はじめに、このSSは完璧ご都合ENDで通ってますwリリカル終わってOVA直前って感じでお願いしますw
後オリキャラやらオリジナル設定が出てきますwそういうのが嫌いな人は見ないで下さいw
そういうのは平気!!なんだって来いやごるぁ〜!!な人はスクロールしてくださいw
後、方言やら何やらがおかしい時がありますが笑顔でスルーしてやってくださいw







絶えぬ血〜御神の章〜

第九話 学校












2人が帰宅すると時間は既に明け方だった。直純と恭也は学校へ行く準備をするために各々の部屋に入った。

「おはよう。」
学校に着くと赤星が挨拶をする。直純と恭也はほぼ同時に挨拶を返すと席に座り、2人共夢の世界へと旅立った。
「いきなりかよ…。」
赤星が苦笑しながら席に戻ると担任が教室に入ってきて、HRが始まった。










「ぐあああっ!!」
一人の女が刀を振るう。その度に悲鳴が上がる。
「せぇっ!!」
一人の剣士が果敢にも女に挑みかかる。
「…遅いわっ!!」
左肩から右腿に掛けての袈裟切り。剣士が倒れ、その後ろにさらに複数の二刀使いが現れる。
「ええぃ…なぜ我の邪魔をする!!」
女は自らの身長を超える刀を振るい、一人、また一人と切り捨てていく。
「くっ…―――…なぜ我を捨てて…!!」
女が男の名を叫んだ。呼ばれた男は二刀を構え…駆ける。
トスッ―――。
女を突いた男の表情は哀しみに染まり…突いた刀を抜く。
「が…ふ…。」
女は膝を着き、男を見上げる。男は無表情な顔を貼りつけ…刀を振り上げた。
「…それが…主の選んだ道…か…。」
女は涙の溜まった目を閉じた。










スパァンッ!!
気持ちの良い音と共に頭に衝撃を覚え、直純は目を覚ます。
「…痛い。」
顔を上げると何処からか取り出したハリセンを持った恭也が直純を見下ろしていた。
「起きろ、直純…全校集会があるらしい。」
恭也がそう言うとさっさと出て行ってしまった。
「全校集会…?」
頭を押さえながら黒板を見る。
『今日のLHRは全校集会。速やかに体育館へと移動せよ。』
時間を見る。9:02
「…1時間目が8:50からだから…。」
既に十分の遅刻、恭也もさっき起きたのだろう。だから慌てて出て行った…と…。
「…行くか。」
はぁ、と溜め息を着きながら体育館へと移動する。













体育館に着くと…
「……。」
覆面を被り、銃を持った複数の右手の甲に刺青を着けた男達がいた。
気配を殺し、ぱっと中を覗き見ると銃を持った男達が体育館にいる生徒を催眠ガスか何かで眠らせ、辺りをうろうろしていた。
「…何かの遊びか?」
そう思ったが向かいを見ると恭也が俺を手招きしていた。
「直純、これはどう思う?」
恭也に近付くと判断に困った恭也が聞いてきた。
「…まあ単なる遊びに見えなくもないが…あの銃、本物だぞ…。」
俺がそう告げると恭也はしかめっ面をし、何かを呟く。
「ったく…美由希は何をしていたんだ?」
…聞かなかった事にしよう。
「取り敢えずどうするかだが…。」
下手に警察に連絡して騒ぎを大きくするのも得策じゃ無い。そう考えていると恭也が携帯を手に誰かと話していた。
「美沙斗さん?どうかしたんですか?そんなに慌てて…。」
『ああ、恭也か?実は日本の学校を『龍』の戦闘員が占拠しているらしいんだが…もしかして…と思ってね…。』
「…美沙斗さん、恐らく今俺達の学校の体育館に居る連中がそうですよ…。」
『本当かい!?』
「ええ、しかしなぜ学校を?」
『…恐らく実験体を手に入れるためだと思うんだが…。』
「実験体?」
『ああ、昔『龍』が実験していたものがその学校に居るという情報がウチに入ってきたんだ…多分『龍』も同じ情報を手に入れていて実験体を捕獲しようとしているんじゃないかと私は思うよ…。』
「まあ詳しい事は後で聞きます。俺達はこれから奴等を捕らえますので後はお願いします。」
『…ああ、わかった。取り敢えずリスティさんに連絡しておいてくれ、あまり言いたくないが…彼女の力を使わないと聞きたいことも聞けないからね…。私も直ぐにそっちに向かう。』
「分かりました。それでは。」
電話を切ると恭也はダイヤルを押す。
『Hi、どうしたんだい?恭也。デートの誘いなら今から3時間後ぐらいに連絡してくれるとありがたいね。』
「リスティさん、単刀直入に言います。今すぐ学校に来て下さい。」
『…わかった恭也がそう言うなら今すぐ行こう。しかし他の者は出払っている。ボクだけになるがそれでもいいのか?』
「ええ、リスティさんだけで十分です。」
『了解、それじゃあ十分後にそっちに着いてると思うから。』
電話を切り、恭也は俺のほうに向き直る。
「…さて、じゃあ行動を開始するか…。」
俺がそう言うと恭也は…
「ああ。」
何時の間にか小太刀を一刀構え、立っていた。
「んじゃ、俺は下の周りを一周して入口を見つける、恭也は上の方を頼む。」
「了解。」
簡単な打ち合わせの後、俺達は行動に出た。
「…所でその小太刀はどうした?」
俺の疑問に恭也は…
「ん?ああ…今日『井関』に砥ぎに行こうかと思って持って来ていたんだ…。」
何故常備しているという突っ込みは無しか?












「ったく、あの研究者は何を考えているのか…。」
広東語で話を交わす銃を持った男達の気配を読み、美由希は隙を探る。
「(…恭ちゃんと直純さんがまだ来てない…多分異変に気付いて行動してるはずだけど…。)」
うろついていた男達が目の前を移動してきたので、美由希は目を閉じ、意識を集中させる。
「(恭ちゃん達が行動してから私の出番か…。)」
美由希は思案する。まわりでは皆眠ってしまっている。既に目の前では那美がすやすやと寝息を立てているのが聞こえる…理由はさっき投げ込まれた催眠ガスのせいだ。
「(…小太刀が無いのは正直きついけど…ね…。)」
心の中で溜め息を着きながら美由希は息を殺したまま寝たふりをする。手首に仕込んでいた小刀を静かに抜き、隠し持ちながら隙を窺う。











「(外の見張りが3人か…。)」
直純は体育館の柱に隠れながら気配を読む。
「…固まって行動しているからな…結構厳しいか…。」
小声でそう呟くと、身体の中からふつふつと怒りが湧き起こる。
「(おのれ『龍』め…よくも我を…!!)」
直純の髪が銀に変わると直純の意識が沈み、ざからの意識が浮上する。
「(今回は我に身体を預けぬか、宿り主よ…あれらは我の獲物…。)」
まだ抵抗する直純を心の中で一喝すると、ざからの身体が女性のそれとなり、右手に雷で作り出された身の丈ほどの長刀が出現する。
「さて、これで邪魔者は居なくなった…。」
邪悪な笑みを浮かべながら3人が固まっている場所へと飛び出していくざから。それはさながら銀狼の如く。











「直純の気配が消えたか…。」
屋根に登り、恭也は気配を探る。直純の気配が消え、直純が居た場所には恐ろしいほどの威圧感を含んだ気配が生み出される。恭也はざからか…。と呟くと屋上の天窓を覗き込む。
「…中は6人か…。」
そう呟くと鋼糸を使い、二階の窓まで移動する。
「ざからが上手い具合に敵を誘ってくれると有難いんだが…。」
すると中から…
「外にまだ学生が居るとの事だ!!今すぐ捕まえに行け!!」
リーダー格らしい男が仲間の3人に命じるとその3人はそのまま外に飛び出して行った。
「…案外うまく行くもんだな…。」
そう呟くとたっぷり一分待ち、二階の窓を蹴破り、中に突入する。
「なっ!!」
男の一人が恭也に気付くと恭也は男の懐に踏み込み、
「ふっ!!」
掌底を叩き込む。
「がっ…!!」
男が崩れ落ちると、他の2人が恭也に銃口を向ける。
「このガキッ!!」
トリガーを弾く瞬間、男は突然の激痛を右手に覚え、銃を取り落とす。手には小刀が突き刺さっていた。
「がぁぁぁっ!?」
男が横を向くと、起き上がった美由希が男の間合いに入り膝で股間を蹴り上げ、そして左の裏拳で男のこめかみを打ち、更に右手で腕を掴み地面に投げ飛ばし、小刀の柄で意識を刈り取る。
残されたリーダー格の男が両手の銃を2人に向ける。
「くっ、貴様ら…一体なにも…」
最後まで台詞を言う前に乱暴に体育館のドアが開いた。
「…ふぅ。」
体育館に入ってきたざからは引き摺っていた男を地面に放り投げると、長刀をリーダー格の男に突き付ける。
「…王手、じゃな…。」
リーダー格の男がざからに気を逸らして居る時に、恭也は銃を小太刀で叩き落し、鋼糸で男を縛り上げていた。
「さて、お前に聞きたいことが山程有る…。」
縛り上げた男に恭也がそう呟くと、体育館の扉が開いた。










あとがき

完成〜w
エリカ「おめでと〜w」
今日は結構スイスイ書けたね〜w
エリカ「制作時間2時間w」
つか美由希結構エグイな…。
エリカ「何処が?」
…男の股間を膝で蹴り上げるとか…((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル
エリカ「ふ〜ん…あれって結構痛いの?」
…痛いなんてモノじゃ無いよ…((((;゚Д゚)))ガクガクガクブルブルブル
エリカ「…ふっ!(つま先で股間を蹴り上げる」
ごぁっ!!
エリカ「どう?どう?」
…(ピクピク
エリカ「ふむふむ、こういう反応を示す…と…。まぁ、いいわ、次回はどうなるの?」
…こ、れ…(ピクピク
エリカ「ふ〜ん…蒼夏の正体が分かるんだ…。」
そ、そう…(プルプル
エリカ「じゃあ、私はそろそろ行って来るわね。」
…何処…に…?(プルプル
エリカ「……勿論美姫お義姉様の所にw」
待て!行くな!!流石にそれは!!浩さんに迷惑が…!!
エリカ「…何か文句でもあるかしら?」
…ありすぎるにきまっ…(ドグシュァッ!!(釘バットで撲殺
エリカ「…それじゃあ行って来るわねぇ〜w(ショッキングピンク色の謎ジャムを持参して」
あ…あのジャムは…美由希の…作った…ジャ…(パタ
エリカ「でわwまた次回に〜w」
…で…わ…(ズルズルと肉片が元の形を象って行く。



エリカ 「お邪魔しま〜す」
邪魔するんやったら、帰ってや〜。
美姫 「いや、そんなお約束はいらないって」
エリカ 「とりあえず、これ、お土産です!」
おおー、ありがとう。
って、ジャム? しかも、ピンク。
エリカ 「手作りジャムでーす」
手作り? うーん、ピーチジャム?
まあ、美味しそうだから、ありがたく頂こ〜う♪
美姫 「次回に蒼夏の正体が分かるのね」
エリカ 「ええ、そうみたいですよ、美姫お姉様」
いっただきま〜〜す。
…………。
美姫・エリカ 「じ〜」
んぐっ!? ぐぐっ!
美姫 「あ、やっぱり、謎ジャムは食べれても、美由希ちゃん作になると駄目か」
エリカ 「浩さん、あなたには失望しました」
美姫 「まあ、初めから期待もしてなかったから、失望とは違うかもね」
エリカ 「あ、それもそうですね。あははは」
ンガクック。……プハァ〜、し、死ぬかと思った。
ったく、お前らも薄情だな。人が喉を詰まらせているというのに……。
美姫 「え、えっと、喉を詰まらせたって…それ以外は?」
それ以外?
エリカ 「えっと、あ、味と言いますか、それを食べた事自体と言うべきか」
ん? これか? ちょっと可笑しな味だが、中々奇抜なジャムで良いんじゃないか。
甘く辛く酸っぱく。それでいて、一部は口に入れた瞬間に溶けるのに、一部はグニョグニョしてて…。
まあ、できれば、もう少し辛さを押さえてくれると嬉しいかな。
甘さや酸っぱさを増やす感じで。
エリカ 「えっと……、どうしましょうか?(汗)」
美姫 「ま、まあ、良いんじゃない。本人が喜んでるんだし」
エリカ 「で、ですよね。うん、そうしましょう」
と、今回捕まった敵の口から、どんな事が語られるのか。
美姫 「次回も気になるわね」
エリカ 「次回も楽しみにしてて下さいね、美姫お姉様」
美姫 「ええ、楽しみに待ってるわ」
それじゃあ、また次回を待ってます。
美姫 「まったね〜♪」



エリカ「さーて、それじゃあ、そろそろ遊びましょう」
美姫 「そうね、何して遊ぼうかしら」
エリカ 「やっぱり、浩さんで…」
…おい、ちょっと待て! そこは、浩さんと、じゃないのか!?
エリカ 「ううん、浩さんで」
あ、あはははは〜。
美姫 「それじゃあ、遊びましょうか〜」
い、いやぁぁぁぁ〜。



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