はじめに、このSSは完璧ご都合ENDで通ってますwリリカル終わってOVA直前って感じでお願いしますw
後オリキャラやらオリジナル設定が出てきますwそういうのが嫌いな人は見ないで下さいw
そういうのは平気!!なんだって来いやごるぁ〜!!な人はスクロールしてくださいw
後、方言やら何やらがおかしい時がありますが笑顔でスルーしてやってくださいw




絶えぬ血〜御神の章〜

第八話 翠屋












まだ真夜中、家に入ると住民の寝息が聞こえる。
「…ふぅ。」
縁側に座り込んだ女、ざからは溜め息を着いた。蒼夏は自分が取ってあるホテルに戻ると言い残し、去って行った。
ふと、ざからが気配を感じ、そちらに顔を向けると…其処には恭也が湯のみを2つを持って立っていた。
「どうかしたのか?恭也。」
ざからが呟くと、恭也は少し殺気を少し孕んだ目でざからを見る。
「ざから…。」
恭也が呟く、しかしざからは答えず、ただ夜空を見上げていた。
「…お前は俺の家族を殺すつもりか?」
恭也の質問にざからは…
「そんなつもりは無い…しかし其の方が牙を剥いた時には…致し方あるまい?」
「……。」
沈黙が降りる。恭也とざからはじっと見詰め合い…お互いに微笑する。
「…そうか。」
恭也はそう呟くと、湯のみを差し出した。
「…これは?」
ざからが問うと、恭也は湯のみを口に当て、
「茶だ。遠慮せずに飲め。」
それだけ言うとズズズと茶をすする。
「…では戴くとしよう。」
ざからもズズズと恭也に習うように茶を啜る。
その場にはさっきのような雰囲気は無かった。
「明日は休みだからな、ゆっくりとするといい。」
恭也がそう言うと、ざからは
「なら何処かに連れて行ってもらえぬか?何しろ宿主は思った以上の方向音痴でな…。」
ざからが笑いながら話すと、恭也はむぅ…と顎に手を当てた。
「…すまないが明日は母の店を手伝わねばならんのだ。」
そう恭也が言うと、ざからは顔を輝かせ…
「それならば我も手伝おう。」
そんな事をのたまった。
「いや、しかし直純はいいのか?」
恭也はざからに聞くざからはにやりと笑うと…。
「まあ1日ぐらいは構わんと申しておるからな…別によかろう。」
絶対思ってないだろう。というツッコミが頭に浮かんだが後が怖いのでやめておいた恭也だった…。












翌日
晴れ渡った青い空…光を浴びて暑い1日が始まった。
「いらっしゃいませ〜。」
カランカラン〜♪
と小気味のいい音を立て、ドアが開く。
「何名様でしょうか?」
ウェイトレスとウェイターが動き回る店内、それはいた。
「い…いらっしゃい…ませ…。」
ガチガチに固まったざからだ…。
「おい、ざから…無理はするな。」
恭也がそう言うも、ざからはわ、わかっておる!と言うとトレイをもって先程入ってきたお客の注文を聞いていた。

開店前…
「え?バイト?」
桃子が恭也に問う、恭也は頷くとざからを紹介する。
「は…初めまして…ざからともうす…じゃなくていいます…。」
桃子はざからを見ると…いきなりざからの両手を掴むと…
「ああ、恭也が女の子を紹介するなんて…」
涙をはらはらと流しながら桃子はいそいそと店内の奥に引き下がる。暫くすると…
「これ、今度の期間限定ウェイトレス服なんだけど…」
ずいずいと衣服を押しつけてくる桃子にざからが困惑していると…。
「…う〜ん…ざからちゃんはこっちの和服っぽい方がいいかなぁ〜?」
といいながらざからの腕を取ると、桃子は奥に引っ込んでいった。
「あ〜…迷っちゃうわ〜…。」
「ちょっ…まっ…恭也…たすけっ!!」
「う〜ん…これだと少し違和感があるわね〜…。」
「ど…何処を触って…!!」
残された恭也は呆然と立ち尽くし…。
「…頑張ってくれ。」
そう呟き自分のエプロンを取り出すとそのまま厨房に入った。
暫くして開放さえれたざからの顔は疲れ切っていた…。

閉店間際。
「もう上がって良いわよ〜。」
桃子の声で恭也とざからは上がる。
「「おつかれさまでした。」」
そう言い残し、2人は家路に着いた。
「ざから、大丈夫か?」
そう問うた恭也を見ながらざからは満足そうに顔を綻ばせ、
「ああ、またと無い経験をさせてもらった。」
そう言った。恭也は薄く微笑むと、
「そうか。それは何よりだ…。」
ざからは恭也を見ながら頬を染めると、そのまま俯いてしまった。
「…ざから?」
恭也が心配そうにざからを見る。ざからはなんでも無い!!と声を上げるとそのまま早足で家に向かった。
「…どうしたんだ?」
ざからが赤くなった理由がまったくと言って良いほど分かって居ない朴念仁・恭也はざからの後を追いかける。
「…む?」
早足から疾走に変わり暫く夜の街を駆けざからが立ち止まった。そして神社へと続く階段に一瞥を送る。
「…この気配…。」
ざからは呟くとそのまま神社へと向かって行った。








「あら、どうかされたのですか?」
のほほんとした表情で一人の女性がざからに振り返る。ざからは別に…と答えるとその場を去ろうと踵を返す。
「…ざから。」
女性に名前を呼ばれ、ざからは立ち止まる。
「…なんじゃ。」
ざからの問いに女性は何も答えず、ただざからを見る。
「…わかっておる。今の我はそのように相手を殺す術を持たぬ…。」
女性はざからの答えに満足したのかクスクスと笑うと空を見上げる。
「…もうそろそろ恭也様も追い付くでしょう?」
女性の問いにざからはああ。と答えると女性は歩き出す。
「…では、私はそろそろ薫の元に戻ります。…近々貴女の力を欲する者が現れるでしょう…お気をつけて…。」
「ああ、主も気をつけてな…十六夜よ…。」
女性・十六夜はざからに振り返ると微笑を浮かべる。
「…恭也様に宜しく伝えてくださいね。」
「…覚えておったらな。」
ざからの答えに十六夜は苦笑を漏らすとその場を去った。
数分後、階段を駆け登ってきた恭也。ざからは恭也を見るとなにをしておるんじゃ?と問う。
「…いきなり駆け出すな…心配するだろう。」
照れ臭いのか恭也はそっぽを向きながら言う。ざからは微笑を浮かべると
「…心配かけたな…。」
恭也は別にいい…。と答えるとさっさと前を歩き出した。
「恭也。」
ざからに呼ばれ、恭也は振り返る。
「…すこし打ち合わんか?」
恭也は目を見開くが、ふと何時もの苦笑のような微笑を浮かべると頷いた。








あとがき

か、完成…orz
エリカ「お疲れ様。」
浩さん、申し訳無い。設定書こうにも書けませんでした。orz
エリカ「本当に申し訳ありません。こいつは後でキッチリと御仕置きしておきますので!!」
…次回はバトル物になりそうですね。
エリカ「…ふむふむ。セリカ〜こっちおいで〜♪」
セリカ「うん!」
…ところでエリカ君?
エリカ「ん?」
…その手に持っている物は…何かな?(滝汗
エリカ「やだぁ…こんなのも分からないのかしら?」
セリカ「…これは…」
…僕の見間違いじゃ無いと…明らかにニホントウですよね?
エリカ「あら、分かてってるじゃない。」
セリカ「…覚悟〜♪」
ちょっ…まっ…!!
エリカ「ふ…待ってといわれて…。」
セリカ「…待つわけないよ…♪」
ひぃっ!誰かたす…(ザシュ
エリカ「最近再生早いからもういっちょ♪」
…これ…い…じょ…死ぬ…。(ガクガク
エリカ「それじゃあ今日はこの辺でw」
セリカ「では、また次回まで…w」
エリセリ「ごきげんよう。」
…浩さ…気を…付け…て…また…じか…い…(ガクリ
エリカ「そろそろまた美姫お義姉様の所へ行こうかしら?」



……く、来るのか、エ、エリカちゃんがまた。
美姫 「そうね〜、次回辺りに来るんじゃないかしら」
じ、次回か、驚かせやがって。
ふぅ〜。さて、今回はざからと恭也の日常のひとコマって所かな。
美姫 「そうね。ほのぼのとした感じで良いわよね」
何より、照れるざからというのが良いな。
美姫 「うんうん♪ 次回はバトルらしいけれど、どんなお話になるのかしらね」
次回も楽しみだ〜。
美姫 「次回も待ってますね〜」



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