TRIANGLE HEART BEAT 〜三人目の『不破』の物語〜

 

 

 

設定

 

メインオリジナルキャラクター設定

 

狼村一太郎

 

本編の主人公格。侍という表現がぴったりな凛々しい外見の青年だが物腰は穏やかで、やさしげな雰囲気を身にまとう18歳。髪の毛にメッシュの様に入っている銀色は過去の経験から精神的なものが原因による脱色。

 

ヒストリー

子供の頃、その力の為に親から敬遠され生きることを諦めかけていた時に不破一臣に救われた青年。ある種の天才児で当初は生きる目的を与えて心を強くするために軽く剣を教える程度だったのだが、まだ10にも満たない子供のその目を見張る上達の速さに一臣と美影がほれ込み、また本人も必要とされることを望んだため表向きは恭也の遊び相手、裏ではやがて生まれてくる一臣の子供の教育係となるべく御神不破流を習い始める。基本的に一臣が渡したメニューと不破の技のすべてを記した書を元に預けられた先の忍術道場で鍛錬し、そこに都合がつくときに一臣が出向いて稽古をつけるかたちをとっていた。そのため式に出席することもなく爆弾テロを逃れ、またその立場上不破の人間ですら殆どが彼の扱いをまだ知らなかったため『龍』追われる事もなかった。その後、明確な存在利由を聞かされていた唯一の男、不破士郎がいずれ恭也と高めあうものとして秘密裏に彼の師範役をかってでるが、そのことを恭也に明かす前に士郎自身がテロにあってしまったため、その後恭也と同じく自己鍛錬を続ける。中学入学の際、その特殊な力を理解する義両親少しでも心休まる日々をと用意したオーストラリア留学をそのまま受け入れ、高校入学を期に海鳴に戻ってくる。入学早々恭也の存在にも気づいていたのだが、物語当初まで黙っている。

 

性格

子供の頃の事も手伝ってかかなり年上の様な雰囲気を持ち合わせる。原因は周りの空気や人の感情の変化に敏感で、耳もかなりいい事から他人の考えていることが読めるように思われてしまうこと。一度精神崩壊しかけて悟ったためか、今は何事にも流されず、何事にも動じず、何事にも屈せずといった感じの第一印象だが、実はかなり飄々としていてそれでいて自分の意見はきちんと主張し、尚且つ実はかなりおせっかい焼きという掴みどころのない性格をしている。自分の表情のコントロールが非常にうまく、ダウトやポーカーなどでは誰も勝てない。ゆえに実は人をだますのが得意中の得意。まあ基本的には少しクールだけど物腰は柔らかく、優しい人といった感じだが、本気で怒らせると...ちなみに他人の好意に対してとことん鈍いのは不破に関わった男の宿命のようなものか。

 

特技

小太刀二刀御神不破流はもちろんのことだが一臣が残した不破のすべてを覚えると、狼牙流忍術に用いられる忍者刀を使った技も使い始め、独自のアレンジを加えるようになる。そのため中には恭也や美由希たちも知らない我流の技がいくつかある。パソコンなど電子機器にも強く、また始めてやることでも大概は人並み以上にこなしてしまう。悪く言えば器用貧乏。本人も剣以外の道を自分が歩くことなど考えてもいないので自分からあっけらかんと器用貧乏であるといってみたりもする。ただし歌うことだけはプロ並。また剣以外の最大の特技は『人に教える』こと。剣才もさることながらこの才能を見出されたために教育係として不破を習うことになったといっても過言ではないほど人に教えることに長けている。

 

『やあ、やっと思い出してくれたのか。2年間結構寂しい思いをしたよ、恭也、美由希ちゃん。』

 

『手加減はいらないよ。俺はこれでも不破のすべてを本当の意味で知っている唯一の人間だからね。』

 

 

 

ブリジット・クロウェル(Bridget Crowell)

 

一太郎がオーストラリア留学中に出会った少女。クロウェル・エレクトロニクスやクロウェル・レコードなどの電子機器関係の大企業、クロウェル・エンタープライズのオーナーの娘なのだが余り自覚なく出歩いたりしている天真爛漫な娘。

 

ヒストリー

クロウェル・エンタープライズの令嬢として何不自由なく幼少時代を過ごすが普通の女の子に憧れ、「一般社会で学生生活を送ることによって時代の声を取り入れる」という名目を作り上げて両親を説き伏せ、ミドルスクールから市内の有名な一般校であるドイツ系の学校に入学する。転校初日に迎えの車を追い返して町を散策しようとしたところを車に押し込まれそうになるが、たまたま近くのベンチで猫と遊んでいた一太郎が気付いて助け出す。その後恐怖で震える自分の手を引き、拙い英語で何事もなかったように猫と遊ぶ一太郎に自分の立場や襲われた理由などを話したがまったく態度の変わらない一太郎を気に入った彼女は同じ学校に一年前に転校してきた2年上の日本人であるということを調べ上げ(本人からは英語力の問題などで聞き出せなかった)、自分が英語を教え、一太郎に日本語を教えてもらうといってまとわりつくようになる。その後、きちんと名目を果たしつつもガート代わりだといって買い物に引っ張り出したり、本人に黙って両親に恋人として紹介したりしながらアプローチするもことごとく失敗する。しかし両親に一太郎を気に入ってもらうことには成功し、両親の協力の下『イチを婚約者に作戦』を発案。しかしミドルスクールを卒業した一太郎が日本に戻ってしまい作戦はご破算、涙ながらに見送ることになるが、最後の「いつでも日本に遊びにおいで」の言葉で本格的な日本語の勉強を始める。そして二年後...

 

性格

 

一口に天真爛漫。子供っぽく無邪気でいつも元気がとりえだと自分で豪語する女の子だが、基本的にはお嬢様だけあってマナーなどはきちんとしているし、周りへの気遣いも出来る。一太郎がからむと多少暴走気味にもなるが、それは恋する乙女として許容してほしい範囲だそうだ(本人談)。ころころと変わる表情がチャームポイントでそれゆえにうそをつくのが苦手。だまされるのは親くらいだと本人ですらみとめるほど顔に出てしまう。外国人らしくかなりおおっぴらな愛情表現をするが、それでも日本人に惚れたのだからと日本での許容範囲を勉強したらしい。人前でのキスなどの大胆な行動はしないなど、なんども復唱しながら2年間かけただけあって偶に日本人以上の奥ゆかしさを見せ周りを感心させるが、本人は逆に(恭也の周りの)日本人のおおっぴらさをみて面食らっているらしい。

 

特技

 

電子機器全般はクロウェルの娘らしくどれも人並み以上に扱える。また出会った日のことを反省して日本びいきの両親にやらされていた剣道にもまじめに取り組み始め、もともとかなりのセンスを持っていたのと一太郎が教えていた事もあって今ではオーストラリアの代表選手候補の一人である。またお嬢様らしくピアノやヴァイオリンなどもかなりの腕前。学校での一太郎とのクリスマスソング・コンサートはいまだに語り継がれているほどらしい。

 

『イチだぁ〜!イチ〜〜〜!!...うっ、うぇ〜ん、あいたかったよぉ〜〜。』

 

『ボクを外人の女の子だとおもってると目がイタイだヨ〜......アレ?なんか違うような気がするヨ?』

 

 

狼村圭

 

一太郎の義弟。本来ならば忍術道場を継ぐはずなのだが隠密行動に不向きな明るく騒がしく好戦的な性格のためにそれを自ら断念し、草間一刀流の門下生となる。入ってすぐの剣道大会から三年連続で県大会のベスト4まで食い込むなどその才能の片鱗をみせるも、急遽母親の希望で決まった留学で一太郎をまき沿いにしてオーストラリアへ。そして一太郎とともに帰国し海中に入学し、現在は風芽丘高校の一年A組、つまり美由希のクラスメート。草間一刀流道場にも復帰し、オーストラリアでの一太郎との鍛錬もあって全くブランクを感じさせずに現在では同年代で赤星と対等に渡り合える唯一の存在。一太郎の事は口には出さないが血の繋がりはないが尊敬でき、本音で話せる本当の兄であると思っている。ようするにブラコン。剣道部と野球部を掛け持っているくらい運動神経がいいのだが、勉強はとことん苦手。

 

『難しいことはわからねぇけどアニキは俺の兄貴だ。いまさら変えられねぇよ。』

 

『お前程度なら俺で十分なんだよ。アニキが手を出すまでもねぇ』

 

 

 

 

とりあえず微妙に出番がありそうな義弟、圭だけは細かい設定つけてみました。あとは狼村の両親とクロウェル家で両親、兄、姉、それに弟も出すかもしれません。

 

 

とらハ3キャラ基本設定

 

高町恭也

 

いわずと知れた主人公で小太刀二刀御神不破流の使い手。CSSの事件後、裏の世界に存在が知れ渡る。

今回その人格に関してモデルがいたことと、実は普通に憧れたことがあったことが判明。

かなりの男前にして最高級の朴念仁。

 

高町美由希

 

恭也の義妹にして弟子の御神正統の最後の使い手にして三つ編みメガネのドジッ娘。

寝癖頭ドジッ娘メガネの高校非常勤教師ほどではないにしろ、かなりのビブリオマニア。

その淡い恋心以外に恭也を兄とすんなり呼べないわけが今回発覚する。

 

高町なのは

 

高町家の末っ子。その愛らしい容姿にかくされた士郎譲りの融通の利かなさと正義感がきらりと光る小学生。高町家で唯一桃子の血を引く娘だけあってその泣き落としの威力は抜群。カッコいいお兄ちゃんが二人に増えたと喜んでいる。

 

高町桃子

 

高町家の母にして喫茶店「翠屋」の店長兼チーフパティシエ。晶やレンに対しても実の子供のように接する母性愛の塊のような女性。しかしその実態はかなり明るくノリの軽いおとぼけおねえさん。息子がもう一人増えたと勝手に喜び、ティオレさんにCSSの娘達の新しいお婿さん候補などといって写真を送ってしまうなど、楽しいこと優先なはっちゃけたひと。

 

フィアッセ・クリステラ

 

通称光の歌姫と呼ばれる世界的に有名な歌手にして翠屋のチーフウェイトレス。

恭也の幼馴染で昔結婚する約束をしているらしいのだが、それに関係なく恭也に振り向いてもらおうと頑張る。HGSの患者で背中に現れるのは黒い翼、ルシファー。しかし本人次第で色も白くなったりする、本当の意味でルシファーな翼。それに関しては本人ももう吹っ切れており、あとは恭也をものにして...などと意気込んでいる。

 

月村忍

 

夜の一族にして恭也の内縁の妻を自称するクラスメート。機械いじりが趣味にして特技でその技術は超一流。しかしたまに初歩的なミスを犯してしまい、そのせいで発明品が周りに被害を及ぼす傍迷惑なマッドサイエンティスト。理系は得意で文系は苦手ととてもわかりやすい性格をしている。親友から恋人の座をねらう。

 

神咲那美

 

明るくほんわかした感じの破滅的ドジッ娘巫女さん。久遠の事件の際多少の剣の扱いは覚えたものの、

基本的な運動音痴さはあいかわらずでほぼ日課であるかのように何もないところで転ぶ。

膝を壊したときの恭也とであっておりその頃からの淡い恋心を今でも抱き続ける。美由希とは親友にして恋のライバル。

 

城島晶

 

ご近所さんで恭也たちの幼馴染、というか半ば居候。一人称の俺とボーイッシュな外見から男の子によく間違われる。明心館空手の使い手で腕もかなりのものだが、周りのあまりの非常識さに自分はまだまだだと思い込む頑張り屋。料理が得意で和食を主にそのほかもほとんどなんでも出来る、高町家料理長その1。

 

鳳蓮飛

 

通称レン。中国人の父親と日本人の母親を持つ関西弁中華少女。中国拳法の使い手で実力はかなりのもの。晶とはいつもどつきあいを繰り広げるが、その柔軟でとらえどころのない動きで大体いつも勝利を収める。心臓病患者だったが晶の説得で手術に踏み切り無事完治。高町家での居候生活に舞い戻る。

 

ノエル・綺堂・エーアリヒカイト

 

忍の家のメイドさん。正体は夜の一族につたわる自動人形。忍の従姉のさくらが見つけ、忍が修理した。

戦闘能力のかなりのもので恭也がまともに打ち合える数少ない相手の一人。

自分がメイドであることに誇りを持ち、メイドとしての仕事をしているときはどこであろうとメイド服。それ以外では絶対に着替えている。感情が出てきだしてからは恭也のことが少し気になっているようだ。

 

ティオレ・クリステラ

 

フィアッセの母親にして世紀の歌姫と呼ばれた歌手。海鳴でのコンサートを最後に引退し、CSSの校長に専念する。しかし実務はもっぱら副校長のイリアに任せてしまい、本人はいたずらとスクールの娘たちのお婿さん候補を探すことに精を出す。桃子から送られてきた写真を見て即本人を確認するために日本にくることを計画する困った人。

 

赤星勇吾

 

恭也の親友にして県内トップの剣道家。非常識な周りの中での数少ない一般人。

草間一刀流の使い手でもあり、恭也にも偶に勝負を挑んだりしているがいまだ一本もとれずにいる。

長身で男前、人の良いところをみつけ、おもったことを口にしてしまう性格からかなりもてる。

弟弟子の圭には掛け持ちをやめていずれは剣道部の主将にとおもっている。

 

藤代亜子(かってに名前付けました)

 

恭也、勇吾、忍とクラスの仲良し四人組を形成する女子剣道部主将にして勇吾とならぶ常識人。

しかしことあるごとに忍と二人で恭也と勇吾をからかって遊ぶいたずら好き。

男女カップル漫才にも気軽にのってくれる一太郎の登場を実はかなり喜んでいたりする。

 

 

 

その他とらハ3に関わったキャラをメインに(美沙斗や弓華、CSSメンバーなど)耕介などさざなみの住人たちとその関係者をメインにまわしていきたく思っています。オリキャラが忍術関係者でもあることからいずみや御剣一家あたりにも出番があるかもしれません。

 

 

その他の基本設定

 

恭也が高校三年の夏辺り、オールエンド設定です。つまり月村邸での事件、久遠の事件、レンの手術、CSS事件などすべて恭也一人で解決済み。多少いじりますがそんな感じです。

多少つじつまの合わないところなどもあるかもしれませんがご容赦ください。

 

−オリキャラ周辺設定

・一太郎はこれまでの2年間恭也のクラスメートとして学園に通っています。

・開始当初まで、恭也は士郎の死後の余裕のなさから一太郎の事を思い出せていません。

士郎は美由希をよく一太郎のところに預けて恭也と仕事に出ていました。

ので当然美由希も一太郎と面識がありますが、同じ理由で忘れています。

美沙斗は一太郎の存在は知っていましたが、「龍」への復習でそれどころではなく、忘れています。

ティオレとフィアッセは一太郎とブリジット両方とオーストラリアで一度会っていますので、面識ありです。

 

 

 








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