高町 恭也(不破 恭也)
影の主人公。決して表の主人公ではない。
“膝を砕かずに完成された御神の剣士”になれる高町恭也。その戦闘能力は御神史上最強。
ある事件により、5000年前の過去へ時間移動してしまう。そこで傭兵ラリー=フォルクと出会い、魔法の存在を知り、彼からそのいろはを教わる。ベルカ戦争において最大の功労者である英雄「円卓の鬼神」となるが、袂を別ったラリーを死闘の末に撃墜することになる。
ベルカ戦争の真の終結後に魔導士人権特別措置法に基づき当時不明な点の多かった次元牢に幽閉され、約5000年後まで出獄することはなかった。次元牢から救出してくれたスレインの提案により、ゲートキーパーズを結成し、歴史の裏で暗躍するようになる。幽閉の副作用により不老不死となり、殺されない限りは死なない。幽閉期間を除いても70歳を超えている。
恭也のみが使用可能な自己複製魔法「幻月」により、複数の自分に様々な活動をさせ、オリジナルは高町家に戻り生活をしている。偏在の男。かつて天才剣士・八岐融に敗北して以来、凶がってしまった。
PT事件においてガルムと名乗る複製体を介入させたことで魔法と関係のあることが妹に発覚し、イギリスへ旅立つことになる。
なお、フェイト=テスタロッサの遺伝上の父親。
デバイス:[CARIBURN](小太刀型デバイス)[ADLER](???型デバイス)
魔法方式:御神流(三つ巴の魔法陣・魔力光:濡羽鴉色)
魔導士ランク:AAA+(極限定化状態)、S(限定化状態)、SSS(限定解除)
備考:魔導剣士、自己複製の固有魔法(幻月)
高町 なのは
主人公の一人。高町恭也の妹(但し、本当に血縁があるかは不明)。
御神一族の運動能力を受け継がなかったものの、士郎譲りの器用さは受け継ぎ、特に理系やメカに強い。
家族関係は円満すぎるほどだが、父・士郎の入院により家族が忙しいがために幼児期は孤独を味わうことになる。その中でも一番一緒にいてくれた恭也を父親代わりに育つが、一度の失敗を詰ったことを今でも後悔している。
ユーノ=スクライアの助けを求める声に気付き、魔法と出会うことになる。PT事件を通じて多くの人、特にフェイトと出会い固い友情を結ぶ。
性格的には家族の良い面の影響を受けているが、時折頑迷で内に篭ることがあるため友達からはやきもきされてしまうことも。
魔導士としては砲撃や射撃に偏り、個人防御にも優れる。逆にそれ以外は並以下。最初からAAAランク魔導士として極めて才能に恵まれているが、それに驕らない努力家。クロノはその才能を奇才と評し、「誰にも予測しきれない奇抜な成長を遂げ、マイナスからイーブンどころかプラスにしてしまう」と語っている。
デバイス:[レイジングハート](杖型デバイス)
魔法方式:ミッドチルダ式(ミッド式魔法陣・魔力光:桃色)
魔導士ランク:AAA
備考:砲撃魔導士
フェイト=テスタロッサ
主人公の一人。
母であるプレシア=テスタロッサの命令により、ジュエルシードの回収を行う中でなのはと戦うことになった少女。「メハシェファ」と称された天才魔導士であるプレシアと父親の才能を受け継ぐ。
プレシアが出産した子供ではなく、本当に出産した娘であるアリシア=テスタロッサのクローン。本人はそのことを知らず、成長するにつれてプレシアの愛憎の入り混じった虐待を受けながら育つ。それでも優しすぎる性格と寄る辺がプレシアしかいないことから盲目的に従い、いつか母が振り向いてくれる日を待っていた。
PT事件を通じて出会ったガルム(=高町恭也)に父性を見出し心の寄る辺とするも、最終的にはプレシアや協力者であるカーマイン、ガルムも姿を消すという最悪の結末を迎えてしまう。それでもなのはとの友情を新たな絆として、自分を活かすために死んでしまったガルムに生きていくことを誓う。
魔導士としては極めて優秀であるが攻撃に偏りすぎる面がある。なのはと違い、プレシアの使い魔であったリニスよる英才教育を受けているため基礎はしっかりしており、地力はなのはに勝る。
本人は知らないが高町恭也とは遺伝学上の親子。
デバイス:[バルディッシュ](杖型デバイス)
魔法方式:ミッドチルダ式(ミッド式魔法陣・魔力光:黄金色)
魔導士ランク:AAA
備考:電気の魔力変換資質
アルフ
フェイトの使い魔。元はミッドチルダ西部の狼の一種。
群れからはぐれ、死に掛けていた所をフェイトに拾われ、使い魔となる。そのことを今でも恩に感じており、全ての行動においてフェイトが優先される。逆にフェイトへ仇なす者は決して許さない。
フェイトにとっても生まれて最初の友達であり、なのはや恭也とは違う意味で掛け替えのない存在。
使い魔はマスターの能力に影響されるため、フェイトと同じ電気の魔力変換能力を持ち、高いランクを保有する。
PT事件では途中でガルムの正体を知り、全ての真相をリニスから教えられたことから深い苦悩に取り付かれることになる。事件後、改めてフェイトを支え続けていくことを誓う。
好物は肉。
デバイス:なし
魔法方式:ミッドチルダ式(ミッド式魔法陣・魔力光:黄金色)
魔導士ランク:AA
備考:電気の魔力変換資質、人型への変身能力
ユーノ=スクライア
考古学と遺跡発掘を生業とするスクライア一族の少年。
幼いながらも遺跡発掘の一部指揮を任させられる英才。ジュエルシード発掘に携わるが、輸送中の事故(表向き)に責任を感じて独断捜索しようとしたことからPT事件は始まる。ジュエルシードを抑えきれずに重傷を負ったことところをなのはに助けられて以来、二人三脚でジュエルシードを封印する。
事件後も何故か高町家に残ってなのはの魔法の鍛錬に付き合うが、管理局職員でもないユーノの行為は本来許されるものではない。重傷を負って以来、フェレットの姿で回復に努めていたが、この手の変身は変身時にかなりの苦痛を伴うはずが割りと平然としているためマゾの疑惑がある。
両親は物心つく前に他界しており、一族の長を親代わりに育つ。その境遇からなのはと共感する面がある。
洞察力に優れ、恭也=ガルムに薄々気付いているがなのはのために黙っている。
魔導士としての才能は平均に比べて高いが、高位魔導士の戦闘では活躍できない。反面、結界魔法のように領域を区切る空間系統の魔法の才能が豊富。デバイスなしでの魔法行使はスクライア一族の血統による固有能力。
ユーノとオヴニルのヨハネとは関係があるらしいが・・・?
デバイス:なし
魔法方式:ミッドチルダ式(ミッド式魔法陣・魔力光:緑色)
魔導士ランク:AA
備考:デバイスなしでの一定の魔法行使、身体操作
クロノ=ハラオウン
管理局の執務官。リンディの息子。
14歳ながら管理局の執務官を務めるエリート。ジュエルシードの反応をキャッチし、PT事件に介入する。事件を通して戦った恭也により人生初の本格的な挫折を味わい、その影に悩まされることになる。
年齢に見合わない冷静さと頭脳の切れを持つが、一方で融通の利かない頑固者。本当はただの不器用な14歳の少年。母や部下で友達のエイミィにはそのことをちゃんと見透かされている。
幼い頃に殉職した父親の遺志を受け継ぎ、管理局の職員となっているせいかどことなく管理局を絶対の正義と看做しているところがある。しかし、PT事件によりその考えが揺らぐことに。
魔導士としては高位魔導士に名前を連ねるオールラウンダーだが、血統を考えると本人は自分のことを「一族のオチコボレ」と思っている。事実、ほとんどの魔法をそつなくこなすがここ一番の爆発力がない。そのため自らの研鑽を怠ることがない、努力の天才。師匠であるリーゼ姉妹は「覚えが凄まじく悪いが、一度覚えたことは絶対に忘れない才能には恵まれた」と評している。
性格的に楽天的になれないため、周囲に振り回される若き苦労人。時折、キレてしまうが優しくスルーしてあげよう。
デバイス:[S2U](杖型デバイス)
魔法方式:ミッドチルダ式(ミッド式魔法陣・魔力光:群青色)
魔導士ランク:AAA+
備考:なし
リンディ=ハラオウン
L級巡洋艦「アースラ」の艦長兼提督。クロノの母親。
執務官であるクロノと共にジュエルシードを巡るPT事件を介入し、実質的に管理局側の責任者となる。
温和で楽天的な外見や性格を見事に裏切る切れ者で、組織の力学を利用することに長けている。なのはやユーノ、クロノが割りと好き勝手できるのは彼女の力によるところが大きい。凄まじい甘党であり、緑茶に砂糖を大量に入れているという壊滅的味覚を持つ。それでも異文化についての理解があり、「地球」世界にもすぐに順応していた。
魔導士としては提督職必須の高位魔導士。提督や艦長は安易に戦闘してはならないという矛盾した規定により戦うことはまずない。そのため普段はデバイスを常時携帯していないが、それでも一定の魔法行使は可能。これはユーノと違い固有技能ではない。
同僚であり、夫であったクライドの死に一時茫然自失となるがクロノを拠所として再起。しかし、今も彼が死んだ事件の経緯や隠蔽された事実を追っている。
余談であるが、彼女をマーキュリーと呼ぶと面白い反応が返ってくる。
デバイス:不明
魔法方式:ミッドチルダ式(ミッド式魔法陣・魔力光:柳色)
魔導士ランク:S+
備考:なし
エイミィ=リミエッタ
クロノの部下で、執務官補佐。
上司であるクロノ、リンディと共にPT事件に介入することになる。普段はアースラのメインオペレーターを務め、サポートを行う。その能力は本局から引き抜きがあるほど。
クロノとは士官学校からの付き合い。2歳年上の16歳でお姉さん的立場。リンディを別にすれば本人よりもクロノのことを解かっている最大の理解者である。
魔導士としての才能はまるでない。魔法を使えないわけではないが、ギリギリ士官学校を卒業できるレベルでしかないので実用には耐えない。
裂けるチーズが大好き。
デバイス:なし
魔法方式:―――
魔導士ランク:D
備考:なし
プレシア=テスタロッサ
PT事件の主犯。フェイトの母親。一部では本作におけるヒロインとも。
娘であるフェイトを使い、ジュエルシードを回収させていた。その目的は亡くしたアリシアを蘇生させるために、その技術がある伝説の世界「アルハザード」へ行くこと。若くして人間の限界に到達し、「メハシェファ」の称号を得る天才魔導士だった。
母を早くに亡くし、父もまた学会を追放されて失意の内に早世したことで天涯孤独の身となる。その後、恭也、カーマインの二人と出会い、恭也を愛するようになる。二人が去った後に、恭也の遺伝子を用いて人工授精を行い、アリシアを産む。
管理局の愚行によりアリシアを失い、失意の中で再会したカーマインの助けを得て「プロジェクトF」においてフェイトを誕生させるも、クローンであるフェイトがアリシアと違うことに絶望する。それでも新しい娘であるフェイトを愛していながら、アリシアとの過去に悩まされ続け、虐待を与えることで突き放そうとした。病魔に冒されながらも執念で体を保たせていた。
最終的にカーマインと共にアルハザードへ向かい、フェイトを日の当たる場所へ置き去りにする形となる。
最後まで愛している男にも、娘にも、たった一言「愛している」と言えなかった女性。
デバイス:[トルィーズブ](杖型デバイス)
魔法方式:ミッドチルダ式(ミッド式魔法陣・魔力光:紫紺色)
魔導士ランク:SS+
備考:電気の魔力変換資質、高位次元跳躍魔法
カーマイン=フォルスマイヤー
古代魔法文明時代の魔導士。ゲートキーパーズの一人。
シモ=ヘイヘ、不破恭也と同じように次元牢へ幽閉されていたところを解放される。このため不老不死となり、殺されない限り死なない。
自分の世界を救った『光の救世主』。その後、家族を人質に取られ次元牢へ幽閉される。解放後に自分の家族や恋人どころか、世界そのものがなくなっていたことに絶望。恭也と共に二度と悲劇を起こさないように暗躍する。本来はベルガーなる人物をベースにした人造人間で、世界を滅ぼす尖兵であったがそれを拒んで戦った。
PT事件の前からプレシアに協力し、「プロジェクトF」にも一時期参加していた。フェイトやアルフのことも以前から知っていたが直接話したのは事件が起こってから。二人の前では優しいお兄さんだが、本来は敵対する者は問答無用で皆殺しにする殺戮の魔王。
魔導士として神霊魔法と呼ばれるレアスキルを持つ。それだけではなく頭脳も優れ、ロストロギアレベルのデバイスさえも修復・調整してしまうマイスター。
デバイス:[DEEP CRIMSON](剣型デバイス)
魔法方式:フォルスマイヤー式(セフィロト魔法陣・魔力光:真紅)
魔導士ランク:SSS+
備考:遺失魔法「神霊魔法」の使い手、空間操作の固有能力
セレブ
カーマインの友。
消滅していた彼の世界で唯一の生存者。主であり友でもあったアリエータの遺言を守ってカーマインを待ち続けていた。合流後はカーマインの個人的な協力者となる。
人間に匹敵するかそれ以上の高度な知性を有し、普段は諜報活動を行っている。
外見は標準より少し大きな銀狐だが、その正体は八千年級の妖狐。エースクラスの魔導士すら一蹴する。本来ならば神として崇拝の対象となってもおかしくない存在。
誤解なきように言うと、そういう生物であって使い魔ではない。
デバイス:なし
魔法方式:なし(魔法陣なし・魔力光:白磁色)
魔導士ランク換算:SS+(?)
備考:八千年級の妖狐。
リニス
恭也の使い魔。元はミッドチルダ西部アルトセイムに棲息する山猫。
元々はプレシアの使い魔。三人で暮らしている頃に恭也が助け、プレシア初の使い魔となる。
山猫の賢く、母性的な性格のため極めて優秀な使い魔。家事全般も得意とし、育児までこなす。更には高度な魔法理論を理解し、プレシアの研究の手伝いやフェイトの英才教育も施す。
PT事件の発生直後にプレシアから恭也へ主が移譲され、高町家の飼い猫となる。飲食業である高町家ではペット厳禁だったがその賢さから許可が下りた経緯がある。
事件後、恭也と共にイギリス渡る・・・・一応、検疫を誤魔化すために飛行機に乗るときはパスポートとビザを“偽造”してまで人型になっている。
デバイス:なし
魔法方式:ミッドチルダ式(ミッド式魔法陣・魔力光:濡羽鴉色)
魔導士ランク:恭也の限定状態に応じて変化
備考:魔導剣士、人型への変身能力
レティ=ロウラン
管理局の提督。管理局海軍(海中管理部)人事統括官。
海軍人事におけるトップ。リンディとは現場と後方ながら同僚であり、個人的にも親しい友人関係にある。
実務能力の高さから有事でもないかぎり現場に出ることはまずない。PT事件では主犯であるプレシアの身元を突き止め、リンディに様々な情報を提供していた。
バツイチの子持ちで、その手の話は禁句。
デバイス:不明
魔法方式:ミッドチルダ式(ミッド式魔法陣・魔力光:不明)
魔導士ランク:S+
備考:なし
ハイメロート
武装七課第二分隊分隊長。
本名はヴィルヘルム=ミヒャエル=ハイメロート。一族から何人もオヴニルの局員を輩出した一族に生まれ、部隊の創設者もご先祖である。代々の薫陶を受けて育ち、七光りではない実力を身につけて隊長へ就任している。
冗談も口にするなど堅物ではなく、どことなく親しみやすいが腹芸もできる油断できない男。
高位の魔導士であるが、部隊最強ではない。彼の本領は集団戦闘と部隊の育成にあり、あくの強い隊員をまとめる力は随一。PT事件においてカーマインにより部隊に大打撃を受け、自身も重傷を負うもののアルハザードの座標観測に成功する。最後にジュエルシードの輸送事故が彼のバックボーンによる陰謀であったことが判明する。
なお、妻はリンディの姉であり、クロノにとっては義伯父に当たる。
デバイス:[ヴィーチャズィ](剣型デバイス)
魔法方式:古代ベルカ式(ベルカ式魔法陣・魔力光:樺茶色)
魔導士ランク:SS−
備考:ベルカの騎士
B−24715
武装七課第二分隊隊員。
本名は現在不明。普段はTACネームのヨハネで呼ばれる。
オヴニル最強の魔導騎士。全距離に優れ、あらゆるポジションをこなしてしまう。懲役一億年相当の死刑囚でもあるが、一人殺すごとに千年の減刑という取引に応じて戦っている。普段は落ち着いた紳士であるが一度戦場に出れば、苦痛を感じる間も無く、塵一つ残さず、優しい殺し方をする。元聖堂騎士で遺跡発掘の事故で精神に異常を来たしたと言われているが真偽は不明。ポジションは極めて珍しいリベロアタッカー。
PT事件においてはカーマインの神霊魔法「ククルカン」を破りかけるが、逆に儀式魔法完成に利用されてしまう。
稀代の天才騎士と謳われたが、禁呪の追求に血道を挙げたことで破門されている。
デバイス:[アポカリプス]
魔法方式:古代ベルカ式(ベルカ式魔法陣・魔力光:金糸雀色)
魔導士ランク:SS+(暫定)
備考:ベルカの騎士、禁呪使い
グランドチーフ
武装七課第二分隊隊員。
本名不明。近代ベルカ式とミッドチルダ式の両方を使いこなす技巧派。ポジションはセンターアタッカーで、卓越した戦術眼と堅固な防御力で攻撃を攻撃で叩き潰せる数少ない魔導士。センターアタッカーにいるだけで集団の戦闘能力が桁違いになってしまう存在。一瞬で戦況を覆す射撃や砲撃の波状攻撃は魔導士の間で畏怖されている。
PT事件においては桁違いの神霊魔法により苦戦を強いられるものの、無傷で離脱に成功。ハイメロートの療養中に隊長代行を務めていた。
デバイス:[ヘルハンマー](杖型デバイス)
魔法方式:ミッドチルダ式(ミッド式魔法陣・魔力光:不明)
魔導士ランク:S+
備考:なし
ノクターン
武装七課第二分隊隊員。
本名不明。近代ベルカ式の使い手で近距離でのアームドデバイスの扱いには自信がある。ポジションはガードウイングで重厚で練磨された技量というよりも超高速の強襲攻撃を最も得意とし、トリッキーな動きをする。非常にプライドが高いため自分にアームドデバイスの勝負を挑んできたものには熱くなってしまう欠点がある。
マルチアーノ十二姉妹のジュライとは以前死闘を演じ、因縁を持った。
デバイス:[ザイン](剣型デバイス)
魔法方式:近代ベルカ式(ベルカ式魔法陣・魔力光:不明)
魔導士ランク:S
備考:電気の魔力変換資質
ワルキューレ
武装七課第二分隊隊員。
本名不明。主戦場の外から自動追尾型の射撃、砲撃魔法で確実に敵を撃破する魔導士。姿を見せず、捕捉した敵は決して逃さない。またクロスレンジにおけるバリアブレイク能力も一流であり、わざと懐に誘い込んで仕留めることも少なくない。更に狙撃に必要な観測能力による敵戦力評価ができるため、ミッドチルダ式でも少ないバックアタッカーのポジションを担当。
デバイス:[グナー]
魔法方式:ミッドチルダ式(ミッド式魔法陣・魔力光:不明)
魔導士ランク:S
備考:なし
ヘルゼーエン
武装七課第二分隊隊員。
本名不明。第二分隊には珍しいインテリ派で、ハイメロートの戦術論を支える参謀。ハイメロートと共にセンターガードを担当することで、前衛の効果を格段に高める。緻密な射撃魔法を得意としている一方で、計算が狂うと途端に動きが鈍くなる。また、あまり防御魔法が得意ではないのでバックアップは必須。
PT事件において神霊魔法ククルカンの発動に巻き込まれ、現役引退に追い込まれる重症を負う。
デバイス:[クロックワードヘッド]
魔法方式:ミッドチルダ式
魔導士ランク:AAA−
備考:なし
タンデリオ
武装七課第二分隊隊員。
本名不明。弟であるベスタリオとのコンビネーションを買われて引き抜かれた。弟と共にフルウイングというガードよりも攻撃的なポジションを担当。必要ならばガードウイングやサイドウイングにもなれる万能型魔導士でもある。
PT事件において重症を負うも、治療可能との診断を受け、弟と一緒にリハビリに励む
デバイス:[ヴァーティカルファイア]
魔法方式:ミッドチルダ式
魔導士ランク:AAA+
備考:なし
ベスタリオ
武装七課第二分隊隊員。
本名不明。兄であるタンデリオとのコンビネーションを買われて引き抜かれた。兄と共にフルウイングを担当。兄と違い攻撃に優れるためサイドウイングかフロントアタッカーへのポジションチェンジしかできない。生存スキルが高い。
PT事件において重症を負うも、その際に兄を助けながらギリギリ致命傷を避け、現役復帰のためのリハビリを続けている。
デバイス:[ホライゾンタルファイア]
魔法方式:ミッドチルダ式
魔導士ランク:AAA+
備考:なし
トリエンデ
武装七課第二分隊隊員。
本名不明。支援魔法の中でも防御魔法を得意とする魔導士。当然フルバックを担当。素早さに欠けるが補って余りある防御能力を有する。ウイング系のポジションもこなせるが本人は拒否している。
神霊魔法ククルカンによって部隊に死者が出なかったのは咄嗟に彼が防御魔法を強化したおかげ。傷も浅く、短期間の治療で現場復帰を果たした。
デバイス:[エヴァーモア]
魔法方式:ミッドチルダ式
魔導士ランク:AAA
備考:なし
レッドハート
武装七課第二分隊隊員。
本名不明。唯一のミッドチルダ出身者。監視世界や管理外世界を徹底して見下すレイシスト。魔導士の才能に恵まれ炎の魔力変換資質を持つ。ポジションはフロントアタッカー。制御がやや甘い傾向にあるため、全力で火炎魔法を放って周囲を焼け野原にしてしまうこともしばしば。普段はグランドチーフが抑え役になっている。
ブラッドストライカーと共にククルカン発動の直撃を受け、全身に重度の熱傷を負い意識不明の重体。
デバイス:[レッドフューリー]
魔法方式:ミッドチルダ式
魔導士ランク:AAA+
備考:炎の魔力変換資質
ブラッドストライカー
武装七課第二分隊隊員。
本名不明。元は陸士隊の出身だったが、ハイメロートから引き抜きを受けた有望株。陸からよりも空からのほうが気持ちよいという阿呆な説得で空戦魔導士資格を取った。フロントアタッカーを担当し、完全に攻撃重視の異常な攻撃を仕掛けてくる。
レッドハートと共にククルカン発動の直撃を受けて全身に重度の熱傷を負い、昏睡状態。二度と目覚めることはないと言われている。
デバイス:[バレットレーゲン]
魔法方式:ミッドチルダ式
魔導士ランク:AAA+
備考:なし
ハイヤーフォーサー
武装七課第二分隊隊員。
本名不明。陸士隊の出身だが、地上におけるフットワークの軽さはフルバックになるために生まれてきたような魔導士。あらゆる支援魔法を使いこなし、独自の戦術判断もこなせる未来のフルバックチーフ。一番の若手。
PT事件の怪我が一番軽く、入院せずにそのまま隊に留まっている。
デバイス:[フォッサマグナ]
魔法方式:ミッドチルダ式
魔導士ランク:AAA−
備考:なし
明星(あきほ)
恭也のデバイス[CARIBURN]の管制人格。
スーパーロングのエメラルドの髪を大きくまとめた一房を胸元へ垂らしているのが特徴的。瞳の色は金赤。身長も高く出るところは出て締まるべきところは締まっているプロポーション。服装は下半身部分が開いたワンピースに、マーメイドスカート。ガルムのバリアジャケットとお揃いで色も黒。
[FALEKN]の琥冴哭綺や[ADLER]の胡蝶にとっては妹に当たる。優秀であり、恭也の半身として活躍していた姉二人に強いコンプレックスを抱え、自分に自信がない。
ちなみに、実体化は炭素合成なので人間と変わらない。
デバイス:なし
魔法方式:御神流(三つ巴の魔法陣・魔力光・濡羽鴉色)
魔導士ランク:不明
備考:デバイスの管制人格、御神流
胡蝶(こちょう)
恭也のデバイス[ADLER]の管制人格。
緩いウェーブのかかった木蘭色のセミロングヘア。身長は一番低い。彫りが深い。三姉妹で身長が一番低く、スレンダー。普段はパンツスーツ姿で、伊達眼鏡をかけている。くつろいでいるときはジーンズにシャツというラフな格好を好む。ベルカ時代は割りと実体化していたが最近はとんと実体化しなくなったらしい。
妹達にとっては頼りになる姉。貧乏籤を自分から引いて妹達を守っている。
余談であるが、作者は彼女を聖様の容姿に容子様の性格と評されたことがある。なるほど。
デバイス:なし
魔法方式:御神流(三つ巴の魔法陣・魔力光・濡羽鴉色)
魔導士ランク:不明
備考:デバイスの管制人格、御神流
琥冴哭綺(くさなぎ)
恭也のデバイス[FALEKN]の管制人格。
床につくほどのスーパーロングの黒髪がトレードマーク。深紫色の瞳。和風っぽい顔立ちがパーツごとに異国っぽさが散見する。セーラー服をモデルにした服装を好み、編み紐のショートブーツとサイハソックス。
お嬢様気質の性格で、自分を使いこなせない主にはとことん冷淡。決して冷酷ではなく、使えない主は自滅するだけであるためわざと突き放そうとしていた。自分が認める主にはとことん尽くしてしまうが、それでもべったりくっつくことはない。
デバイス:なし
魔法方式:御神流(三つ巴の魔法陣・魔力光・濡羽鴉色)
魔導士ランク:不明
備考:デバイスの管制人格、御神流
フォルテ=クリストフォリ
伝説級の魔法研究者。
伽羅色のショートヘアの女性。ヘビースモーカーで、うわばみで、飴大好き。
気分屋で嘘吐き。でも約束と誓いは守る。真面目さを期待してはいけない。
恭也と出会う以前から次元世界最高の頭脳扱いだったが、同時に変人過ぎる性格からどの組織も勧誘できずにいた。ベルカ戦争勃発直前に恭也と出会い、その才覚と信念を見込んで[FALEKN]を小太刀に調整し、[ADLER]と共に託した。
後に全科博士(ドクターユニバーサル)と呼ばれるようになり、延命処置を自身に施して数千年に渡り次元世界を滅亡から救い続けた。
デバイス:リアファル(ユニゾンデバイス)
魔法方式:クリストフォリ式(六芒星魔法陣・魔力光:枡花色)
魔導士ランク:不明
備考:???
絢雪 御雫祇(初代)
絢雪真刀流開祖。本名はラーズ=ブロムクイスト。
少年ながらに「強くなる」ことを目的として旅をしており、ベルカ戦争直後に恭也へ弟子入りする。
ベルカの「強いベルカ」実現のために「弱いベルカ」を切り捨てるやり方から弱き人達を守るために力を得ようとする姿勢に、恭也も御神流を教える。このときに恭也から日本風の名前を貰い、その絢雪御雫祇を終生名乗り続ける。
後にミッドチルダ空軍へ入隊。そこで恭也の残した伝書を頼りに学んでいた御神流の成果とその才能が花開く。ベルカ事変において最強のエースとなり、後世にラーズグリース伝説を残すことになる。
自分は不破恭也になれないという自戒を込めて御神流ではなく絢雪流を称する。本当は誰にも伝えるつもりはなかったが、子供達に「一族のみに教えること」「才能のないものには継承させないこと」を条件に流派を残した。
フォルテから延命を勧められても「思いを受け継いでいくことも大事だ」と拒み、最後は家族に看取られて天寿を全うする。
デバイス:[???][???](小太刀型デバイス)
魔法方式:御神流(三つ巴の魔法陣・魔力光:紫紺色)、ミッドチルダ式(偽装のため)
魔導士ランク:SSS
備考:フォーァヘーァ・ザーゲ・フェーイヒカイト、氷結・炎の魔力変換資質
シモ=ヘイヘ
古代魔法文明時代の魔導士。恭也と同じく次元牢に幽閉されていたところを解放される。
紛争鎮圧請負人とも呼ばれ、雇った側に勝利を約束する存在。射撃・砲撃のスペシャリストであり、クロス・ショートのレンジからでさえ射撃魔法を使いこなす。あまりの強さゆえに疎まれ、魔導士人権特別措置法により逮捕・幽閉される。恭也とは不思議な友情で結ばれ、彼の頼みならば優先する。頬から顎にかけての大きな傷跡が特徴。
ちなみに、StS編ではなのはやフェイトを食いかねない活躍をする予定。
デバイス:[AVONUGARD](銃型デバイス)
魔法方式:???式(???式魔法陣・魔力光:錫色)
魔導士ランク:SSS
備考:千里眼、不老不死
スレイン=ウィルダー
古代魔法文明時代の魔導士。次元牢の解除に成功し幽閉されていた者達を解放した張本人。
倫理を踏み越えた生命関連の魔法を扱える魔導士であるため、遠い昔から人々に追われ続けている。面倒なので方々を巡りながら姿を晦ましていることが多い。彼固有のレアスキルにより寿命がない。強いという枠を超えて不死身。殺すことは限りなく不可能に近い。その特異性から『ウォーロック』と呼ばれる。カーマインと違い、ロストロギアを製作できるレベルの知識がある。
50年前に恭也達と共にゲートキーパーズを立ち上げる。
デバイス:[D.T.B.](剣型デバイス)[R.E.D.](ユニゾンデバイス)
魔法方式:エレメンタル式(エレメンタル式魔法陣・魔力光:蘇芳色)
魔導士ランク:SSS
備考:???