『シグナムにゴスロリ服着せよう(邪笑』





「礼!!」

 剣の道場に勤めるようになった。そこでは、木刀を振るう。本来は竹刀を握っているらしいが
 私は剣士だといったら、その道場の主が私と目を合わせた。
 その時、私とその人はお互いに剣士同士で戦った。気概だけだが
 そこで、言われたのはとある男の事を。

「ありがとうございました」

 呼吸を整え終えたのか、お礼を言う。私も頭を下げる
 一応の防具はしているが、一撃でも当たれば危ない。かくいう私は防具はしていなかった。あれだけ重たいのは邪魔だ
 そういって、装備はいらないと戦っているが、相手の力は強く、受けるより避ける。
 木刀というものであれだけの攻撃を繰り出せるのは賞賛に値する
 そして、その者の名前は赤星勇吾
 此処の師範に頼まれたのだ。こいつの相手をしてやってくれ。若い者に一刀で戦うのを経験させてやってくれって
 本人も最初は困った顔をしていたけど、私と戦ううちに嬉しそうになった。私もこの赤星と戦うのは悪くないと思ってる

「シグナムさんは強いですね」
「そうかな?」
「ええ。俺の親友が強いんですけど、同じ土台でも互角に持っていけたら良いのですけどね」
「同じ土台?」

 どういうことだ?

「剣道とか、一刀で戦う場合ですけど、剣道なら勝てるのですけどね。一刀だと俺が負けてます
 まだまだだと実感します」
「そうか。その者は強いんだろうな」
「本来は小太刀という、これくらいの刀を使うんです」

 そういって、手で大きさを示してくれた。
 それは確かに私が使ってるレヴァンティンより刃が小さい。だが、それ以上に太刀の更に小さなものだと分かる
 そして、嬉しそうに漏らした

「シグナムさんと戦う事で、少しでも近づけるといいんですけどね」
「その者と会ってみたいものだ」
「シグナムさんも興味が?」

 剣を使う者として、興味があった
 それに、赤星が強いと言う人にも興味がある。どんな奴かという

「純粋な剣士としての興味だな」
「あいつも会ってみたいって言ってたから」
「じゃあ、いつでも良いからって伝えておいてくれ」
「分かりました……でも、覚悟しておいてくださいね」
「?」

 首を捻ると

「あいつは、勝つためなら相当怖いことしてきますよ」
「それを潜り抜けて一撃入れる。それが剣士だ」
「そうなんですけどね」

 苦笑いの赤星。引っかかるが
 私は頼むと一言漏らして、今日の給金を貰った。何時も、現金で当日にもらえるのだ
 といっても、大きな値段ではないのだが
 私も良い経験になるので、丁度良い




 数日後、私とその者は対面した

『赤星を倒すほどと聞いたが』
『これが赤星が負けた女性か』

 お互いに力を読み取ろうと見詰め合う。視線は絡み合い、力を試すために見る

「あの、お二人さん?」

 赤星勇吾、一抹の寂しさを味わう
 声をかけられて、一礼し、挨拶する
 握手をせず、お互い、小太刀大の木刀と木刀を取り出し、構え、一撃軽く当てる。
 お互いに思うのは、あれに反応できるほどの人というのが分かった。ただ、まだどれほどか分からない。

「赤星、シグナム、戦うのは構わんが、その者に怪我をさせたらちゃんと病院に連れて行くんじゃぞ」

 師範が出てきて声をかけた。剣を使う者として、師範として止めに来たわけじゃなく
 見学に来たのだろう。強い者たちの戦いは心踊るものがある者にはある。

「それと、これを命のやり取りとして、何か賭けをしたらどうだろう?」
「あ、良いですね」
「じゃあ、俺は、一日何でも付き合おう。そして、一つ何でもいう事を聞こう」
「私は……どうしよう?」
「かあさんの相手をしてくれ。疲れるから」
「分かった。それで受けよう」
「一度だけで良いから。その後は逃げても良い」

 頷く。シグナム
 そして、勇吾と師範は下がる。剣士同士という事で合図は要らないと判断してだ。近くで見るのは構わないが
 その代償が大怪我では割に合わないだろう

「「!!」」

 そして、二人の『一度目』の対決が始まる






とまぁ、こんな感じです。一応注目は一度目ね
それだけ〜。シグナムのゴスロリ服は何時になるか分かりません。その前にヴィータにも戦わせたい
などと、考えてますが、出来るかなぁ?
また、少しずつ書きます。ちなみに、これ同じくA'sくらい以降でお願いします。
Stsだと年齢がって事です。でわ、これで〜ノシ
スレッド立てしないほうが良いかと思って続けてみました。使い方詳しくないですから(追加)




加筆修正。基本修正がメインかな。加筆はそこまでしてませんが
とりあえず、プロローグらしきもの完成っと




以前、投稿掲示板の方にアップされていた物を頂きました〜。
美姫 「恭也とシグナムの対決が今!」
恭也が負けたときの方は条件が多いような気もするけれど。
美姫 「それだけ桃子の相手をするのが疲れるのかもね」
さてさて、どんな結果になるのやら。
美姫 「それでは、また最後にお会いしましょう」



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