いいのだけど

「ありがとうございます」
「いいのよ……それに、これ」

 傷口を撫でられれる……綺麗にしていても、やはり痕は残る
 それが、見られて、撫でられたのだ

「これは、恭也につけられた物ですね……最近なので、まだ確りと残ってるのです
 気で痕を消そうと努力してますけどね……」
「そう、痛そうね」
「大丈夫ですよ、痛みはなくなってますから」

 その辺りは抜かりなく頑張っているのだ
 それに、触られて驚いたのはこそばゆかったから

「じゃあ、お風呂にもう1度浸かりますね……」
「そうね……」
「蛍お姉ちゃんの髪の毛って綺麗」
「あら、桃子さんのも綺麗よ」
「う〜ん、そういうのじゃなくて、何ていうか、おかあさんと違うんです」

 そういって、ニコリと笑うなのはちゃん
 綺麗って言われるのは嬉しい……毎度毎度可愛いねってのが多かったし
 なのはちゃんはそれに裏表が少ないし

「じゃあ、上がりますね」
「そうね」
「じゃあ、先に上がりますね」
「ええ、なのはも上がる?」
「うん」

 そういって、上がる人が上がっていく
 まぁ、それでも、私となのはちゃんとティオレさんという、中途半端な人数だけど
 お母さん同士で入るかと思ったけど、そうでもないらしい

「なのはは、蛍のこと怖くないの?」
「怖い? 何で? だって、蛍お姉ちゃん、ずっと寂しそうだよ」
「そうね」

 ティオレさんとなのはちゃんの会話
 それが左から右へと抜ける……動けなかった
 寂しそう……なのはちゃんからしたら、私はそう言う評価なんだろうか……
 それとも、そんな風に見えるのだろうか?

「お兄ちゃんもそういうの分かってきてるんじゃないかな」
「分からないわ……でもね、私は、寂しい人にも歌を聞いて欲しいものだわ」
「歌わなくて良いですからね……今はこうやって居られますし」
「それでもね、蛍は寂しそうよ」

 ティオレさんとなのはちゃんはずっとそう言う風に気づいてたのだ
 私がここに居た時から、ずっと……

「1人で居ようとするのも分からないではないわ
 でもね、あなたはまだ甘えてもいい年齢なのよ」
「そうかもしれません……でも、私の年齢で体を売って、それで生活費を稼いでる人も居るのですし
 私が、寂しいように見えるのは、見えるだけですって……」

 私は寂しいという感情は知らない……確かに知らない感情に流されてる部分があるけど
 それでも、知らない……私が寂しいって……分からないわ
 服をもそもそと着替えて、リビングに行く
 あったかな家族の出迎え……恭也を慕う人たちが居る

「蛍、分からないなら、お酒でも飲みましょう
 どうせ、鍛錬してる子たちは戻ってくるのに時間かかるでしょうし」
「そういえば、美沙斗さんは行かなかったんですね」
「休みの時くらいは、忘れたいのよ……ちょっとした鍛錬のことを」
「そうですね」

 そういえば、そうだ……休日は暗殺者としての感覚を残しながらも、暗殺する方法を考えたりしない
 そう言う事なんだろうな……

「あの、ティオレさん、お酒は」
「先生、お酒は駄目です」
「ママ、駄目だよ〜」
「ケチね〜」

 3人に止められて、お酒は諦めるティオレさん
 それでも、ちゃっかり紅茶を入れてって言うあたり、ティオレさんらしい
 ま、湯上りで汗かいてるからだね……必要なことよ、多分

「発見発見」

 でもね、お酒を取り出す私

「あ〜、それ、桃子さんのだ」
「桃子母さんの?」
「ええ、前、なんか美沙斗さんと一緒に飲もうって」
「あら、良いものなのかしら?」
「ありましたから」

 そう言って、私はコップなどを準備する
 一応コップは多目に持つ……どうせ、戻って来た連中で飲む人は飲むだろうし
 私も少しは付き合える……潜入の時にお酒などを回されて飲む時があるからだ
 まぁ、騙して捨てるなんて方法もあるけど、それはそれでバレたら事だから

「あ〜、それ、桃子さんの〜」
「桃子さんも飲みませんか?」
「飲むわ」
「美沙斗さんも」
「私もかい……何か凄く重要なこと抜けてる気がするのだけど」
「何も抜けてませんよ、美沙斗さん」

 お酒を出しつつ、3人分いれて、コップを上げる

「とりあえず、なんでしたっけ?」
「乾杯よ」
「そうでした……じゃあ、みんなの出会いに」
「そうね」
「乾杯」

 カップをあわすことはしない……上に軽くあげて飲む
 あ、これは日本酒だ……美味しいものなんだろう

「美味しい」
「本当ね……さすが評判高いお酒ね」

 桃子さんはそういって、すでに二杯目へと突入
 私は無理に飲まず、ちびちびと飲む……酔っ払って醜態だけは晒したくない

「蛍お姉ちゃん」
「なぁに?」
「あのね、何かお話ってある?」
「ん〜、お話ね〜……日本昔話か、海外のお話か」
「ん〜、日本のお話がいい」
「日本のね」

 いくつか候補が浮かぶけど、でも如何しようかしら
 なのはちゃんへのお話をしながら、ちびちびとお酒を飲んでいく
 おつまみを出してくれて、それも少し楽しい

「じゃあ、その狐はどうなったの?」
「狐はね、悪いことをしたわけじゃなかったから……ただ、お金を払えなかっただけで、追いかけられたのよ」
「そうなんだ〜」
「そうなのよ……でもね、その話には続きがあって、来世では、その狐の親子は裕福な家の子と母だったんだって」
「良かった〜」

 話はハッピーエンドでないとね……
 狐のてぶくろの話……昔話か童話か児童書の話か忘れたけど、載ってあったのを短縮したのだ
 まぁ、それに最後幸せであるのもつけたしだ
 お金を払わなかっただけで、追いかけられて撃たれた子狐と狐の親子の話
 かわいそうで終ってしまうなのはちゃんじゃないのが嬉しい限りだ

「ただいま〜」
「ただいま」
「ただいま」

 美由希さん、恭也、士郎くんの順番で入ってくる
 皆、それぞれにお風呂には入ったようだけど……

「美由希、先に入って来い」
「はぁい」

 ふらふらしながら、歩いていく

「ふっ、情けない」
「父さんが言うか、それを」
「何を言うか、お前だって足がふらついてるぞ」
「第一、なんだ、あの罠は?」
「即席だが、効果抜群だろうが」
「リアルに引っ掛かる美由希にも呆れたが、あれを楽しげにする父さんに呆れてるんだ」
「あんな普通のものに引っ掛かる恭也も恭也だぞ」
「普通、1番鋼糸でこかすか? しかも、ピンポイントで」
「ふっ、あれが御神の技よ」

 士郎くんたちは楽しそうだね〜

「最初見える鋼糸だけ避けてたら、最後の方は見えないのまで使いやがって」
「あれが、使い方というものだよ、恭也くん」
「本当に、むかつくよ」
「はははは、まだまだ青二才よの〜」

 士郎くん、楽しそうだね……恭也、すっごい悔しそうだけど
 まぁ、何ていうか、イタズラ心は健在って所なんだろうね
 士郎くんの情報纏めると……

「まさか、普通に足を引っ掛けるためだけに、張り巡らせるとは」
「ふっ、あれが御神流蜘蛛糸だ」
「兄さん、そんな技ないから、勝手に作らないで」
「……ちっ、美沙斗も着いてこればよかったのに」
「どうせ、兄さんのことだし、恭也と美由希をこけるように出し抜いて闘ったんだろうね」
「何を言うか! 鍛錬だよ、鍛錬……全部引っ掛からないだけ
 マシか……あれで、全部引っ掛かってたら、罠抜けを教えないといけないからな」

 それも教えないといけないだろうね……罠に引っ掛かったりしたら大変だし
 それが足止めようのものなら尚更だしね……駆け抜けるなんて手もあるけど
 私はテレポートで一瞬だし

「あれ、なのはは寝てるのか?」

 そう言われてみれば、静かな気が……私にもたれかかるようにして眠るなのはちゃん
 顔が近くにあって、規則正しい寝息が聞える

「此処で寝たら風邪を引く」
「そうだね」

 小さく、頬をつつく
 むにゃむにゃと声は出すけど、すぐに同じ寝息が聞える

「で、蛍、退け」
「私が運ぶよ……」
「はい?」
「女の子は見られたくないものを抱えてるものなんだよ」
「何のことだか」
「なのはちゃんに嫌われたくないなら、入るときはノックとか忘れないようにね」

 私はそういって、なのはちゃんをおんぶする
 抱っこして、落としたら事だし……恭也から飛針が飛んできそうだからね

「お願いね」
「はい」

 桃子さんに任されてしまった
 いや、まぁそれはいいのだけど……私、さっきまでお酒飲んでたのだけど
 おんぶのままなのはちゃんの部屋まで行く

「失礼するね、なのはちゃん」
「ふにゃ〜」

 寝てるし

「よっ」

 ベットに下ろすと、近くで寝顔を見て、離れようとする
 くいっと引かれる感触……服の裾がもたれてた
 いや、まぁ、それは良いのだけど……私が今着てるのは、恭也の古着
 シャツだけだから、どうにも引っ張られると出れない

「えっと、なのはちゃん離して」

 声をかけて離してくれるわけないか
 ま、こういう場合は許してもらおう……寝つきのいいなのはちゃんだし
 それに、私が居ても良いって証なのかもしれない

「ありがと」

 小さく呟いて、なのはちゃんのいい匂いがする髪の毛に口付けをするとベットに入らせてもらう
 眠らさせてもらおう……私も疲れた……
 お互いに、体を温めあえば大丈夫だよ
 私が、貴方を護るよ……何があっても
 クロノという人以外汚れさせないわ……私がね
 だから、今はお休み……それと心読んだとき、なのはちゃんの心は嬉しかった
 私を純粋に天使だと思うくらいに綺麗だと思ってくれて……









 つづく










 あとがき
 というわけで、これで、3章目って所か
 シオン「長いわね」
 そうなんだよな
 ゆうひ「それで、新キャラの紹介は?」
 ああ……不破士郎のコピーで、最初は士郎のことを知らない人だな
 シオン「どう言う事なの?」
 一応本文中に詳しく書いてあるけど、不破士郎の戦闘経験の移譲だけなんだ
 ゆうひ「他は?」
 他の記憶は一切合財消されてる……で、不破士郎と名乗ってたのは、本人というより蛍のみ
 シオン「じゃあ、他の人は」
 コードナンバーだよ
 ゆうひ「なるほど〜」
 さて、名前は不破士郎で確定、身長などは3が始ったくらいの恭也と同じくらいで
 顔なども、似てはいるが、恭也より笑顔も多く、女性にも持てる……鈍感では無い(これ凄く重要)
 一途で、蛍のためなら、なんだってする……そのあたり、桃子に恋愛してた時と変わらない
 シオン「変わらないって」
 一途じゃん……桃子さんもそれで心打たれて、フォーリンラブなわけだし
 ゆうひ「遊び人が言うと怖いわ」
 ははは、だね
 シオン「で、他には」
 ん〜、御神流を使え、閃の使用は出来ないが、鋼糸に寄る攻撃などは恭也や美由希の上を行く
 ゆうひ「暗殺向きの技は?」
 それもいくつかあるけど、披露できるかどうか微妙
 シオン「考えてはいるんだね」
 おう
 ゆうひ「でわ、また〜」
 ほなね〜(^^)ノシ



まさかまさかの人物が登場。
美姫 「まあ、厳密には同一人物ではないけれどね」
それでも、意外な登場だったな。
美姫 「戦力が大幅にアップね」
さてさて、次は何がどうなる?
美姫 「楽しみね」



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