とらあんぐるハート×魔法少女リリカルなのはsts
設定……先に伝えておかないと、凄く困ると思いますので
まず一つにとらハの世界とリリカルな世界が混ざっております
なのはの父親は生きてますが、恭也はとらハです。年齢もなのはと10歳の差ですので
sts後のお話です……恭也29歳独身です
『なのはさんのご実家のある地域』
初めての場所で、周囲を見渡しながら歩いていく……確か、翠屋って所になのはさんのご両親が
居ると伺っているし、お兄さんとお姉さんも居られるって。
会うことは無いでしょうけど……
「確か、こっち」
場所は詳しく知らないけど、スバルたちが翠屋、なのはさんのご両親が作ってるシューが美味しいと
たまたまだけどこっちに来たのだし、食べてみたいと思う
翠屋の店内は女性のお客であふれていた。というより、座れるところあるの?
見つけた店をぼーっと見ている
「あの」
「え?」
「翠屋を見ていたようなので、どうかしたのかと思いまして」
声をかけてきたのは、かっこいい男性
陸士でも、こんな綺麗とか美男と当てはまる人は居ないかもしれない
それに、何となくだけど、この人は、武術とかそういう感じの達人
リンディ提督が誘いそうな人……だが、普段からこれくらい隠してれば、気づかれない人
「どうかしたました?」
「あ、いえ、失礼しました。それで、翠屋に入ろうと思ったんですけど」
「ああ。お客さんが一杯だって事ですね。まぁ、そろそろ空くんで、少し待っていただければ空きますけど」
「……じゃあ、待たせてもらいますね」
「ありがとうございます」
そういって男性はお店の中に入っていった。あれ?
「店員さん?」
エプロンつけて、てきぱきと動き始める様子はどう見ても店員さん
えええっ!!じゃあ、もしかして、あの人がなのはさんのお兄さん?
確かもう三十路なはずなのに、あの若さ
そういえば、夫妻の方も年取ってるように見えないし……若作り?
だけじゃないような……
「お待たせしました。空きましたのでどうぞ」
大人数を入れて、と、私も入れるらしい。カウンター席でよかったのでそのまま
シュークリームとコーヒーを貰う……しかし、高町なのはさんの両親と兄は、不老?
前写真で見せてもらったときと全然変わらないのだけど
お兄さんにいたっては、大人の魅力があるし、お父さんの方はいくつだってくらい若く見えるし
お母さんも同じような感じだ……なのはさんも将来年を取らないのだろうか?
そのあたり一度論文で出したら、とても面白い結果になるかも
ユーノさんとなのはさんはお似合いだけど、ユーノさんが老けるとか?
うわぁぁ、容易に想像できてしまう
「お待たせしました」
「あ、いえ、ありがとうございます」
コーヒーとシューが届いて、一口食べる。あ、美味しい
コーヒーはそのまま飲んでもいけるほどの美味しさ……ブラックで十分にいける
「今回はお仕事ですか?」
「え? あ、はい」
急にお兄さんの方が話しかけてきて、驚きながらも返す
「なのはは元気にしてますか? というより、大丈夫なのか、あれは?」
「えと、元気にしてま……」
今、このお兄さんはなんて聞いてきた? そして、私は、答えを
瞬時に相手の顔を見て、悟った。すっごく意地悪そうな笑顔
でも、かっこいいと許せちゃうとか思考が混ざるので何とか頭の理性で押さえ込む
「あの」
声をかけようにも、追加注文が着ているのか手が離せないみたいだ
どういうことだろう? 先ほどの言葉をかりるなら、知ってる人になるのだろうけど
私は一言もそんなこと話してないし
「恭也〜、さっき女性と話してたでしょ? どんな関係?」
「何でもかんでも俺を付き合わせたいらしいな、高町母」
「だって、あんた女っけ全然ないんだもの。心配にもなるわよ」
というより、無いというより自らから遠ざけてるような気がしますけど
「第一もうすぐ三十路なのに、あんたって子は」
「まぁまぁ、母さん、落ち着いて。恭也にも恭也なりの考えがあるんだよ
例えば、ロリコン街道まっしぐらなのを、へぶらっ」
……私の目の前で起きたことについていけません。あまりの速さで
多分、コップを思いっきり鼻っ柱に当てたのだと思うけど、お兄さんは容赦なし
はっ!! このあたりは、なのはさんと通じますね
「し、士郎さん?」
「大丈夫だ。母さん……父さんはしたから見える、母さんを見て鼻血を流してるんだ、多分」
いえ、それ嘘ですよね? コップで殴り飛ばしたときから出てませんでしたか?
って、それを言ったところで誰も信じないでしょうけど
「違うような気がするのだけど」
「まぁ、俺はノーマルだ……女性に関しては、まぁ、お付き合いするほどまでに至ってないだけだ」
そのときの言葉により、店内が静まり返りました
これは、此処はパロディでしょうか? でも、私は感じました
この人は鈍感で、しかも、かなりの人気を誇っているということに
下は小学生から、上は熟女まで、それこそ熱視線を浴びて、全く気にしてない図太さ
なるほど、これもなのはさんに移ったんですね
全く鈍感なところは本当にそっくりです。あれだけの人気があるのに、全く気づいてないあたりとか
なんだか、考察してみると面白いです……確かに、この兄にしてあの妹ありなんだと
じゃあ、私とスバルも似てるのはそういう事があるからですね
あの子はかなり熱血ですけど
「楽しそうですね」
「あ、いえ、すみません。ちょっと考え事してたので」
「そんなものかもしれませんね……と、父さん、おきろ」
いや、おきろで蹴りいれますか? しかも、おなかに足乗せてるし
「ぐふっ、ちょっとはいたわりを持ちやがれ」
「誰が持つか……父さんにはこれで十分だ」
「桃子〜〜〜、恭也が〜〜〜〜〜」
「ちょ、士郎さん! 今仕上げの最中だから、駄目ですっ!!」
あ、厨房大盛り上がり
恭也さんの方は小さく笑ってる。表情少ない人だとは思ったけど、これはこれで凄い経験かも
「毎度のことなんですか?」
近くの店員さんに聞いてみる
「恭也くんが士郎さんをからかうの? 毎度というより、恭也くんが疲れてるときとかに無理やり働かせたら
こうなるわね……まぁ、問題は士郎さんにあるからこそなんだけどね」
「疲れてるんですか?」
「今朝方に帰ってきたばかりであまり寝てないって言ってたから、多分」
「あはは……何をしてらっしゃるんでしょうか?」
「さぁ、私も詳しくは知らないわ。で・も、恭也くん、かっこいい〜」
店員さんにも惚れられてる人は、小さく笑いながら店員たちに指示を送ったり
飲み物系統をこなしていく……確かに、この雰囲気からは全く疲れとか分からない
でも、疲れてるように見えないっていうのは、やっぱりなのはさんと似てるかも
無茶しそうなところとか? どうだろう? さっぱり分からない
初見だし分からないで良いのだろうけど、やっぱりなのはさんから聞いた話とか総合すると
『お兄ちゃんはね、すっごい鈍感なんだよ』って言ってたけど
それは当てはまる。で、ついで出た言葉
『凄い意地悪で』それも先ほど、受けた……意地悪でした
『で、優しいんだよ。分かりにくいけど』……どこが?
「どうかなさいましたか?」
「え? いえ、その」
「じっと見てらしたので、何か不手際をしたのかと思いました」
「その、仲のいい家族だなぁと」
「そうですね……」
どこか最後に含みがあったような感じ
でも、少しだけ意地の悪い先ほどと似たような顔
「スバルさんは元気ですか?」
「元気がよす……え!?」
驚いて相手を見る。スバルは会ってないって言ってた。なのはさんもいう事は無いだろう
何故、どうして、この人が、スバルを知ってるのか?
「似てますからね……以前あったときに雰囲気とかが似てますから」
「あの、ちょっと待ってください。どうして? その」
「ああ。気づいたかですか? 最初から知ってましたよ」
……優しい笑顔といえばいいのだろうか? この人、すっごい意地悪だけど、優しいというのが分かった
そっか、なのはさんは話して無くても、お兄さんである恭也さんにはバレバレだったんだ
多分、どんな相談をしても気づかないようにしていて、お兄さんをしっかりと演じていた
だから、心配は心配でも手を出せないもどかしさとかも
「なのはさんから聞いたとおりのお人で」
「意地悪だって言ってたんだろう」
「はい」
「全く。自分だって子供を一人勝手に引き取ったくせに」
「それは誰から?」
「なのはから父さんたちに連絡があって知りましたよ……ヴィヴィオちゃんでしたっけ?
会ったことはありませんけどね」
「そうですか」
なるほど。しかし、高町家は本当に元気だなぁ
「そういえば、なのはさんのお姉さんは?」
「ああ。あいつは今、違う国でちょっとね」
「ちょっとですか?」
「ええ。ちょっとです」
深くは教えてもらえないだろう。私が付き合うとかなら教えてもらえるかもしれないけど
でも、難しいですから
「あの、恭也さんでいいですか?」
「ええ。構いませんよ」
「私はギンガです。シュークリームとコーヒー美味しかったです。また来ますね」
「楽しみに待ってます」
ああ。確かにちょっとした笑顔は、間違いなく常連客になりそうだ
今度の休みいつだったかなぁ……年上のお兄さん。ダンディというか、年上の貫禄とかそういうのが
とても良い。翠屋とはミスマッチな気がするけど、それでもかっこいい人だ
そして、休みのたびにリンディさんも加わって、翠屋へと足を運ぶ
「相変わらずね〜」
とは、リンディさんの言葉だったけど、意味が分からなかった
皆にも紹介したいけど、持っていけないというのが残念
おわり
あとがき
よく出来たな。ギンガの性格とか分からないけど
シオン「適当に書いたって感覚ね」
ギンガって短編のを見たらあったから、ちょっと書いてみました
ゆうひ「こうやって翠屋の常連客は増えていくんだね」
うん
シオン「リンディも加わってってことは休みの時に会ったって事ですよ」
しかも、ポートしようしてるから、バレバレだけど
ゆうひ「なのはたちが知ったら驚きそう」
まぁ、確かに驚くだろうなぁ
シオン「どうだろう?」
楽しむんじゃないかな? ほら、他人の恋のお話は楽しいから
ゆうひ「なるほど。でわ、また〜」
ほなね〜ノシ 修正しました〜(ちょっとだけ)
遊び人さん、投稿ありがとうございます。
美姫 「いっきに大量に!」
うわーい。まず、最初はギンガから。
美姫 「翠屋が繁盛する理由の一端を垣間見た気がするわね」
あははは。いやー、面白かった。
美姫 「それじゃあ、続けて残りもババンといっちゃうわよ〜」
それでは、最後でまた。